本来は運転免許証の申請には、ソーシャル・セキュリティー・ナンバー(以下SSN)が必要だったので、SSNを持てない特定の非移民ビサ保持者や、非移民ビザ保持者の配偶者や子は、身分証明証としての効力をもたない一時的訪問者運転免許証(Tenporary
Visitor's Dliver License;以下 TVDL)しか取得できませんでしたが、イリノイ州法の改定により、2024年7月以降はSSNのない非移民ビザ保持者も、SSNなしでイリノイ州の普通運転免許証(4年間有効)を取得できるようになりました。
これにより、身分証明証としての効力のある運転免許証を持てるので、これを介して処方箋の受け取りをしたり、銀行口座の開設、アパートの申し込みなど、日常生活に必要な各種手続きに利用できるようになりました。ただし、免許証には「Federal
Limits Apply(連邦制限適用)」と記載されており、渡航目的のREAL
IDとしては使用できません。
現在、60日以上の有効期限のある一時的訪問者運転免許証(TVDL)保持者は、4年間の普通運転免許証に切り替えてもらえるので、www.ilsos.gov/TVDL
からオンラインで申請するか、周辺のDMVに出向いて必要書類を提示してください。
申請方法は、イリノイ州の普通自動車免許証の取得と同様です。申請書類も同じですが、SSNを提出しない代わりに、SSNが取得できないステータスを証明出来るものと、SSNを取得する資格がない旨の宣言書に署名をする必要があります。18歳から20歳の申請者は、6時間の成人運転教育訓練コースを修了した証明書も必要です。必要書類についてはイリノイ州務長官の公式サイトをご参照ください。
試験内容も一般の自動車免許証と同じで、書類と申請料を、視力検査を受け、筆記試験に合格したら路上テストをうける流れになります。必要書類と運転免許証取得の流れも合わせてご覧ください。
【参考サイト】
●イリノイ州法務長官ホームページ:ドライバーズ・ライセンスについて
●ソーシャルセキュリティーのホームページ:SSNについて