新学期が始まりましたね。子供たちは張り切って学校へ行き始めましたか?私たち大人も負けてはいられません。アメリカ生活が長い人も短い人も、大人も子供も、何か新しいことをはじめてみませんか?今月号のぷれ〜り〜は習い事と双葉会の二大特集です。
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習い事編
アメリカにいると子供も大人も楽しんで学ぶという姿勢を大切にしている国だな〜と感じます。毎日、仕事や家事や子育てに追われていると新しいことにチャレンジしたり、楽しみを見つけることに鈍感になりがち。せっかく、楽しく学べる環境が回りにあるのだから、何かにチャレンジしてみませんか?今月号のぷれ〜り〜では、記者たちが、長年やってみたかった習い事に挑戦してきました。さて、皆さんも、試してみたくなる物があるでしょうか?
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ケーキデコレーション
Wilton Cake Decorating Clsass at Michaels
アメリカのケーキのイメージといえば、甘い、派手、どぎつい色など、あまりよいイメージのわいてこない私ですが、なぜか子供には大人気ですよね。たしかに、どうぶつあり、お城あり、てんとう虫ありのあのアイディアの豊富さにはいつも驚かされます。今回、私が体験してきたのは、ケーキデコレーションのクラス。自分でカップケーキやホールケーキを焼いていき、クラスではデコレーションの技術のみを学びます。さっぱりケーキに、かわいくデコレーションすれば、子供も大人も大満足のはず。クラスは、クラフトグッズで有名なMichaelsの各店舗で行われています。
授業は毎回、先生の見本を見た後、クリームの絞り方を練習して、その日の課題をこなします。必死で練習すると2時間はあっという間。クリームをあやつって、バラの花やリボンを〜なんて夢は膨らみつつも、なかなか思うようにいかないのですが、最後にはいつもなんとか見栄えのするケーキがおみやげに持って帰れるので家族も大喜び。
コースは3コースありますが、一つのコースが4回に分かれていて一回2時間。それで、なんと授業料は格安の$27(各月多少異なります。)でした。時間的にも気軽に通えそうだし、なによりその値段にひかれて、ほいほい参加してみたのですが、実は大きな落とし穴が。そう、ケーキに使う材料費はすべて自分持ちなのです。食材から、ケーキの型、絞りの道具、テキストなどをMichaelsでそろえましょうというのが向こうの作戦。来ているほかの人たちもえ〜っ!とショックの声をあげていました。道具をそろえているうちに、気がつけば、結構な額になってしまいました。ただし、もちろんそれらの道具は自分の物になるし、ケーキもお持ち帰りできます。子供にすごい〜って言われたいお母さんにお勧めのクラス
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ケーキデコレーションの授業の様子 |
先生のデコレーションテクニックに感動 |
初めてでもそれなりにできて楽しい! |
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和太鼓(司太鼓)
今回は中西部で唯一の和太鼓クラブである司太鼓を見学してきました。小さいお子さん(4歳くらい)からのコースもあるそうでレベルや年齢にあわせて様々なクラスがあります。今回見学させていただいたクラスのメンバーはアメリカ人の若者が多いクラス。指導は英語で行なわれますが、先生は日本人の方なので日本語もOKです。時に厳しく、時に笑いもおこるように楽しくめりはりのある授業が印象的でした。
まず最初に行なわれるのは準備体操。体をほぐしたり伸ばしたりするこの体操がどれだけ意味をもつかは、後からわかってくるのですが・・・体操が終わるといよいよ練習開始。直径1メートルくらいの太鼓とそれより少し小さめの太鼓がセットされ各人がその前に並びます。
勢いよく叩かれる太鼓のリズムは、本当に練習なんだろうか?というくらい迫力です。大きいほうの太鼓は足を伸ばし座って叩きますが、その体勢はまさに腹筋運動。それも太いバチで太鼓を叩きながらですからそのハードさは想像できます。一回通して練習した後は、皆さん息が上がっていました。
この司太鼓はただ音楽的に正しく叩けばいいというのではなく、ばちを持つ腕の動き、全体と個々の統一感など、まさにパフォーマンスの世界です。日本文化=「静」のイメージはこの太鼓のパフォーマンスを見ると大きく裏切られることでしょう。心にどんどんと響いてくる太鼓の音には、日本人としてのDNAをゆりうごかされるような力がありました。
私も皆さんの練習の合間に体験させていただきました。腰をいためないような構えが大切とのことですが、これがなかなか難しい。手首のスナップを効かせて、と軽快にお手本をまねしようとしても、叩くというシンプルな動きなのに、先生の音とまったく違うことにびっくり。ばちを握る手にも力がはいります。なぜか体にも力が入り、汗もびっしょり。柔軟体操をするんだった、と後悔・・・。
正しい構えと手首を意識して叩くことは体にとっても心にとっても集中力を養ういい方法だと感じました。体と心が一致したときにきっとすばらしい太鼓の音が生まれてくるのでしょう。
司太鼓のディレクターを勤められているジャズベーシストのタツ青木さんからもお話を伺うことができました。 将来的には現在のダウンタウンの練習場だけでなくアーリントンハイツ近郊でも教室を開きもっと日本人の方に気軽に参加できる教室を目指しているとのことで楽しみですね。
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成人の部の司太鼓のクラス |
アメリカ人の生徒さんも真剣です |
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子供たちも真剣に司太鼓を練習 |
難しい体勢も上手にこなしています |
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ホットヨガ
今回体験してきたのは、最近ハリウッドセレブの間で流行っているといわれているホットヨガ。シャンバーグにそのクラスがあると聞いていってきました。
ホットヨガは、名前のとおり暑い部屋でおこなうヨガのこと。室温摂氏43度に設定された部屋の中は、ただいるだけで汗をかいてきます。参加者は、みんな薄着で、中には上半身裸の男性参加者もちらほら。薄暗く暑い部屋に横たわってリラックス&瞑想しながら授業の開始を待っている様はちょっとあやしい??普通のヒーターではここまで温度をあげることは出来ないので、ホットヨガができる教室は限られています。ここは、ホットヨガ専門の部屋と清潔感あふれるシャワールームがあり、安心して、気持ちよく汗がかける教室です。
ホットヨガでは体温が上がるため、大量の汗が体の老廃物と一緒に出て、デトックス効果抜群!さらに、体があたたまるので柔軟になり、ヨガの効果もでやすいそうです。
静かな音楽とともに、クラスが開始。大きな鏡をみながらなので、英語に不安があっても真似をしていけば大丈夫。最初はついていくのに必死ですがそのうち自分のペースがつかめてきます。
無理しないこと、途中で水分をとることを何回も言われます。特に水分は大切。実際開始して5分ほど、ただの深呼吸を繰り返しただけで汗ばんできました。ストレッチに近いようなポーズをゆっくり時間をかけておこなっていくうちに汗はぼたぼた落ちてくるほどに。こんなに汗かいたのは久しぶりです!
床に寝ておこなうポーズはそのまま瞑想状態になっていきます。これが本当に気持ちよく、遠くで聞こえるインストラクターの声、静かな音楽が眠りを誘います。本気で一瞬眠ってしまいました。体中びしょびしょでしたが、なぜか汗は不快ではなく気分爽快。ここちいい筋肉痛が癖になりそうです。
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ホットヨガで水分を頻繁にとるのは大切なこと |
ストレッチで体が柔らかくなった気がします |
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ボーカルレッスン
今回体験したのは個人でボーカルレッスンをしてくださる矢部貴子先生のレッスン。過去にボーカリスト、シンガーソングライターとして活躍されていたと聞き、ちょっと緊張しての訪問です。
現在は、シカゴ郊外でご家族と暮らし、ご自宅を教室に開放されて、女性のみのレッスンをされています。赤ちゃんや小さな子供連れでも大丈夫とのこと。育児真っ最中のお母さんたちには絶好のリラックスになりそうです。
さっそく、通常のレッスンの流れを体験。まずは、柔軟体操からスタートです。体をほぐし、無駄な力を抜くための体操を呼吸を意識しながらおこないます。鼻から息を吸い、口から最後の息まで残さずに吐ききる、これが本当に思うようにはいきません!
次に、発声練習。先生が弾く音階にあわせて声をだしていきます。自分の音階を知るため自分の限界に挑戦。私の声は低めで、声量が足りないということを改めて知りました。続いて音階をあげていく練習へ。だんだんと声がのどからでているかお腹からでているかがわかるようになってきます。何回も繰り返している間に、ほんの一瞬ですが明らかにお腹からきれいに声でたのが分かりました。やったー!!先生にそれを指摘されいっそうやる気に。でもまぐれだったのか?力がはいったのか、またもとの木阿弥に・・・。お腹に力が入ってこんな短い時間なのに腹筋が痛くなってしまいました。
今回は時間切れとなってしまいましたが、最後に毎回好きな歌を練習します。演歌以外ジャンルは問わずで、歌詞を考えながら大切に歌う指導を心がけているそう。ただ表面的な歌詞の意味だけではなく、その歌詞の背景にも思いをめぐらせることを生徒さんには伝えているということでした。海外に暮らしているけれど敢えて日本語の歌を大切にしたい、という先生の思いが感じられました。
一回のクラスは約45分、本当にあっという間ですがなんだか歌がうまくなったような?錯覚に陥りました。発声は本当に気持ちいい!日ごろ使っていない体の部分が目覚めたような感覚です。生徒さんには、歌手を目指す方も多いそうですが、ただ歌を楽しみたいという方も大歓迎。お腹から声をだすのって本当に楽しいし気持ちいい!
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双葉会日本語学校編
シカゴには、双葉会日本語学校があり、幼稚部、補習校、全日校とそろっていて、親にとっても、それぞれのニーズに合せて選択できる、とっても贅沢な環境にありますよね?でも、実は学校の内容って、知ってそうで知らない部分も多くありませんか?
シカゴにいる子供たちの多くがお世話になっている双葉会の先生方に今回あらためて、学校について教えていただきました。新学期を迎えて、子供にあった学校選び、もう一度考えてみませんか?
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シカゴ補習授業校
1. どんな学校ですか?
補習校とは、授業日が毎週土曜日・週1回だけの学校のことで、補習校に通うほとんどの子どもは月曜日から金曜日まで現地校(アメリカの公・私立学校)に通っています。学校5日制が当たり前の世の中で、週6日学習している子どもは、とても勉強熱心と言えます。幼稚部(年長児のみ)4学級75名・小学部20学級400名・中学部6学級125名・高等部3学級60名、計約660名の子どもが在籍しています。
2. 特長的な行事は何ですか?
限られた時間の中で学習しなければならない補習校では、授業以外の活動を全日校のように設定することはできません。しかし、現地校では味わえない、日本文化を少しでも体験できる行事を行っています。
そのひとつが「運動会」です。少ない練習、準備時間ですが、日本の運動会と同様に、徒競走・団体競技・リレー・応援合戦を行います。上級生は係の仕事を任され、子どもによる自主的な運営をめざしています。応援の保護者の数を含めると約2000名が集う運動会は、大規模な行事として行われています。
また、子どもたちが平日通っている現地校の先生方を招いての「オープンハウス」も補習校ならではの行事になっています。当日は、現地校の先生方が約100名以上来校されて、子どもたちの補習校での授業の様子を参観されます。その後、補習校教員との懇談会を行い、子どもの様子や教科についての情報交換を行います。子どもの指導を行う上で大変有意義な場になっています。
さらに、入学式、卒業式などの儀式も日本のものと同様に行います。子どもたちが卒業証書を手に、晴れ晴れとした表情で卒業していく姿には感動を覚えます。
3. 学校の特色は何ですか?
補習校の学校目標に「日本の教科書を使って、学年に応じた日本語学習を実施し、その目標を達成する」というものがあります。それに向けて、各学部・学年で授業が行われています。
幼稚部では、健康・人間関係・環境・言葉・表現の各領域にわたり保育を行っています。特に特徴的なことは「ひらがな」の学習です。卒園するときには、たくさんのひらがなを読んだり、書いたりできるようになります。
小・中学部、高等部では、国語・算数(数学)を中心に行っています。どの学年にも共通して取り組んでいることに作文があります。その年に設定されたテーマに向けて全員が書きます。それらの作文は、幼稚部の絵と合わせて「学校文集・双葉」にまとめています。この文集双葉も今年で37号を数えます。今年もどんな力作がそろうか楽しみです。
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日本の運動会は補習校で一大行事の一つ |
はちまきの争奪戦も盛り上がります |
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シカゴ日本人学校・全日校
1. どんな学校ですか?
全日校は、一般的には「日本人学校」と呼ばれ、日本と等しい内容の教育を受けることができる学校です。現在、北米には3校の日本人学校があります。本校では、文部科学省から選抜された14名の教員と9名の現地採用教員が子どもたちの教育にあたっています。
1日6時間、200日以上の授業を確保し、確かな学力の定着と豊かな心の育成を図ります。加えて、現地採用教員による小学1年生から週3時間以上の英語授業は、国際人として活躍できる子どもの育成を目指してのものです。
2. 特長的な行事は何ですか?
地元ならではの公共施設や工場の見学、現地校との交流等、体験活動を重視した教育課程を編成しています。特に、仲間と腕を組み得たときの喜び、一つのことを皆で協力して創り上げたときの感動が実感できる
運動会と文化祭は、一貫校ならではの良さが最大限に発揮され、一際盛り上がる行事となっています。
また、世界で活躍する日本人による講演会も実施しています。昨年はシカゴカブスの福留孝介選手、今年はシカゴレッドイレブンの山本絵美選手が、自らの生き方を語りながら子どもたちを励ましてくれました。
3. 学校の特色は何ですか?
小学部では、「日本の教育」と「海外日本人学校ならではの教育」の両立を目指しています。基礎基本の定着のための日々の学習はもちろん、全学年において体験活動や社会科見学等を積極的に行っています。例えば、3年生の消防署や博物館、5年生のフォークリフト工場の見学は、どれも子どもの好奇心を呼び起こし、教科書だけでは得られない学習成果と感動をもたらします。また、体育の授業の一環として、水泳やスケート、スキー教室等も実施しています。
現地校との交流学習も、子どもの心に残る特色ある行事の一つです。英語の会話力に差はあっても、子どもたちの心の交流は言葉の壁を越え、どの子も適度な緊張感をもって楽しそうに取り組んでいます。
中学部は、「世界に誇れる日本人学校」を目指しています。中学部で最も自慢できるのは、何代も脈々と受け継がれている「シカゴソーラン&和太鼓」でしょう。ジャパンフェスティバルや文化祭、交流学習などの機会を通して発表しています。踊り終えた後の爽快感と感動の涙は、きっと体験した者のみが獲得できる一生の宝物となることでしょう。
さらに、進路に関わる行事として、職場見学や企業の方による職業講話、現地の高校での授業見学を行っています。
また、交流学習では日米の文化や習慣、学習システムの違いを学びます。現地校の生徒が本校を訪問する時は、日本の文化や風習、歴史等を紹介して毎年好評を得ています。
このように、中学部では一人一人が毎日を生き生きと活動できる場面の設定を心がけています。日々の授業が大切なことは言うまでもありませんが、様々な行事や体験を通して、生徒自らが課題を見つけ、それを解決し、広い視野をもったたくましい人間に成長するよう願っています。
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消防署見学では実際の現場を学ぶことができます |
スキー教室では初めてスキーに挑戦する子も |
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すみれ幼稚園
1. 「すみれ幼稚園」はどんな幼稚園ですか?
週5日(月〜金)、毎日約5時間の保育をする全日制の幼稚園です。4,5歳児クラス(年中)と5,6歳児クラス(年長)があります。また、小中学部を併設した一貫校でもあります。
アメリカ人バイリンガル教師による「英語で遊ぼう」や「リトミック」の特色ある活動をはじめ、体育館や広い校庭、豊富な書籍を所蔵する図書室、学校農園等、恵まれた施設を活用した教育を実践しています。
日本語による保育活動を通して、子どもに言語の基礎・基本を定着させ、理解力や思考力を育みます。また、コミュニケーション能力の育成にも重点を置き、聴く力や自分の意思を伝える力を養います。
2. 特色ある行事は何ですか?
一つは、日本の伝統的行事です。特に、季節感の感じられるものを意識して計画しています。「こいのぼり」や「たなばた」、「たこあげ」、「おもちつき」、「まめまき」、「おいもほり」等です。これらは、小中学部と連携して実施するものが多数あります。一貫校だからこそできる、本園が最も誇れる取り組みです。この他にも「運動会」や「文化祭」があります。
二つ目は、「表現」として設定している生活発表会です。毎日の保育で培った成果を家族の前で発表することは、園児にとっては大きな励みとなり、保護者にとっても楽しみな機会となっています。クリスマス会では、子どもたちによるかわいらしい合唱や合奏が披露されます。
この他にも、地元の消防署による「消防体験」や農場・博物館への「遠足」等、地域コミュニティーとも積極的に交流しています。
3. どのような教育に重点を置いて取り組んでいますか?
《バランスの取れた人間形成の基礎を培う教育》
《人間としての根っこを育てる時期》
幼児期の教育は、生涯にわたる教育の基礎となるものです。といっても、幼児を取り巻く社会は日々大きく変化しており、幼児の生涯を見通した教育のあり方や課題も変化が求められています。現代の幼児の実態については、体力や運動能力の低下、生活体験・自然体験の不足、人とかかわる経験の不足等が懸念されています。また、語学力の必要性はますます高まっていると言えるでしょう。
そのような中、「すみれ幼稚園」は『幼児期は人間としての根っこを育てる時期』と捉えています。目には見えませんが、根が力強く育ち、地面にはっていけば、やがて大きな大木に育つことでできるでしょう。字が読めたり、ピアノが弾けたり、といった目に見える側面の成果にだけとらわれるのでなく、身の回りの様々なことに興味をもって取り組むことや、友だちに対する思いやりをもつこと、自信をもって自分の気持ちや考えを述べたり行動ができること、人の意見や話に耳を傾けること、といった心の育ち、すなわち目に見えにくい側面の育ち・意欲等を存分に引き出していきたいと考えています。
具体的には、以下の三つをあげます。
一つは、「戸外遊びの重視」です。幼児期は身体諸機能が著しく発達する時期であり、人生の一生を支える機能はほとんど幼児期につくられると言われます。本園では、走り回れる広い校庭や様々な動きが経験できる固定遊具等もあります。それらを活用し、子ども自身が興味・関心をもって、身体・体力づくり、運動能力の向上に取り組むことを促します。
二つ目は、「自然体験の充実」です。子どもたちは、樹木や草花を植えたり、野菜の栽培や小動物の世話を通して、動植物への愛情やその成長する喜び、命の大切さを学びます。季節の変化に併せて、子どもの発育発達を考慮した体験活動を実施します。
三つ目は、「思考力の育成」です。幼児期は遊びを通して考える時期でもあります。好奇心をもち夢中で遊ぶことにより、思考力が一層培われます。鬼ごっこは、子どもが数量や空間の身体的把握をするのに効果的といわれます。砂場遊びは、水や砂、泥の性質、砂と水の関係などを理解させます。道具の使い方や先を見通す力、コミュニケーション能力等、その効果は多大です。このように、遊びには様々な学びの要素が含まれます。
恵まれた自然環境の中で、伸び伸び体験させ、自ら学び、自ら考える子どもたちを育てていきます。
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おいもほりで児童はおいも探しに夢中 |
文化祭の発表会で少し緊張ぎみ |
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ハロウィーンは子供たちもおおはしゃぎ |
日本スタイルの卒園/卒業式は日本人学校ならでは |
双葉会日本語学校の沿革
シカゴ双葉会日本語学校は、「シカゴ日本人学校」、「シカゴすみれ幼稚園」、「シカゴ補習授業校」の3つの学校を運営しており、その歴史は40年以上に及んでいます。シカゴ双葉会日本語学校は、JCCC(シカゴ日本商工会議所)によって、日本人子女の教育を目指して設立されました。まず、1965年5月に児童生徒49名で補習校がスタートしました。その後、日本企業のアメリカ進出に伴う駐在員の増加はめざましく、補習校に通う子どもの数も増えました。また、全日校設立の声も多く、1978年9月に児童生徒101名で全日校が開校されました。シカゴ双葉会日本語学校は、校舎をいくつか変わり、現在のアーリントンハイツには1998年に移転しました。その後、2008年4月に園児28名で全日制幼稚部「すみれ幼稚園」が開設され、現在に至っています。
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