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旅行2日目の目的地はアンテロープキャニオンとホースシューベンド。朝8時頃モニュメントバレーを出発して3時間程西にドライブすると、前方に白煙を吹き上げる3本の煙突が見えてきます。これが見えてくると、もうアンテロープキャニオンはすぐそこです。
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この幻想的な光と造形にため息が出てしまいます。 |
このアンテロープキャニオンはアリゾナ州のPageという町にあります。アンテロープキャニオンはツアーでないと見学できない為、私たちもPageの町にある旅行会社で催行されているツアー(1人$30)に参加しました。冬だったのでワゴン車で向かったのですが(夏ならオープンジープ)、パークのゲートに入ると舗装されていない道の上を走り、しかもとても柔らかい砂の為、とても揺れました。キャニオンの入り口に到着すると早速ツアーが始まります。赤茶の岩に狭い隙間がありそこから中へと入って行きます。
ツアーは1日に数本出ていますが、私たちのツアー開始は11時でした。なぜこの11時台のツアーにしたのかというと、太陽が一番高い時間帯と重なり、光が綺麗に入ってきて写真を撮るのには絶好の時間帯だからです。ナバホ先住民のおじさんがツアーガイドをしてくれました。彼は綺麗な写真の取り方を熟知していて「ここに立って」とか、「カメラをこう向けると綺麗に取れるよ」と次から次へと写真スポットを教えてくれました。ガイドさん曰く、肉眼では分からない光の微妙な反射などは、カメラを通してしか見られないそうです。キャニオンを行って帰ってするのに1時間弱かかったのですが、その間にもどんどん太陽の位置は低くなっていくので、帰り道は薄暗く、行きに見たような光が岩と岩の間にスーッと差し込む光景はほとんど見られなくなっていました。夏と冬でまた太陽の高さも違ってくるのですが、冬だと昼前に出発のツアーで行くことをお勧めします。
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注意を促す看板はありますが、柵等はないので、自己責任にて望観下さい。 |
アンテロープキャニオンから89を車で4マイルほど南にいったところに、目立たない小さな看板が右手に見えてきますが、そこがもうホースシューベンドです。ホースシューベンドは、国立公園でもインディアン居住区でもないので無料です。その名の通り馬蹄形に曲がった地形をしていることからこの名前が付けられました。駐車場があるのでそこに車を止めて、歩いてビューポイントまで行きます(徒歩約20分)。ホースシューベンドの景観は手前まで行かないと見えないので、それが目に入った瞬間言葉を失うほどその眺めに圧
倒されました。危険防止の柵など何もなく、崖の上に立って下を見ようとすると足が竦みました。コロラド川が蛇行し、その浸食によってほぼ垂直の断崖絶壁が形成された地形はまさに圧巻です。写真で全部をおさめるのは難しいので、肉眼でその迫力を十分に味わって下さい。ここは行く価値ありのスポットです。
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