高級ホテルでの究極ブランチ
フォーシーズンズ・ホテル
グッチのある900MICHIGAN AVENUEの上にあるフォーシーズンズ・ホテルはシカゴの最高級ホテルの一つ。『SEASONS』のダイニングエリアで行なわれるブランチの他にも平日行なわれているアフタヌーンティーもお薦めだ。
ホームページ:www.fourseasons.com/chicagofs
120 East Delaware Place, Chicago
312-280-8800
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リッツ・カールトンやペニンシュラなど数多いシカゴの高級ホテルと肩を並べるフォーシーズンズホテル(以下4S)。その『4S』ではエグゼクティブ・シェフのロバート・スラティッキー氏の織り成す「世界」がテーマのブランチをピアニストの奏でる美しい音楽をバックに優雅に楽しめる。『4S』のブランチは6つの『ステーション』に分かれており、ブレークファスト・ステーションでは焼きたてのクロワッサンをはじめとした色んな種類のペイストリーやホームメイドのグラノラ・ヨーグルトなどがある。その隣にあるカービングステーションでは舌の上でとろけるような子牛の頬肉や、柔らかで味の染みこんでいるロースティッド・ターキーをはじめ、サーモンやチキン、そしてラムまでが並ぶ。地中海ステーションではブルシェッタやカポナータ(イタリア風の煮込み野菜料理)、ワイルド・マッシュルームの乗ったポレンタ(トウモロコシの粉から作ったローマ料理)や珍しいハムス(ピタ・ブレッドをディップして食べる地中海料理)といったベジタリアン料理も用意されている。
メイン・ダイニング・エリアの左手にはアジアン・ステーションがあり、ここでは北京ダックや春巻、餃子に海藻サラダやお寿司などもある。しかし、これはどれもウエスタン風味付けになっているので要注意。特にお寿司は期待しちゃ駄目。でも東南アジア風のチキンやビーフのサテーはグッド。シーフードとサラダのステーションではカクテルシュリンプやスモークサーモンなどの定番は当然の事、アトランティック・クラブや、色んなソースの楽しめるアヒ・ツナ、スパイシーなグリルドシュリンプなど高級素材も盛り沢山。その中でも味の染みこんだスモーク・ムール貝は絶品だ。
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とっても珍しい地中海ステーションは野菜がベース |
そして注目のデザート・ステーションには昨年全米のベスト10ペイストリー・シェフに選ばれたキーガン・ガーハンドさんの作り出す繊細なデザートがなんと20種類以上!美しい色彩に目移りしてしまうのは必至。さすがに全部は食べられない!という人も次のデザートだけはおさえておこう!生クリームのたっぷり掛かったフラン、ココナツとマンゴ&アーモンドが3層になったトロピカルケーキ、オレンジソースとゼリーが層になってショットグラスに入った『オレンジショット』、真ん中に温かいチョコレートの入ったチョコレートケーキ。この他にもクレープ、ラズベリータルト、ピスタチオケーキ、カノーリ、ホワイトチョコレートカップ、クリームブリュレ(オレンジとチョコレート)、チョコレートムース、アップルシナモン・ケーキ、バナナクリームケーキ、ピーナツクリームカップ、ライムカップ、チョコレート・テリーヌケーキ、そしてチョコレート・ディップ・ストロベリーがある。(う〜ん、書いてるだけでもう一度行きたくなってきた(笑))
ブランチの行なわれるのは夜にはあの有名な高級レストラン『SEASONS』になる同じ場所。当然マホガニー調の家具も、絨毯も、給仕たちのサービスも超一流。それならかしこまった格好をしなくては?と思いがちだが、店内には意外とジーンズ姿などのカジュアルな格好の人も多い。彼等は早起きして友達と美味しいブランチを食べ、そのままのラフな格好でミシガン・アベニューのショッピングに繰り出すつもりなのだ。
子連れのお客さんの為にはキッズメニューもあるし、子供は預けてゆっくりエレガントな時間を!という方の為にちゃんとベビーシッターのいる託児所までもが無料で用意されている。また、プライベートルームも二つ用意されていて、そちらも予約をすればベビーシャワー・パーティーなどにも無料で利用できる。さすがに毎週楽しむわけにはいかないだろうが、たまに奥さんとや恋人と一緒に味わう高級ホテルでの優雅なブランチは「ああ、こういう時間の過ごし方もあるんだ」と普段の喧騒を忘れさせてくれるだろう。
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盛りだくさんのシーフード・ステーション |
とにかく素晴らしいデザート・ステーション |
エレガントなダイニング・ルームは夜には高級レストラン『SEASONS』になる |
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