1996年にWheelingでオープンした『Gators Wing Shack』 は、毎年シカゴで行われるWing Fest で7年連続入賞という輝かしい経歴をもつバッファロー・ウイングの専門店です。現在はPalatineに店舗を移して、2006年にはWaukeganに第2号店を構えました。

ご存知かもしれませんが、バッファロー・ウィングというのは、1964年に、アメリカ東部のニューヨーク州バッファロー地方の、あるレストランバーで偶然生まれたと語り継がれているチキン・ウィング（手羽先揚）のことです。タバスコなどの「辛さ」を基本としたスパイスとバター・ソースで絡めてあり、鼻にツーンと抜ける酸味と辛味は独特です。ビールやお酒に良く合い、アメリカでは知らない人はいないほど親しまれている一品です。

今回取材班は、まずアペタイザーとして、店員さんオススメのBroccoli, Bacon & Cheddar Cheese Poppersと、Smoked Turkey Breast Saladをオーダーしました。ポッパーは、チェダーチーズをからめたブロッコリーとベーコンに軽く小麦粉をつけて揚げたもので、外側がカリッと揚がったポッパーからは、チェダーチーズがトロ〜リ流れ、子供でも楽しめるアペタイザーです。スモークされたターキーハムがふんだんに入っているサラダはごくごく普通で特筆するほどのことはありませんが、スパイシーなウイングの合間に食べるにはサッパリしていて良かったです。

さて気になるウイングですが、全部で7種類のフレーバーがあり10ピースか20ピースを選ぶことができます。今回は店員さんが教えてくれた一番人気のGarlic Buffalo Wingsと、Jalapeno Buffalo Wings、そしてBBQ Wingsの3種類をトライしてみました。運ばれてきてまず最初に、ひとつひとつのウイングが大きいのに一同大感激！さらに、カリっと揚がったウイングは中がとってもジューシーで柔らかく、ソースの量はたっぷりでからまり具合も抜群です。ガーリッキーな中にもツーンと鼻に抜ける辛味と酸味をしっかりと感じますが、バターがたっぷり入っているようでとてもコクのあるソースです。ガーリック・バッファロー・ウィングを食べた人は、普通のバッファロー・ウイングには戻れないというのが分かるくらい、ガーリックの風味が美味しさを倍増しています。ハラペーニョ・バッファロー・ウイングは、ハラペーニョのみじん切りが加えられているので激辛だろうなと想像していましたが、思っていたよりは辛くなく、ガーリックと大して変わりません。ハラペーニョの香りがアクセントとなっていて、ジューシーなウイングはビールのおつまみに最適です。バーベキュー・ウイングは、これまたバーベキュー・ソースが何とも言えない味わいを出していて、フルーティーな甘さと酸味、そしてほのかな辛味が上手く融合されていて、まさしく絶品！この記事を書いている間にも、また食べたくなってきちゃいました。。。

ウイングの他にも、チキン・テンダーという骨なしのフライド・チキンと、賞を取ったバッファロー・ウイングのソースを使っているというピザもオーダーしてみました。テンダーも種類が7種類。子供向けにオーダーをしたので、今回はシンプルな塩＆コショウのみにしてみましたが、鶏肉が柔らかくて美味しかったです。バッファロー・ウイングのソースを使っているピザは、薄めのピザ生地の食感がチューイーで◎　ソースは塩味が強めで、さらにチーズがその塩味を強調してしまうので全体的に味が濃いような気がしますが、ビールのおつまみにはいけるでしょう。今回取材班が試してみたもの以外にも、ハンバーガーやサンドイッチ、トルティーヤで包んだラップ・サンドイッチ、そしてタコスなどがありメニューの種類が豊富です。

店内は、スポーツ・バーのセクションになっている部分とダイニングルームに分かれていて、パラタイン店ではライブ・エンターテイメントをすることもあります。日替わりドリンクやケータリング情報、クーポンの入手などはウエブサイトをご覧下さい。

(06/01/09)

チェダーチーズがトロ〜リ流れ出てくるポッパー	ごくごく普通ですが、サッパリしているターキーハムのサラダ	ガーリックの風味が美味しさを倍増しているGarlic Buffalo Wings
ビールのおつまみに最適なJalapeno Buffalo Wings	フルーティーな甘さと酸味、そしてほのかな辛味が上手く融合されているBBQ Wings	お肉がとっても柔らかい、チキン・テンダー
賞を取ったバッファロー・ウイングのソースを使っているピザ	アメリカンな雰囲気の店内