●シカゴで買い物：La Fournette Bakery & Cafe

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今回ご紹介するLa Fournette は、1996年にWorld Baking Champion に輝いたPierre Zimmermann氏がオーナーシェフを務める本格的なフレンチ・ベーカリー・カフェです。ジマーマン氏はフランスの北にあるSchnersheim という小さな町で、四世代にもわたって百年以上も受け継がれてきたベーカリーを勤める職人の家に産まれ育ちましたが、2009年にその歴史あるベーカリーを手放し、家族でシカゴに移住してこのベーカリーをオープンしたそうです。そんなジマーマン氏は現在ラ・フォーネットのオーナーシェフをしながら、シカゴのThe French Pastry Schoolのチーフ・インストラクターとしても活躍中です。ラフォーネットは現在店舗が二軒あり、今回はLincoln Park 店に訪れました。こちらのお店は天井が高くて明るく、大きな窓から差し込む太陽の光がほっとくつろげる癒しのスペースを作り出しています。そんな素敵な店内ではクレープやサンドイッチ、キッシュ、スープなどを食べることができます。

それでは早速取材班が試してみたアイテムをご紹介します。

French Onion Soup
	香ばしくカリッと焼いたバゲッドとオニオンがたっぷり入ったフレンチ・オニオン・スープは、思った以上にあっさりしていてほっとする優しい味わい。たっぷりと上にのっているチーズがコクを与えていて味のバランスはバッチリ。
Baguatte
	フレンチ・ベーカリーでは欠かすことの出来ないバゲットは、ザクザクと固めで塩味がしっかりとしています。アメリカのバゲットに食べ慣れていると、結構固めに感じるかもしれませんが、ハムやきゅうりをはさんでサンドイッチにすると、バゲット特有の香ばしい香りがグンと引き立ち美味です。
Pain De Mie
	フランス人は食パン( Pain De Mie )をそのまま食べることはほとんどない、という記事を読んで不思議だった取材班ですが、今回これを食べてその意味を実感しました。確かに買って来たこの食パンをそのまま切って食べてみるとパサパサ感があって、これが本場フランスの食パン？っと全く感動的ではありませんでしが、バターをつけてトーストしてみると、耳の部分がサクカリッと香ばしく、中はしっとり柔らかいトーストに大変身を遂げて、思わずなるほど〜！と感動してしまいました。
Plain Croissant
	サクサク＆ホロホロと軽い食感のクロワッサンは、塩分を全く感じない甘めの生地なので、サンドイッチなどにせずこのままパクッと食べるのが一番よさそうです。しっかりと感じられるバターの芳醇な香りもグッドでした。
Brioch
	バターと玉子、砂糖がたくさん入った程よい甘さのブリオッシュは、ふんわり柔らかくて◎。一口食べると、ほっこり優しい気持ちになります。
Apricot Danish
	サクサクそしてふんわり軽いデニッシュの中に甘酸っぱいアプリコットが入っています。甘さが控えめのデニッシュは口に含むとバターの香りが鼻に抜け、アプリコットのフルーティーさと絶妙なバランスが最高。今回、色々と食べてみたパンの中ではこれが取材班の一番のお気に入りになりました。
Plain Beignet
	ベニエはドーナツに似たフランスの揚げパンです。ここのプレーン・ベニエはレモンの香りがほのかにするもので、もっちり、そしてしっとりの食感。甘さも控えめなのでおやつにお勧めです。
マドレーヌ
	小さくて愛らしい大きさのマドレーヌは、５個の袋入りから２４個の箱入りまであります。味の種類は５種類あり、すべて甘さが控えめでしっとりとしているので、お茶のお供にピッタリです。

ショーケースにずらりと並んだ焼きたてのパンはどれもこれも美味しそうなので、選ぶのを迷ってしまいますが、色々とトライして自分好みのものを見つけてくださいね。クッキーやマドレーヌ、マカロン、ジャムなどは店頭だけでなくオンラインでの購入も可能です。

（06/01/2015)