お花畑のようなメルヘンチックなインテリアがインスタ映えすると話題の「Wake'n Bacon」に行ってきました。可愛らしい空間だけでなく、フィリピンとチャイニーズをツイストしたフュージョン・ブランチメニューにも定評があり、シカゴの新しいホット・スポットとして人気急上昇中のお店です。レイクビューにある同店はコンドミニアムの建物内にあるので入口が分かりにくいのですが、建物のエントランスを抜けて左に入るとお店に通じる入口があります。全面ガラス張りの窓から日が差し込む明るい店内は、天井から藤の造花が吊るされ、壁には鮮やかな花の絵が描かれるなど、女性ウケ抜群の雰囲気。店内のテーブル間隔はゆったりと取られていて、外にもカフェ・テーブルが用意されているので安心して食事もできそうです。

注文はカウンターで行って、出来たお料理をスタッフがテーブルまで運んでくれる半セルフサービス式です。コロナの影響もあってか、取材時はメニューをＱＲコードでスキャンして、そこからオンライン注文することも出来ました。

インスタの写真を見て絶対に試してみたかったPurple Haze Ube Sweet Latte Style Coffeeは、独自に開発したというウベ（紫色の山芋科の芋）ミックスを使ったユニークなコーヒーです。カップの底に色鮮やかなウベドリンク、その上にコーヒーを注いであります。綺麗な紫色を濁したくなくて、まずはコーヒーと混ぜずにウベの部分だけを飲んでみました。ウベはもったりとしていて、お芋の柔らかい甘みが広がります。次にコーヒーと混ぜてみると、すっきりとした程よい甘さのアイスラテといった感じになって、見た目も味も大満足。珍しい色合いやフレーバーに惹かれるお客さんが多いのか、沢山の方が頼んでいました。

シグネチャーの自家製ケサディアも頼んでみました。こちらはトルティアでチーズや具を挟んだ典型的なケサディアではなく、エルサルバドル風のコーンブレッドタイプです。ほんのり甘いチーズ風味のパウンドケーキのようなものなので、お茶やコーヒーに合います。もう一つのお勧めのフライドチキンは、揚げたてカリカリのフライドチキンにシラチャソースを使った甘辛いオリジナルソースを絡めてあります。上にのっているコールスローが若干辛みを和らげてくれますが、噛みしめるたびに辛さが増してきて、汗が噴き出てくるほどです。お肉は結構ボリュームがありますし、パンチの効いた甘辛さは病みつきになる美味しさなので、特に辛いもの好きさんにはお勧めの一品です。

帰り際にお店を出ようとしたところ、大きなカートに厚めのベーコンを運んでいる人を発見。店名にBaconとあるように、自家製ベーコンもお店で作っているそうです。その3種類を食べ比べできるベーコンフライトもしているそうなので、次回はこちらも試してみたくなりました。閉店は4時までなのですが、ブランチと一緒に味わえるオリジナルカクテルも取り揃えていますので、ドリンクメニューも是非チェックしてみてください。

（08/09/2021）

SNSで話題のPurple Haze Ube Sweet Latte Style Coffee。ウベと混ぜるとこんな感じ	シグネチャーの自家製ケサディアはコーンブレッドのようなエルサルバドル風	甘辛いソースを絡めたフライドチキンサンドイッチは汗が噴き出る辛さ
自家製ベーコンも作っていて、3種類のベーコンを食べ比べできるフライトもあります	高い天井から吊るされたライトと藤の花が幻想的な世界を作り出しています	可愛らしさの中にもエキゾチックなアクセントが効いたインテリアが素敵