気に入った物件が見つかったら、大家さんとのインタビューにのぞみます。この際に上記の書類が全て揃っていると話がスムースに進みます。大家さんによってここからのプロセスはまちまちですが、テナント希望者にAPPLICATION TO RENT(契約申込書)(サンプル用意してあります。)の提出を要求する大家さんもいますので、これを作成し上記の書類を添えて提出します。インタビューでは詳細を話し合い、RESIDENTIAL
LEASE(賃貸契約書)を交わします。こちらで用意した賃貸契約書のページには各項目の詳しい説明と注意点が書いてありますので、参照してください。
賃貸契約書に署名をする前に必ずエージェントに相談するか、エージェントを通さない場合は弁護士に相談するのをお薦めします。
●家賃の交渉について:
市場価格についてはエージェントが詳しいので、相談してみましょう。市場の状態と時期によって多少の交渉は可能です。しかし、複数の契約希望者がいる場合、オークションさながら、最初の提示額よりも高額になる事もあります。
●修繕について:
大家さんと交渉しなくてはいけない事の一つに入居前の修繕があります。カーペットのクリーニングや、ヒドい場合には壁の塗り替えなどを要求し、契約書に書きこみます。この他にも電化製品などについても修理が必要なのであれば、入居前に修理をしてもらえるように確認し、これも契約書に記入します。また、実際に住みはじめてみると、表面上では分からなかった問題点が出てくる事があります。シャワーや、トイレなどの水廻りの不備や、ガスがつかない、といった問題点が入居してから1〜2週間以内に発覚した場合には大家さんの責任ですので、修理を手配してもらいましょう。法的には入居してから3日間という事になっていますが、3日間では分からない事も多いですから、口頭でも大家さんと確認しておきましょう。
▼保証金(Security
Deposit)について:
大家さんによって家賃の1ヶ月〜2ヶ月分を保証金として請求されます。これは退去時に発覚したダメージの修繕や、掃除代金を差し引いたあと、テナントに返却されます。原則的にその間の利子はつきません。
▼契約申込費(Lease
Application Fee)について:
オーナーによっては15ドルから50ドル程度の契約申込費を請求してくる場合があります。この中には信用実績(Credit
History)の取り寄せが含まれています。アメリカに来たばかりで信用実績(Credit History)のまだ確立されていない人はその事を相手に説明して、自分で必要書類を準備する事で、免除、もしくはディスカウントしてもらいましょう。(受け付けてくれない場合もあります。)