●空港について
シカゴには現在3つのエアポートがあります。そのうち国際空港は世界一の離着陸量を誇るオヘア空港(ORD)だけです。
■アメリカに入国するまでの注意点
*イミグレーション関連の情報は予告無く変更されることがありますのでご注意ください。
★ 自動入国審査(APC:
Automated Passport Control)
自動入国審査は、アメリカやカナダのパスポート保持者や米国在住者、ビザ免除プログラムの対象国の有資格者等を対象に、簡易的な入国審査を受けることができるシステムです。
空港内の「APC Kiosk」でパスポートをスキャンし、税関申告書を提出し、身分証明することで入国審査が完了します。
また、一部の空港ではAPC Kioskが利用できなくなっていますので、このプログラムの詳細
及び 利用可能な場所については、米国税関・国境取締局ウェブサイト等にてご確認ください。
★ アメリカ出入国カードと税関申告書
「I-94(出入国カード)」が電子化され、空路・海路でアメリカに入国する方は紙フォームの提出は原則不要になりました。これによりビザ免除プログラムを利用して入国する場合はESTA取得が必須となります。入国手続効率化のため、入国審査時に入国スタンプが押印されないケースがありますのでI-94ウェブサイト
または CBP Oneアプリ から、I-94の有効期限(滞在期限)を必ずご確認ください
以前までは、申告する物品を持ち込んでいなくても税関申告書の提出は必須でしたが、現在は申告が必要になる方だけ税関申告書を記入します。
ただし、一部の空港では現在も旅行者全員に税関申告書の記入と提出を求めています。この場合は、現地係員の指示に従いましょう。また、申告が必要な場合でも、一家族につき1枚の税関申告書を提出するだけで問題ありません。
★ ESTA(エスタ)申請 (旅行者のみ)
米国国土安全保障省(DHS)により2009年1月12日からESTA(エスタ)申請が義務化されました。このオンラインシステムは、ビザ免除プログラム(VWP)の一部で、短期商用・観光目的(90日以下)の目的で旅行するすべてのビザ免除プログラム渡航者は、米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインでESTA渡航認証を受けなければなりません。
ESTAの申請をスマホでおこなうことができる公式アプリが2023年6月21日にリリースされました。
ESTA申請は旅行前ならいつでも可能ですが、旅行計画が立てられ次第または航空券を購入する前に申請することをお勧めします。ESTA申請は出国の72時間前までです。
★ ESTAをスマホで申請する際の注意点
スマホキャリアで使用されているキャリアメールで申請を行う場合、CBP(税関・国境取締局)からのメールに対し自動的に迷惑フィルターが作動し、迷惑メールとして判断されてしまう可能性があります。そのため、ESTA申請に利用する際はGmailやiCloud、Yahoo!メールなどのフリーメールの利用をおすすめします。また、Gmailには翻訳機能がついているため、メールの確認がしやすくなります。ESTAはパソコンからの申請と同様に、スマホからの申請時も英語入力が必要となります。また、スペルミスなどの入力ミスがあった場合は再申請や認証拒否になる可能性があります。
ESTA申請時の記入項目は次の通りです。
* パスポート番号
* 居住所及び電話番号などの個人情報
* 両親の氏名や居住所情報
* SNS情報(任意)
* デビット/クレジットカード情報
* PayPalのアカウント情報(PayPal支払いをする方のみ)
* 滞在先の情報(ホテル名や住所)
* 勤務先情報(働いている方)
■(*)モバイルパスポートコントロール(MPC)
モバイルパスポートコントロール(MPC: Mobile
Passport Control)は、米国税関・国境取締局が提供するサービスで、一部対象の米国への渡航者の入国プロセスを簡素化し、入国審査における待ち時間を短縮するサービスです。
お持ちのスマートフォンに モバイル入国審査アプリ をインストールし、渡航や税関申告に必要な情報を事前にアプリ上で登録すると、MPC専用レーンに進むことができ、スムーズな入国が期待できます。
★モバイルパスポートコントロール(MPC)を使用できる人
・アメリカ国籍保有者
・米国永住権保有者
・カナダ国籍のB1/B2ビザ保持の方
・ビザ免除プログラムを適用して米国に渡航する方で、ESTA認証に夜渡航が2回目以の方
※ ESTAを初めて申請する方はMPCを利用しての入国プロセスは利用できません。
■アメリカを出国するまでの注意点
アメリカ出国の際、特に準備するものはありませんが出国時に必要なパスポート、搭乗券をご確認ください。
また航空チケットのリコンファームは現在不要とされていますが、フライトスケジュールが変更されている可能性があるので、電話やウェブページにて利用する航空会社のフライト状況を事前に確認しておくことをお勧めします。
■オヘア空港での注意点
オヘア空港には1、2、3、5の4つのターミナルがあり、それぞれエアライン毎に分けられています。例えばユナイテッドはターミナル1、アメリカンならターミナル3といった具合です。
日本からの直行便は全て国際ターミナルであるターミナル5に到着しますが、注意が必要なのはロサンジェルスやサンフランシスコなど他の空港で既にアメリカ入りしている場合です。この場合は乗り換えるときは国内線に乗ることになるので、ユナイテッドであればターミナル1、アメリカンであればターミナル3などに到着する事になります。
★現地の人との待ち合わせ場所
日本から直通便で来る場合はターミナル5を出たところで待ち合わせるのが良いでしょう。ターミナル5には出口が二つあるので、もしも出たところに相手がいない場合、反対側で待っている場合がありますので注意しましょう。
直通便ではなくターミナル5以外のターミナルに到着する場合は各ターミナルのBAGGAGE
CLAIM(預けた荷物を受け取るところ)の所で待ち合わせるのが簡単です。ここには椅子もありますので、万が一相手が遅れていても待っている事が出来ます。また公衆電話もありますから、待ち合わせる相手の携帯電話に掛ける事も可能です。
注意)慣れてくると駐車場代を浮かせる為&荷物をゴロゴロ転がすのが面倒なのでBAGGAGE
CLAIMを出て直ぐの所で待ち合わせる人がいます。確かにお互いが携帯電話を持っていれば可能ですが、シカゴ市は乗用車がここで乗客をピックアップする事を認めていません。モタモタしていると警察やセキュリティーに怒られますので気をつけましょう。どうしてもという人はARRIVAL(到着)ではなく、2階にあるDEPARTURE(出発)を使えば車を短時間停めても文句は言われません。
★交通手段(バス・鉄道・タクシー)の情報はこちら。
2025年7月更新
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