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「ナチュラル ステート」または「ランド オブ オポチュニティー」というニックネームのあるアーカンソー州にある人口約2350人の町、ユーリカスプリングス(Eureka
Springs)。
気候は概して温暖で、四季がある。夏の平均気温は27℃、冬の平均気温は5℃。年間を通ずると18℃ととても快適な町だ。ビーバー湖から東に車で約20分程走るとかわいらしい町に出会う。途中で古い木製の橋から眺める大自然は絶景だ。ユーリカスプリングスは昔、温泉水がでたことでこの名がついたそう。
歴史的地域として、今なお多くの観光客がその小さな町を毎年訪れる。町並みは1800年代に建てられたビクトリア朝風の建造物が立ち並ぶとてもかわいらしい町で、結婚式の舞台やハネムーンの地としてもささやかに人気だ。運が良ければ、馬車に乗って町を回っている新郎・新婦の姿を見ることができる。町の中を走る曲がりくねった道はとても狭く、脇には物産展が並ぶ。ちょっと奥に入れば、しっぽりと開いているアート個展に遭遇することもある。建物を見ているだけでも楽しく、ゆっくりと時が経つのがまたいい。散策するのもいいが、年配の人は無料のトローリーバスを利用すれば坂道の多いユーリカスプリングスでも楽しむ事ができる。
そんなユーリカスプリングスのシンボルといえば、The Great
Passion Playというなんとも大きい白いジーザスの像だ。山のてっぺんから、十字架のように手を横に伸ばしひょっこりと佇んでいる。また、1886年開業のGhostがでるという部屋がある、有名なCrescent
Hotelがある。かのオーランド・ブルームがキルスティン・ダンストと主演の映画、「Elizabethtown」でのロケ中に宿泊したそう。あの映画に出てくるほんの一コマに、恐竜の像がある。あの一コマのロケ地が実はユーリカ・スプリングスの一角なのだ。
ユーリカスプリングスでぜひお勧めしたいレストランがある。その名はHorizon。地元の人が利用するような隠れ家的存在のレストランだ。なんといってもビーバー湖のほとりに位置するため、地平線へ落ちていく夕日が見所だ。目の前に広がるオレンジ色の空を独占しながらワインを片手にイタリアン料理を楽しむ。値段も割とリーズナブルで、ディナーだと2人で$100くらいだろう。ロマンチックな夜を過ごしたい時にはお勧めのスポットだ。
高層ビルが立ち並ぶ大都会もいいけれど、たまには小さな町で自然探索、町探索をしてみてはどうか。気分が一掃され、また月曜から頑張ろうという気になれるかもしれない。気になる人はぜひ http://www.akansas.com でイベント情報などチェックしてみてはどうだろうか。
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