●シカゴで遊ぶ

■アドレナリン全開！本格カート・レーシング場K1 Speed

バッファローグローブにあるK1 Speedはプロ級のカートレースを楽しみたい人向けの極めて本格的なレーシング場です。参加するには運転免許証が必要なだけでなく、講習や、用意された専用のツナギやヘルメットの着用が義務付けられているほどです。オーナーで元プロレーサーのトニー氏が設計したコースは、ちゃんとテクを磨かないと速く走れないし、反対に技術を駆使すればタイムアタックが楽しめるようになっています。（12歳から17歳の為にはキッズ・スクールが定期的に行われています。スケジュールについてはお問い合わせください）

コースは2種類あり、その日によってどちらのコースが使われるかは事前に決められているので参加者に選択権はありません。ただし、年に何度か行われる耐久レースの時には二つのレース場が一つになる事もあるそうです。参加者はまずお金を払って自分の名前を登録し、出走費用を支払って更衣室でヘルメットとツナギを着用します。初めての人はこの間にビデオによる講習を受けます。出走の順番が回ってくると自分の名前がPAで呼び出されるので、係員の指示に従って所定のカートに乗り込みます。マシンはアメリカ人用で大きめなので、足がアクセルやブレーキに届かない時はエクステンションを借りましょう。参加者全てがカートに乗ってサーキットに出ると準備完了。フラッグが振られ、レース開始です。個々のカートにはトランスポンダーと呼ばれる発信機が付けら

警告(WARNING)は次のような時に発せられる。

1 他のプレイヤーのカートと物理的に接触があった時 2 スピンしてしまった時 3 コーナーにスピードを出しすぎで突入した場合 4 コース職員が危険な運転だとみなした場合

れており、周回数や、全てのラップタイム、順位等が記録されます。ですから、基本的にはタイムアタックで自分との戦いという事になりますが、勿論ライバル達と抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げることも可能です。最高で時速35マイルも出るマシン達は、狭いコース内で走ると実際の速度よりも遥かに速く感じます。走行中はついつい熱くなってしまって、無理な走りや危険な走りをしてしまう事もありますが、そんな時には係員から警告が発せられ、2度警告を受けると、ペナルティーBOXに入れられてしまい、タイムをロスしてしまいます。

レースが終わると大きな電光掲示板に結果が表示されます。フロントエリアでは、もっと詳しい成績表を受け取って、自分の走りの研究を行う事ができるようにもなっています。レースは一度に12人の仲間と出走する事ができますが、実はあまり人数は多くしない方がお薦めです。レース中は誰かが一人でもスピンしてしまうと、一時追い越し禁止になってしまうのですが、人数が多いとその確率が上がってしまうからです。

はっきり言ってアドレナリンの出方は半端じゃないです。大抵の人は一度乗るとヤミツキになってしまうと思います。一周の距離が短いのと、ちょっと値段が高いのが気になりますが、カースポーツ好きの人なら男性でも女性でも絶対一度はトライしてみてください。それに値段が高いのは安全の為に多くの従業員を雇っているからみたいです。

店内にはバーや、レストラン、そして最新のレーシングゲームばかりを集めたゲームセンターなどもあります。また、大きなボールルームなどもあって、積極的に企業向けのパーティーなどを行っています。

これがそのマシーン！結構スピードが出ます。	コースは2種類あり、耐久レースの時には2つが一緒になるそうです。
備え付けのウエア着用が義務付けられています。	ピット入りしているマシーン	待合室には数々のレーシングゲームがあります。
入り口	仲間たちと、抜きつ抜かれつのデットヒートを繰り広げてください！