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天井のない美術館、博物館」と呼ばれるその街はヨーロッパベルギーの首都ブリュッセルから北西に、電車で1時間離れたところにあります。北海と水路で結ばれ、13世紀には西ヨーロッパ随一の貿易港となり商業都市として繁栄しました。縦横に流れる運河には50以上もの橋がかかり、その美しい町並みは「北のベネチア」ともいわれていわれ、2000年にユネスコ世界遺産にも登録されました。
それでは、いくつもの呼び名を持つ「ブルージュ」をご紹介します。
ちょっとザワザワした雰囲気のブリュッセルに比べると、ブルージュは駅を下りた瞬間、静かで落ち着いた空気が流れているのが感じられます。石畳の小道が広がり、ゆったりとした小運河が流れ、まるで中世の世界にタイムスリップしたよう。おしゃれなブティック、かわいい形のチョコが窓越しにたくさん並べられているチョコレート屋、新鮮なフルーツが山盛りに乗っているベルギーワッフル屋、繊細な手編みのレースがショーウィンドーを飾っていたり、ウィンドーショッピングだけでもかなり楽しめます。
天井のない美術館」といわれるだけあり、12世紀に立てられた建物も残り、街を歩きながら建物を見渡しているだけで、歴史の勉強をしている気になります。街の中心に位置するブルグ広場には、二重式礼拝堂で、下部はロマネスク様式の聖バジル礼拝堂(1139-1149)があり、15世紀にゴシック様式に改修された上部の礼拝堂には有名な聖血の遺物が納められています。
ウォーキングツアーに参加すれば、その道40年のおじいちゃんがゆっくり歩きながら詳しくネンキの入ったツアーをしてくれます。
ブルージュでは観光だけでなくもちろん食べも物十分楽しめます。フラマン(オランダ語圏)とワロン(フランス語圏)の国、ベルギーは、フランドル料理とフランス料理が両方味わえるヨーロッパきってのグルメ王国です。
得にブルージュではかつて魚市場が栄えていたということもあり、おいしい魚介類料理が豊富です。一番有名な食べ物はムール貝とフライドポテトことフリッツ。
大きなバケツに山盛りのムール貝、からっと揚げたフリッツとともにどんどん食は進み、バケツ1杯いつの間にか平らげてしまいます。
そしてベルギーはドイツと並ぶビール王国でも知られ、なんとベルギー全土に450種を終える銘柄があるといわれ、ブルージュにもビール博物館があるのでビール好きの方はぜひ足を運んでみましょう。
また、ベルギーといえばご存知、ワッフルも有名です。道を歩いていると、きれいにディスプレイされたワッフルの匂いについつい誘われてしまいます。
ロンドンからユーロスターでブルッセル、そこから電車で1時間と便もよいのでヨーロッパ滞在中はぜひともいっていただきたい素敵な街です。
ヨーロッパは夏の航空券代は上がりますが、春先、秋口を狙えばそこそこの料金をゲットすることも可能です。アメリカからは日本よりも近いヨーロッパ。お気軽にご相談ください。
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