帰国に際しても、日本を出るときと同じくらいの準備期間が必要です。
帰国日が決まっていたら、まずはそこから逆算して引越しの日取りをきめましょう。
通常海外へ引越しする場合、帰国後すぐに必要なものは10日前後で届く航空便で、それ以外は1-2ヶ月かかる船便の2便にわけて送ります。収納スペースが日本より比較的広いアメリカにいると意外に荷物が増えていて、分別・処分に時間がとられることもあります。帰国後の生活をスムーズにさせるためにも最低2ヶ月以上は余裕をもって準備にとりかかることをお勧めします。
引越し予定日がたったら、引越し業者に電話をして見積もりをしてもらい予約をいれます。
シカゴの日系引越し&運送業者
<Sumutokoアドバイス>
帰国日までのスケジュールをリストにして書き出しておくと、分かりやすく必要な予定を効率よく組めるでしょう。
<荷造り>
まずは日本に持っていくもの、いかないものを区別します。せっかくアメリカで買ったものだから全部持っていきたい気持になりますが、キングザイスのベッドや大型ソファーなどは日本の家には大きすぎたり、電圧が違う電化製品などは使えなかったりするので、要注意です。帰国後の入居先が決まっている場合は、部屋数や敷地面積などをきちんと把握して、送る荷物の量を考慮しましょう。
日本にもって行かないものは状態によりますが、ガレージセール(ムービングセール)で売る事もできますし、インターネット、新聞やスーパーの掲示板などを通して売ることもできます。
もちろんSumutoko,comのシカゴのフリーマーケットも活用してくださいね。
ガレージセールについては、こちらで詳しく説明がありますので、参考にしてみてください。
またThe Salvation Armyなどの慈善団体に寄付することもできますが、大型家具やテレビなどは回収・受付してくれないところもありますので、前もって確認してください。→シカゴで買い物:中古品販売ストア
<Sumutoko耳寄り情報>
不要な家具は、大きく見えるように“Free”などと書いた紙をつけて放置しておくと意外にもってかえる方もいると聞きました。これも立派なリサイクルです。お天気の日にやってみるのもよいかもしれませんね。
粗大ゴミを捨てる場合は、特別に取りにきてもらう必要があるので、住んでいる街・市が指定しているゴミ回収業者に電話をしてとりにきてもらいましょう。業者によって回収は有料です。
さて、不要なものを別にしたら、帰国後に必要なものをまとめます。帰国後すぐに必要なものは航空便用に、それ意外のものは船便用にそれぞれわかりやすく分けておき、引越し業者が来るまでに梱包を済ませます。
<車の処分>
掲示板やインターネット、中古ディーラーなどに依頼して買い手を捜します。中古ディーラーなどにいって自分の車がどれくらいの値段で売れるのが見積もってもらうか、同じ車種、年式の車を参考にして値段をつけます。売却後はナンバープレートをはずし、登録証と共にDMV(イリノイ)陸運局にもっていき登録を取り消します。車両保険会社への契約解除の連絡も早めにしておきましょう。→クルマ関係ディレクトリー
<家賃>
まず賃貸の場合、退去するときの期日を契約書で確認し、早めに家主さんに連絡しましょう。あとあとのトラブルを防ぐためにも退去通知(Cancellation
Letter)にてきちんと提出しましょう。セキュリティーデポジットは入居者が出た後に修理の必要がないか、クリーニングがいるかなどのチェックをした後、必要な費用を差し引いて返金されるので、3週間前後かかるようですが、日本への帰国が迫っている場合は家主に計算してもらうか日本の銀行口座に振り込んでもらうように交渉しておきましょう。
<役所関係の届出>
日本大使館・領事館に「在留届」の変更をし、帰国の通知をします。
SSNを持っている人もSSオフィスで帰国にともなる住所変更をします。
アメリカで仕事を持っていて税金を天引きされている人は、年の途中で帰国すると確定申告すると収めすぎた税金が還付されます。IRSか会計士に問い合わせてください。→会計関連ディレクトリー
<公共料金>
電話、電気、ケーブルテレビ、インターネットプロバイダー、水道、ゴミ収拾業者、新聞の解約、郵便局への住所変更届けは早めにしておきましょう。
ただし帰国前に公共料金や家賃などの支払いがぎりぎりまでかかることがあるので、銀行口座の解約は最後にするか、そのまま継続しておき日本に帰国してから解約することも可能です。ただし銀行によっては最低預金額に達していなければ手数料をとるところもあるのできちんと条件を確かめておきましょう。
※帰国時に支払いをうっかり忘れてしまっても、そのままにしてしまうのはやめましょう。クレジットヒストリーは、その方が帰られた後もずっと残っています。学生さんが駐在員として戻ってきた時に、悪いクレジットが理由で直ぐに家が借りれなかったり、車を購入できないという事も耳にします。それに、やはり最低のマナーは守って帰国したいですね。
<学校の転出届>
学校に通っているお子さんがいる方は、必ず現地の学校にて手続きを行ってください。