●番外編 アハラヌイ・パーク・ウォーム・スプリングス
アロハ〜!常夏の島、ハワイにもあったんですねぇ、温泉が。しかしなぜか「Hot
Springs」ではなく「Warm Springs」。ま、いいか。お湯があったかければ一緒、一緒。という事で、ハワイ島東、ポホイキ(Pohoiki)に向かって137号線をドライブしていくと、なんとも言えない甘〜い匂いに囲まれた樹林帯に入る。頭上ではたくさんの鳥達がピーチクパーチク嬉しそうに木の実を食し・・・、ちょっと待って、鳥達が食べてるのはかなり大きくって、赤くって、熟してて。そっか、この甘い匂いは野生のマンゴちゃんだったのね。枝から落ちた大量のマンゴをタイヤでつぶしながら、鋪装されている道にそって「アハラヌイ(Ahalanui)パーク」を探す。途中水はけの悪い所があり、川を渡るような気分。
ハワイ島での教訓その1『車は四輪駆動がいい』
パームツリーに囲まれ海はもうすぐそこ。まさにハワイらしいアハラヌイ・ビーチパーク。家族でバーべキューしてたり、小さい子供が裸のまんま走ってたり、とにかくのどかな雰囲気。ほんとに温泉なのかなぁ? と思いながらプールに入っていくと、あらま、これはあったかい。温泉と言うほど熱くはないが、確かに水は温められている。どうやって? それがですね、ハワイ島といえば、キラウエア火山、そしていまでも溶岩がどろどろと流れ出ている状態、その内部で活発にしているマグマによって地下水があったまり温泉となる、という訳。水温は約30度、おもしろいのは、海からの波が入るたびに水温が一時的に下がり、なんだかヒヤっとする。そして波と一緒にやってくるのがたくさんのお魚たち!ハワイ島での教訓その2『この島には火山の 神様「ペレ」が住んでいる』
温泉でシュノーケリングをしたのはここが初めて。きれいな模様の魚達がたくさんいるんです。そして底には小さなヤドカリみたいのとか、うつぼみたいのとか。そして空には鳥やちょうちょ達が舞っていて・・・、なんだかもう人間だけではなく地球上のいろんな動物達の憩いの場、オアシスとはこういう場所を言うのかしら?水底をよ〜く見てみると、なんだかぷくぷくとあぶくが出ている所がある。ここからあたたまったお湯がでてるのかしら?と手をかざしてみたけどべつに熱くはなかった。そしてそんな横をまた黄色いストライプの魚が素通りしていく。ハワイ島での教訓その3『魚の方が泳ぎは上手い』
その昔、この溶岩でできた穴のプールは、ハワイ王族達がやってきて行水していたという。いまでもハワイの地元の人たちに圧倒的な人気を誇るアハラヌイ・パーク。きれいなロッカールームも、設備のととのったシャワーもない。温泉効果とか、水質とかは「?」ではあるが、このゆったりした空間、あるのは青い海と風に揺れるパームツリーのみという贅沢さ。心を癒してくれる温泉、という点では最高ポイントをあげたくなるこの温泉プール。筆者もプカプカと浮き輪にのってどこまでも青いハワイの空をながめる事に。最後にハワイ島での教訓その4『細かいことは気にしない』。
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