新しくVernon Hillsに出来た「Mellody Farm」というモールに、ドッグ・フレンドリーなバー・レストラン「Lazy Dog Restaurant & Bar」がオープンしました。このお店は南カリフォルニアを拠点に全米展開していて、旬の食材を使ったグルメなお料理とクラフトビールを楽しめる新スポットとして注目を浴びています。パティオ席では愛犬と一緒に食事ができるだけでなく、ちゃんとドッグメニューも用意されているので犬を飼っている方にはより嬉しいレストランです。広々とした店内は丸太などの木材をふんだんに使ったラスティックな雰囲気で、ゆったりとした山小屋のような居心地の良さと、木の香りにも癒されます。

まずはドリンクにHousemade SangriaのWhite Peachにオレンジを入れたカクテルと、ブラッディ・メアリーにライムジュースを加えたMichelada、そしてジンジャーとライムで作るノンアルコールのHousemade Ginger Beerを頼みました。そのおつまみにはSmall Platesからネーミングの気になるBacon CandyとCrispy Deviled Eggsをオーダー。ベーコンキャンディーはチリやペッパー、ブラウンシュガーをまぶしたベーコンを香ばしく焼いたもので、甘さと辛さの加減が絶妙です。茹で卵にパン粉をつけて揚げたものに、黄身のフィリングとカリカリに焼いたベーコンをのせたデビルドエッグは、メニュー名にクリスピーとある通り、カリッとした食感がとても斬新。メキシコ風のTex-Mexサラダはレタスやコーン、トマト、ブラックビーンズ、アボカドなどの野菜の上にチキンをのせたもので、トッピングのトルティーヤチップスの歯ごたえがアクセントになっています。

メインにはBlack＋Blue BurgerとBeer Battered Fish＋Chips、BBQ Bison Meatloaf、そしてHangover Burritoを注文しました。ジューシーなパテとベーコンにブルーチーズがしっかりと絡んだブラック＋ブルーバーガーは、大人向けの濃厚なテイストなのでちょっとグルメなバーガーを味わいたい方にはイチオシです。揚げたてのフィッシュ＆チップスは熱々ホクホクで、控えめに味付けしたグリーンオニオン入りのコールスローも食べやすいと取材班に好評でした。ワイオミング州の牧草を食べて育ったヘルシーなバイソンの肉で作ったミートローフは肉質が柔らかく、うま味もたっぷりと詰まっています。サイドのレッドスキンマッシュポテトやソースも申し分ない仕上がりで、終始、大満足でした。ハングオーバー・ブリトーは美しい彩りが食欲をそそるのですが、中に入っているケイジャン・スパイスで味付けをしたポテトのモサッとした感じが口に残るのと、ラップトルティーヤの生地が厚めなので、中の具材とのバランスがイマイチだったのが残念でした。

お料理はどれもボリュームがあったので今回はデザートをスキップしたのですが、メニューには手作りのパイやスモア、バナナプディング、レモンケーキ、ルートビアーフロートといった魅力的なアメリカン・スイーツが揃っていました。

お店のスタッフはとてもフレンドリーで、お料理に関する質問やお勧めにも気軽に応えてくれるので、興味を惹くお料理があればどんどん声をかけてみてください。ドッグフレンドリーなお店ですが、犬連れの方は専用の入口があるなど、犬を連れていないお客さんへの配慮や衛生的なルールがあり、全てのお客さんが気持ちよく過ごせる気遣いが見られるのもポイントでした。お料理やドリンクのクオリティー、雰囲気、それにサービスのどれをとっても申し分ない「Lazy dog」は、人間も犬も心からくつろげる新スポットとして、これからも話題を集めそうです。

(07/01/2019)

チリやペッパー、ブラウンシュガーをまぶして香ばしく焼いたBacon Candy	Crispy Deviled Eggsはパン粉をつけて揚げた卵やカリカリのベーコンの食感がユニーク	レタスにコーンやトマト、ブラックビーンズ、アボカドそれにトルティーヤチップスをのせたTex-Mexサラダ
ジューシーなパテにベーコンやブルーチーズを合わせたBlack＋Blue Burgerはグルメな大人向け	ホクホクに揚がったBeer Battered Fish＋Chipsも申し分ない仕上がり	ワイオミング州の牧草を食べて育ったヘルシーなバイソンのお肉で作ったBBQ Bison Meatloaf
Hangover Burritoはトルティヤの生地が厚すぎて、中の具材とのバランスがイマイチでした	自慢のクラフトビールやオリジナルのサングリア、カクテルなどのドリンクも忘れずに	ゆったりとした山小屋のような居心地の良さを感じる店内