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人は独りでは生きていけません。家族や友達、親戚に同僚、みながいろいろな形でつながり助け合いながら生活している毎日です。経済不況、会社倒産、解雇になったり引っ越しを余儀なくされたり、、、ここの所アメリカのニュースで良い話を聞かないのが事実。しかし、そんな時だからこそ、いつも以上に心をきれいに、回りの人に優しさを与えられる人になってみよう!と思ったホク。いえいえ、この心がけはいつだって当たり前に持つべき事なんですけどね。ただ、ちょっとした行動、ちょっとした言い方、ちょっとしたきっかけのおかげで、自分自身もそして相手にも「愛情」を与えられる時があるんだなぁ、と思ったり。
ハワイの文化の中にHo'oponoponoという考え方があります。これは何かというと、「自分のマインドを浄化し、解放し、そして変容する事によって、本当の自分を見つけ出す」というもの。古代のハワイでは“ヒーラー”と呼ばれる人達が存在し、この「ホオポノポノ」の考え方を使って精神を安め、そして成長させていたと言われています。毎日の生活で起きてくる様々な問題、ストレス、試練・・・そんな時つい忘れてしまいがちな“Giving”の気持ち、そして“Aloha”なスピリット、それをあらためて自分の内部から醸し出すプロセスだったんです。実はこのHo'oponoponoという考え方が最近とても見直されているのだそう。[I
love you] [I am sorry][Please forgive me][Thank
you]をいつも心の中で唱る事からはじまるというシンプルかつ深〜いプロセス。どうしても暗く悲しくなりがちな世の中、そんな時こそ自らの心の中からあったかいハートを作りだして行こう!という事なのです。宗教やカルトではなく、あくまで自己啓発のためのツールとして紹介させていただきました。
さてさて、Good Samaritanという言葉を耳にした事がありますか?もともとは聖書の中からの引用、傷ついたユダヤ人の旅人を心優しいサマリア人が助けた(その時、ユダヤ人はサマリア人の事を軽蔑しており、不仲な状態。でも相手の人種などを考えずに手厚い介護を与えたサマリア人の話が、聖書のルカ伝の中で伝えられています)という内容。現在ではこの言葉、宗教に関係なく「苦しんでいる人、弱い人を助ける善良な者」の意味で使われていて、街のコミュニティー新聞やニュースになったりもします。見返りを期待するわけでもなく、ただ優しさを分ける、愛情を注ぐ、そういう行動のできる人が“グッド・サマリタン”なんです。
友達に薦められて始めた「Good-Sam Diary」。これは “今日、自分は他の人にこんな事ができた。こんな笑顔を作り出す事ができた。”
と自分の言動を振り返りながら毎日を綴るという作業。時にはなーんにも書く事がなく過ぎる日もあり、あるいはたくさんの笑顔を作り出せた日もあり・・・で、なかなかムラのある日記なんですが、それでもいい!だって、誰に見せるわけでもなく、採点されるわけでもなく、ただ「自分の心の足跡」の確認材料のためだけに記すダイアリー、これがいい意味で生きる励み、元気の素になっていたのです。
例えば・・・
7月16日 |
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コスコにて。ホットドックを買おうとしていた人。キャッシュオンリーだという事をしらなかったため、支払いの時に93セント足りず、慌てる。店の人はただ「足りないよ」と言うのみ。ランチタイムだったため、後ろには長蛇の列、待ちきれずに泣く子もいればイライラしているおじいさんも。ホクはこの人に1ドル札を渡した。笑顔で「ありがとう、助かるよ」と言われる。車で荷物を入れている時も「that
was nice of you to do that」と3人くらいの人から言われる。たった1ドルで作れた笑顔&コミュニティのあたたかさ。 |
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7月20日 |
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バスの中で、杖をついたおばあさんが降車しようとしていた。片手に手さげバッグ、もう片手に杖。バスは揺れながらバス停へ向かう。ホクは席をたち、バッグを持ちながら手をひいて、おばあさんが転ばないようにゆっくりと降車口まで連れていった。 |
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7月21日 |
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オフィスに庭で満開だったバラの花とクッキーを持参。何か特別な日(だれかの誕生日とか)わけでもなく、ただ「it's
fun to share food!」とメモを残しておいた。バスの中で「バラ、きれいね」と声をかけてくれた女性にも、一輪バラをわけてあげた。大きな笑顔をもらった。 |
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8月1日 |
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フードバンク&衣類バンクに寄付した。 |
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8月3日 |
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目の不自由な人が横断歩道を渡ろうとしている時に、「手をひきましょうか?」と聞き、手伝ってあげた。彼はその後シェラトンホテルに向かうためのタクシーが必要だったので、タクシーを拾って乗せた。 |
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8月4日 |
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娘と一緒にNational Night Out
Against Crime に参加し、街の人達としゃべったり踊ったりして楽しんだ。娘はたくさんの警察官や消防隊の人達にハグをして「Thank
you for making us safe! Yay 911!」と話していた。心があたたまったと同時に、4歳からでも良い市民としてできる事を学ばせるのは良い事だと思った。 |
ポジティブな思考を持っていると、ポジティブな行動ができるはず。そして一人一人の心の持ち用で社会はどんどん変わって行くと思います。不況にも負けない幸せな心を持ちましょう!
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