Jefferson Park地区にある「Gale Street Inn」は、1963年創業の老舗のアメリカン・レストランです。メニューにはバーガーやサンドイッチ、スープ、それにステーキなど様々なお料理が揃っていますが、中でも美味しいバーベキュー・リブが食べられることで知られています。現在は、初代オーナーからお店を引き継いだ二代目オーナーによるファミリー経営で、オープン当初からの馴染みのお客さんをはじめとする多くのファンに支えられています。深緑色をべ―スにゴールドのアクセントを効かせたエントランスはヨーロッパ調のホテルをイメージさせる気品があり、重厚感のあるウォルナット調のテーブルやカウンターでまとめた店内も、老舗らしい落ち着いた風格を感じさせます。

お目当てのリブの前に、まずはアペタイザーにCalamari and PeppersとBacon and Cheese Potato Skinsを頼みました。同店の魚介類はシカゴ郊外で新鮮なシーフードを取り扱っていることで有名な「Boston Fish Market」から取り寄せているという事で、カラマリはとっても柔らかくて美味。チェリーペッパーも衣がカラリと揚がっていて、スパイシーなキックが効いています。皮つきポテトにベーコンとチーズをのせて揚げたポテトスキンも、しっかりとした塩気に爽やかなサワークリームが合っていて、取材班に好評でした。

シグネチャーのリブはフルラックやハーフラックのコンビネーション・メニューがあり、セットでも単品でも頼めます。セットの場合はスープかサラダがついていて、サイドメニューを7種類ある中から一つ選ぶことができます。セットにしたスープのSpicy Chiken Tomatiloはピリリとした辛味がメインの前の食欲をかき立てますし、サラダもボリューム満点。サイドメニューには特に人気の高いというAu Gratin PotatoesとGrilled Asparagusをオーダーしました。ホクホクのポテトにとろけるチーズがたっぷりとかかったグラタンは濃厚な味わいで、リブに並ぶお勧めアイテムというのも納得。そして、気になるメインのリブは絶妙な焼き加減といい、５０年以上受け継がれているという秘伝バーベキューソースの旨味といい、噛み応えがある中にもジューシーな柔らかさが残るお肉の質といい、どこを取っても申し分ない仕上がりです。イリノイ州内や州外の色んなリブを食べ比べてきた取材班も、おもわず「絶品！」と声をあげてしまうレベルでした。リブはコンビネーションにしてフライドシュリンプもつけてもらいましたが、この他にもJambalayaやAlaskan King Crab Legs、South African Lobster Tail、それにFilet Mignonなど贅沢なサイドアイテムとの組み合わせも楽しめます。

訪れた週末にはマジックショーをやっていて、食事中の合間にマジシャンが各テーブルに回って手品を披露するユニークな場面に遭遇しました。また、サーバーさん達は誕生日や記念日などの対応にも手馴れているようで、パーティやイベントに利用するお客さんも多いようです。今回は試しませんでしたが、デザートにはティラミスやキーライムチーズケーキといったアメリカン・スイーツが揃っており、イベント用にケーキを持ち込みすることも出来るそうです。

(09/23/2019)

テーブルサービスのパン	Calamari and Peppersはイカが柔らかくて衣がクランチー	塩気の効いたBacon and Cheese Potato Skinsは軽いサワークリームがピッタリ
Spicy Chiken Tomatilo Soup and Salad	サイドメニューの中でも人気の高いAu Gratin PotatoesとGrilled Asparagus	これがシグネチャーのバーべキューリブ！