●卒業白書（Risky
Business）
 卒業を控えてＨな妄想で頭がいっぱいになっちゃうリッチな高校生ジョエルを演じるトム・クルーズの家はハイランドパークの一角[J1]にあります。
ジョエルが家を留守にして親戚の家に行く両親を見送ったのはオヘア空港[J2]でした。
彼の通う高校はナイルズにあったNILES
EAST HIGH[J3]でしたが、同校は取り壊されて今はオークトン・カレッジ（7701
N. Lincoln Ave. Skokie）になっています。
両親の留守中、娼婦ラナを家に呼んでしまったジョエルはラナがお母さんの大切なクリスタルの置物を盗んで行方をくらました事に気づきます。ラナを追ってジョエルが訪れたのはドレイクホテル（140
E. Walton Place）[J4]でした。
無事にラナを見付けたものの、彼女のヒモに追いかけられる羽目になったジョエルが街をポルシェで疾走している時に横切る大きな建物がありますが、これはバハイ教会（Linden
Ave & Sheridan Rd. Wilmette）[J5]と言って春先には花の咲き乱れる美しいランドマークです。
ジョエルとヒモがカーチェイスをするのはハイランドパークのセントラル通り周辺で、その同じハイランドパークに彼が良く行くシェルトンズ・グリル(481
N Roger Williams)というハンバーガー屋[J6]もあります。
中盤にマリファナでハイになったジョエルがお父さんの大切なポルシェを沈めてしまうのはミシガン湖沿いのベルモント・ハーバー[J7]で、最後にラナとジョエルが食事をしているのはジョンハンコック・センターにある有名な95thレストラン[J8]でした。
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エバンストン出身のジョン・キューサックが恋愛で失敗ばかりしているレコード屋の店長ロブを演じるこの映画の舞台もシカゴです。実は原作ではロンドンが舞台だったのですが、監督がシカゴの雰囲気がロンドンに似ている（？）という事で原作者にもＯＫをとったそうです。ロブの店『チャンピオンシップ』はウイッカーパークのMilwaukeeとHonoreの角[K1]に実際にあります。
そばかすなんて気にしないおてんばキャンディーが育てられた孤児院ポニーの家は、原作によると『ミシガン湖南の小さな村』という事になっています。これはイリノイというよりもインディアナの可能性が強いですが、その後大きくなったキャンディが看護婦として働いていた聖ヨアンナ病院はシカゴにあるという設定でした。あの病院にアルバートさん（実はウイリアム大おじさん）が担ぎ込まれてきたのを覚えていませんか？
キアヌ・リーブス主演のあの『マトリックス』の冒頭部分。エージェント達に追われるトリニティーにモーフィアスが「集中するんだトリニティー！ウエルズとレイクの角に『電話』がある。今ならまだ間に合うはずだ！！」と叫びます。この台詞を聞いて「何ィ？マトリックスの舞台はシカゴなの？」と思った人も多いはず。残念ながら映画自体はオーストラリアのシドニーで撮影されているし、マトリックスの舞台は仮想都市なのですが、監督のウォシャウスキー兄弟の出身がシカゴなので、出てくるストリート名にシカゴのものが使われたり、地下鉄に『LOOP』と書かれてあったりしたそうです。機械の支配を受けない都市名『ザイオン』もキャンプ地で有名なあのザイオンの事なんでしょうかね〜？
ご存知の通り、先月公開されたスパイダーマン２の舞台はニューヨーク。でも待てよ？ニューヨークにあんなエルみたいな電車あったっけ？と思った人、鋭いです。実はスパイダーマンとDr.オクタヴィウスが戦うあの電車のシーンは全部シカゴのエルが使われています。ブロードウエイ駅として使われたのはマディソン/ワバッシュでした。クルーが電車のシーンだけを撮影し、後は全てCGとの合成で作成されたのだそうです。Ｌ以外にも見慣れた町並みが結構出てくるのですが、気づいたかな？