『先生、ショーやりたい!』いつものように子供達は瞳輝かせ、今日の目標を発表します。聖マタイの遊びの時間は子供達の学びの時間。その時間をどのように使うのかは子供達に任せ、スタッフは彼らの学びがもっと広がるよう、道具を用意したり、時には相談役、応援団になり彼らの学びのお手伝いをしています。
『これやってみたい!』と一生懸命目標に向かって進む子供達。その心には夢があり、希望があります。彼らの一生懸命な姿は周りを巻き込んで行くような不思議なパワーがあり、力強く、夢に向かって進む人の姿は大人であっても、子供であっても私はすごく惹かれていきます。子供達と過ごしているとそんな場面にたくさん出会えるのです。私にとって子供達は夢に溢れた人達なのです。彼らの心には夢がたくさん詰まっています。
『ショー楽しそうだね。どんな事するの?』子供達の声は喜びと希望に満ち溢れ『歌ったり、踊ったり!そしてお客さんにおやつを出して食べてもらうの!』やりたい事を言葉に出して行く程、彼らの顔から笑顔が溢れ出てきます。彼らのドキドキとワクワクが伝わり、応援している大人たちも『そうか!よし!よし!頑張れ?!』と一緒になってドキドキします。
子供達は早速ペンを取り、プログラムを作成します。『私、ハブとマングース踊りたい!』『僕はYou
are my sunshine !歌いたい!』『人形劇もショーに入れようよ!』『いいね!いいね!誰が最初にいく?』子供達の夢がどんどん膨らんでいきます。
子供達の遊びが広がる時、素晴らしい学びの環境が彼らの手によって整えられていきます。字が書けない子も、字がかける子の隣に座り、一文字、一文字確認するようにプログラムを読もうとしたり、『ひろ君、力持ちだから、この椅子持って行ってくれる?ありがと?!』『小さい子と一緒に座ってくれる?』『さわちゃん、ダンス上手だから、一緒に踊らない?面白いよ!ダメ?じゃ楽器でもいいよ!』人と関わり合い、助け合いながら一緒に目標に向かっているのです。今日の彼らの遊びが彼らの目標=夢なのです。
夢は自分のやりたい事。一生懸命になれる物。くじけても頑張れる事。追い続ける事ができる事。夢があるか、無いか。やりたい事が見つけられるか、そうでないかで人の生き方さえも変わってしまう気がします。
すぐに叶う夢や目標もあれば、時間をかけて近づいていく夢もある。彼らが大きくなった時、自分の夢をしっかりと見つけ、それに向かって歩ける情熱と感動ある人生を送って欲しいと思います。その為にはこの幼児期にしっかりと自分のやりたい事を十分にさせて、失敗から学び、成功へ繋げる努力を覚え、お友達から学び、ゴールに向かって歩くドキドキとワクワクを心に覚える事が大切な事だと思います。子供達のやりたい事。彼らの夢、一生懸命になれる事。これからも応援していきたいですね。
大きく育て!子供達!
元気に育て!子供達!