ステーキハウスというと正装をして赴く場所というイメージがありますが、このシカゴ・プライムはインテリアも従業員の対応もしっかりとフォーマルなのにも関わらず店内にはジーンズ姿のカジュアル・ウエアの人も少なくありません。それもそのはず、オーナーのカルクーノース氏のモットーは「上品ながらもくつろげるアットホームな郊外のオアシス」。高い天井とエレガントな家具、そして暖かいライティングが優雅かつ心地よい空間をつくり出し、彼の意向が細部にわたって反映されているのがわかります。肩肘を張らずに楽しめるダイニング・ルームにはいつも談笑が溢れ、小さなお子さんのおられるご家族でも臆する事なく楽しめます。
テーブルに落ち着くと、その日の肉のプレゼンテーションがはじまります。シカゴ・プライムではその名の通りアメリカで使用されている肉のトップ２％にしか与えられない「USDAプライム肉」だけが使用されており、その分厚さ（なんと1.5インチ！）は訪れる者を圧倒します。慎重にグリルで焼かれたステーキは塩コショウだけでも充分美味しいですが、和風をお好みの方はウエイターに「ワサビと醤油」を持ってきてもらう事も可能です。また、ステーキというとやはり赤ワイン。シカゴ・プライムではなんと140以上のボトルがワイン愛好家にコルクを抜かれるのを待っています。ワイン・スペクター誌の「Award of Excellence」を授賞したというのも頷けます。

このお店を紹介する時に忘れてはいけないのが日本人の舌にも合うと評判のデザート。特にマスカポーン・チーズがたっぷり入ったティラミスはその為だけに訪れる価値あり！と郊外のミセスに大好評です。

また、カジュアルな雰囲気ながらもカッチリとしたカクテルをつくってくれるバーではワインやカクテルグラスを傾けながらジャズ・バンドの生演奏も楽しめます（木、金、土のみ）。

見よ！この肉厚を	郊外の奥様に大人気のティラミス