今回は巷で話題のロールアイスクリームのお店をご紹介します。2020年にWheelingにオープンした「Arctic Spoon」は、牛乳や生クリームを使った液体を-30℃に冷やしたプレートの上に広げて、適度に固まったものを筒状に丸めて作るロールアイスの専門店です。ロースアイスクリームは専用のヘラを使ってアイスクリームを手引き延ばすパフォーマンス的な手さばきや、ロールアイス独特の滑らかな味わいとテクスチャー、それにトッピングの可愛らしさが各SNSでも取り上げられており、アメリカでもここ数年、注目を浴びているデザートの1つです。

お店は白を基調にしたシンプルモダンなデザインで、外のパティオ席をあわせて十分なテーブル数があります。取材した日は好天気ということもあって、お客さんのほとんどは外のパティオにいました。注文はタッチパネルでオーダー出来るのですが、注文を受けてから一つ一つ丁寧に作ってくれるので、通常のアイスクリームに比べると少し時間はかかります。ただし、アクリル板越しにその珍しいロールアイスが出来上がる工程が見れますし、出来立ての美味しさを味わえるので待ち時間もあっという間。

そんなユニークで魅力満載のロールアイスをいくつかトライしてみました。

Arctic favorites- Mint and Cream
	すっきりとした爽やかなミントとオレオクッキーの組み合わせは、大人から子供まで人気のフレーバー。トッピングにはホイップクリームとアンデスブランドのミントチョコ、そしてザクザクのオレオクランチがたっぷり。上にはチョコレートシロップもかかっていて濃厚です。
Arctic favorites- Matcha Strawberries
	ベースの抹茶アイスの味わいが個人的には薄く感じたのですが、さっぱりとしたストロベリーと合わせると丁度良いバランスでした。トッピングにはイチゴポッキーとシロップ、それに抹茶パウダーがかかっているのですが、意外とクセになる組み合わせでお勧めです。
Arctic favorites- Bonfire S’more（キッズサイズ）
	アイスクリーム生地にはグラハムクラッカーとハーシーチョコレートをミックスしています。こちらはキッズサイズで頼んだので、トッピングのローストマシュマロが小さなカップからはみ出すほどの大きさ！このマシュマロが良いアクセントになっていて、まさに出来立ての冷たいスモアそのものを食べているようでした。
Arctic Specials-Brown Sugar Boba
	黒糖の甘みがしっかりと引き立つフレーバーのロールアイスに、ムニムにとした食感のボバがのっています。トッピングにはホイップクリームとブラウンシュガーシロップがのっていて、間違いない組み合わせです。
Arctic Specials-Create your own
アイスクリームはベースをバニラ、チョコレート、パンダン（ココナッツフレーバー））の中から1つ選び、クッキーやフルーツなど10種類以上のミックス具材から２種類を組み合わせます。そして２種類のトッピング、２種類のシロップを選んで自分だけのオリジナルロールアイスを作ることが出来ます。
Create your own : Chocolate＋Kit Kat, Mini marshmallows （キッズサイズ）
	チョコレートアイスをベースにキットカットを合わせてダブル・チョコ味を堪能。思ったよりも甘すぎずなかなか良い組み合わせでした。キッズサイズで量も丁度良いです。
Create your own : Vanilla＋Chips ahoy, Oreo, Mini marshmallows, Sprinkles, Whipped Cream（キッズサイズ）
	シンプルなバニラにクッキー生地をたっぷりとミックスしてもらい、スプリンクルや生クリームで華やかにトッピング。見た目も可愛らしくて気分も上がります。

ロールアイスクリームは通常のアイスクリームのように卵を使用していないので、アレルギーが心配なお子様にも良いですし、カロリーも若干抑えられているのもポイントです。また独特の口溶けの良さや多彩なフレーバー、さっぱりとした味わいなどもロールアイスならでは。同店ではシグネチャーのロールアイスクリームの他にもボバティーやラテ、スムージーもありますし、ジャスミングリーンティーをベースにしたドリンクやミルクティー、フルーツティーレモネードなどのドリンク類も豊富なので、軽いお茶にも利用してみてください。

(8/29/2023)