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島根県は昔「出雲国」と呼ばれていました。出雲と言えば「神の国」とよばれており、多くの神話が残されていますが、「出雲」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?今回はこの神の国にふさわしく是非とも訪れていただきたいパワースポットをご紹介します。仕事や学校、家庭でストレスを感じたあなた、日々の疲れを吹き飛ばし、リフレッシュしましょう。
松江の象徴といえば、「松江城」。天守閣からは360度眺望を楽しめ、城下町や有名な宍道湖の眺めはとても素晴らしいです。松江しんじ湖温泉駅にはなんと駅に足湯があります。電車を待ってる間にゆっくりと温まり、ほっと一休みできます。学校帰りの子供たちや、観光客、地元の皆さんでわいわいと話しながら楽しいひとときが過ごせます。この松江で有名な場所といえば、「八重垣神社」。夫婦円満や良縁にご利益があるというこの神社には、めずらしい占いがあります。神社内にある鏡の池におみくじの紙に10円硬貨をのせて願い事の成就や良縁を沈む早さで占います。早ければ早いほど願いが早く叶い、5分以内に沈まなければその願いは叶いにくいと判断します。また浮かべた場所から遠ければ遠くにいって叶い、近ければ近いところで叶うといわれています。この占いも一つの目安として楽しんでみてください。
出雲でパワースポットといえば、縁結びで有名な「出雲大社」。毎年いいご縁を求めて全国から多くの参拝客でにぎわいます。ご祭神が大国主命で、人と人との縁をつなげる神様で知られています。そのためか、特に女性にはいいご縁をいただけるといって大人気の神社です。緑の山々に囲まれ、御神木にかこまれ、そこに立っているだけで自然からのエネルギーを吸収し、元気になってきますよ。また、出雲大社では旧暦の10月17日から1週間は「神在祭」がとりおこなわれ、この期間は全国の神様がこの出雲大社に集合し、一年のご縁を会議されるといわれ、この期間には特に多くの人でにぎわいます。この信仰、しきたりから、日本では古来10月を「神無月」といいますが、出雲地方では「神在月」と呼んでいます。「神在祭」では、神様が龍にのってやってくるといわれており、この期間では毎年天候が荒れ、近くの海ではうみ蛇がうちあげられているそうです。私が訪れたときも大雨で、突然あられが降ってきました。参拝が終わると、名産物「出雲そば」を是非お試し下さい。水がきれいなのでおそばがとてもおいしいと有名です。宿泊には出雲から近い場所に、「玉造温泉」があります。この温泉街の前には川が流れていて、そこに足湯があり、気軽に楽しめ、かつ疲れがとれます。天然の温泉に、宍道湖のしじみ、冬場にはかにも楽しめ、一日でパワーが充電されますよ。
出雲地方で最近注目されているのは、世界遺産にも指定された「石見銀山」。16世紀に産み出された技術、生産方式によってここでは良質な銀を大量に生産し、東アジアをはじめとしてヨーロッパにも貿易を通して広がり経済発展や文化交流に貢献された場所です。今では遺跡となっていますが、この周辺の豊かな自然や、昔からの建物が楽しめる温泉街で昔にタイムスリップしてみるのもいいですよ。
日本の原点ともいえるこの出雲地方で、昔から残る自然と対話し、日々の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。
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