(2025/10/06)

　The St. Regis Hotelの11階に位置する「Miru」は、シカゴリバーやマグニフィセント・マイル、ネイビー・ピア、グラントパーク、ミレニアムパークなど、ダウンタウンの名所を一望できるモダン・ジャパニーズレストランです。

ラグジュアリーな空間で、アートのように美しい料理のプレゼンテーションを楽しめることから、観光客はもちろん、ビジネスシーンでも人気のスポットです。ホテルのエレベーターで11階に上がると、すぐ目の前にエスコートカウンターがあり、右手にはバー、左手にはダイニングルーム、その奥には寿司職人の技を間近に感じられる大理石の寿司バーが広がります。メインのダイニングルームはシックで優雅なインテリアでまとめられ、ロマンチックな雰囲気もポイント。店名の「Miru（見る）」の通り、シカゴダウンタウンの美しい景色と、色鮮やかで繊細な料理の数々を目で見て、心ゆくまで堪能できる、とっておきの一軒です。

　まずは、サーバーさんがおすすめする「Bluefin Tuna and Crispy Shiso」をオーダーしました。カリッと揚げたシソの上に、冷たいマグロを美しく盛り付け、ゴマビネグレットを合わせた一品です。香ばしくパリッとしたシソと、しっとり柔らかなマグロのコントラストが心地よい味わいを生み出しており、お酒との相性も抜群です。大トロ・中トロ・赤身の3種を一度に堪能できる「Triple Tuna巻き」は、大トロのとろける柔らかさ、中トロの程よい脂の甘み、赤身のしっかりとした旨味が重なり合う贅沢な巻きもの。そこにガーリッククランチの香ばしさが加わり、噛むたびに心地よい食感と豊かな味わいのハーモニーを奏でます。「Edamameの七味」は、七味と塩のシンプルな味付けながら、ピリッとした辛みが後を引き、思わず箸が止まらなくなるおつまみです。

　「刺身の盛り合わせ」には、マグロ・ハマチ・サーモンが彩りよく並んでいます。ネギダレや香味のアクセントが魚の鮮度を一層引き立てており、海の香りと旨味が口一杯に広がります。しっとりとした身に甘めの白みそが絶妙に絡んだ「白みその銀ダラ」は、優しい味噌の風味とコクがたまりません。上品さと満足感を兼ね備えた、人気のお勧めメニューです。

　食後には「Coconut Mango」をいただきました。これはココナッツ・カシュ―ムースにマンゴーコンポートとココナッツソルベを重ねたデザートで、ひと口でマンゴーの甘酸っぱさとココナッツの香ばしさがふんわり広がります。塩味の効いた料理の後にぴったりの爽やかさで、見た目も鮮やか。コースの締めくくりにぴったりでした。

　「Miru」の料理は全体的なポーションは控えめですが、厳選された食材の繊細で奥深い味わいを、洗練された味付けとともに堪能できるのが魅力です。シカゴ・ダウンタウンの絶景を背景に、美しい盛り付けと味わいを心ゆくまで味わえる特別感溢れるスポットですので、お祝いの席や、州外・海外からのゲストをもてなすベニューとしても最適。週末にはブランチや季節限定のキャンペーンも開催されていますので、予約の際には公式サイトも確認してみてください。

パリッとしたシソと柔らかなマグロのコントラストが心地よいBluefin Tuna and Crispy Shiso	大トロ・中トロ・赤身の3種を一度に堪能できるTriple Tuna巻きはマグロ好きにはお勧め	Edamameの七味はシンプルな味わいですが、七味のピリッとした辛みが後を引きます
ネギダレや香味のアクセントが魚の鮮度を一層引き立ている刺身の盛り合わせ	白みその銀ダラは優しい味噌の風味とコクが上品に効いていて、大満足な一品	口に入れるとマンゴーソルベの甘酸っぱさとココナッツの香ばしさがふんわり広がるCoconut Mango