■記者 昨年の1月号に続いて不妊症と妊活の第3弾ですが、今回は新たな情報がありますか。
■ドクターM そうですね、不妊症の原因となり得ることが判明した論文等を新たに発見しました。 また、妊活の目的とゴールは単に妊娠することではありません。 妊娠に成功したら妊娠を継続すること、そして出産に辿り着くこと、更に母子共に健康を維持しながら子どもが成長し、一人の人間として自立できるように育むところまでが重要なポイントです。 今回は、そういった情報もお話したいと思います。
先ず、医学誌「Journal of Toxicology and Environmental
Health」電子版に2018年6月11日に掲載された、ニューヨーク市大学准教授のGayle
Delong, PhDの研究で、「HPVワクチンの接種によって25%の確率で生涯不妊症となるリスクが判明」と報告されています。
■記者 25%というと4人に1人の確率ですが、いきなり結構ショックな情報ですね。
■ドクターM しかも、この研究は米国の25歳から29歳の女性約800万人を被験者として調査しましたから、被験者の人数も大きく、より信頼性が高いものです。
■記者 先生はHPVワクチンは接種してはいけないとおっしゃるのでしょうか。
■ドクターM ここは誤解のないように申し上げておきますが、私はイリノイ州からLicensed
Chiropractic Physicianというカイロプラクティック医師免許を与えられていますが、西洋医学の医師(Medical Doctor)ではありません。遵って西洋医学の医師(MD)でない者がワクチン(予防接種)を受けない方がいい、受けた方がいい、というような事を言うことは私の持つ免許が許す業務内容を逸脱することになります。
随って、私は「こういう研究論文がありますよ」と、判断材料となる情報を提供しているだけです。
■記者 では一般の読者はこの情報をどうしたらいいのでしょうか。
■ドクターM 米国の政府機関である疾病管理局(CDC)によると、「HPV(ヒトパピローマウイルス)は、感染しても殆どが無症候で自然治癒するが、極一部は陰部に良性腫瘍(いぼ、コンジローマ)を発症し、感染者の5575人に1人が悪性化して子宮頚部癌などで死亡」とされています。
不特定多数の相手と性交渉を持たない人は感染するリスクは低く、仮に感染しても殆どが無症候で自然治癒するウイルスに対して過剰に恐れる必要はありません。
妊活中の方、将来子供が欲しいと考えている方、或いは未婚の女性の場合において、「今現在、不特定多数の相手と性交渉を持つリスクの高い人なのかどうか」を考えた上で、25%の確率で生涯不妊症となるリスクがあるHPVワクチンを今この時に接種する必要があるのか、それが賢明なことか熟考して自分で判断するようにお勧めします。
■記者 では次は何でしょう。
■ドクターM これまでに、妊活で重要なことは「健康である」ということですと説明してきました。 ウエブスター辞典では、「健康とは全ての器官が常に100%機能している完全体の状態をさす」と記されています。 また、グレイの解剖学では、「脳と神経系の役割は、体の全組織、器官及び系統の機能を調整し制御することにある」と記しています。
健康であれば子宮や卵巣などの生殖器系の器官を含む全ての器官が100%機能するわけであり、その機能を司っているのが神経系ですから、カイロプラクティックで神経系の機能不全を取り除くことで不妊症の原因となる生殖器系の機能低下を回復し、妊娠成功へとつながるのです。
では、妊娠に成功した後のケアについて話したいと思います。
■記者 妊活をして苦労してやっと妊娠したのですから大事にしたいですよね。
■ドクターM そうなんです。 でも、実はワクチンに関する情報が1件あり、CDCが発行しているNational
Vital Statistics Report の2011年から2013年の情報を以前のものと比較した結果、2011年以降は妊娠20週以降の胎児の死亡(流産)が乳児の死亡を上回っていることが判明しました。 こういった現象はこれまで見られなかったことです。 実は米国では、2011年から妊婦さんにTdap
と呼ばれる破傷風・ジフテリア・百日咳の混合ワクチンの摂取を始めており、データの分析から、Tdap
ワクチンの摂取によって妊娠第3トリメスター(3/3期)での流産リスクが16.7%増加していると指摘されています。
■記者 流産のリスクが16.7%も増えるのは妊婦さんには怖い事実ですね。 教えて頂いて良かったです。
■ドクターM そういうリスクがあるんだと知って、それから熟考して判断していただければと思います。 では、妊婦さんに気を付けて頂かなければならない他の研究報告をご紹介します。
医学誌「Journal of American Medical Association
Psychiatry」電子版に2019年10月30日に掲載された、ジョンズ ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生大学院のXiaobin
Wang, MD, MPHらの研究で、「妊婦のアセトアミノフェン服用と子どものADHDや自閉症のリスクに関連性」と報告されています。
■記者 アセトアミノフェンというと痛み止めですね。
■ドクターM そうです、消炎鎮痛薬や総合感冒薬などに一般的に使用されており、パラセタモールとも呼ばれます。 遵って、生まれてくる子どもがADHDや自閉症になるリスクを避ける意味でも、妊婦さんはアセトアミノフェンを含有する鎮痛薬や感冒薬を安易に服用せず賢明な判断が求められます。
■記者 妊婦さんの痛みには薬は要注意ということですね。
■ドクターM その通りです。市販の薬だからと油断せず、妊婦さんは特に薬の服用には細心の注意が必要です。 頭痛薬だからといって、服用した場合に薬の成分は頭にしか行かないわけではありません。 血液中に入った薬の成分は全身を廻りますから、当然子宮にも循環し胚や胎児にも影響する可能性は十分にあるのです。 うっかり服用してしまい、出産後に後悔しても取り返しがつきません。
その点でカイロプラクティックや鍼治療は薬を用いずに痛みや症状の原因を取り除く根本療法ですから安心です。
■記者 では痛みがなければケアは必要ないのですね。
■ドクターM いいえ、妊娠に成功しても流産のリスクがあります。 特に高齢で妊娠するほど流産の確率が増えますが、受精卵・胚に異常が生じると流産することが多く、それは避け難い部分です。 しかし、母体の側の健康状態、生殖器系の臓器の機能不全などでの流産は避けたいところです。
また悪阻(つわり)や妊娠糖尿病、腰痛、こむらがえり(下腿三頭筋痙攣)なども起こりがちですから、健康を維持しつつ出来るだけ苦痛が少ない状態で妊娠期間を乗り切ることが出産に到達するためにも重要です。 健康管理としてのケアが必要です。
医学誌「American Journal of Pain Management」に1994年に掲載された研究で、「姿勢は、呼吸からホルモン生産に至るまで全ての生理学的機能の制御に影響する。 脊柱痛、頭痛、気分、血圧、心拍数や肺活量などは、機能の中でも最も姿勢の影響を受け易い」と報告しています。
妊娠すると、胎児の発育と共に妊婦さんのお腹も大きく重くなり、それが姿勢にも変化として現れてきます。その姿勢の変化は脊椎へのストレスとなり、不整列による神経系への障害へと進行すると、様々な不調や症状の原因となるのです。
カイロプラクティックは、脊椎の不整列を矯正することで神経機能を正常に保ち、症状を緩和するだけでなく、健康状態を高めることから妊婦さんにも優れた効果が認められています。
■記者 それはどのような効果ですか。
■ドクターM Irvin Henderson,MDの研究によると、「妊婦さんで3rd トライメスターにカイロプラクティックのケアを受けていた人は、妊娠と出産がより快適になる」と報告しています。
Per Freitag,MDの研究では、「カイロプラクティックのケアを定期的に受けている妊婦さんの場合、出産中に鎮痛剤を投与されることが半減する」と報告しています。
パーマーカイロプラクティック大学の元小児科学教授で、臨床カイロプラクティック小児科専門医である、Joan Fallon,DC,DICCPの研究で、「初産の妊婦さんが妊娠中にカイロプラクティックのケアを受けていると、出産に掛かる時間が平均で24%短縮される。 第2子、第3子の場合は出産時間が39%も短縮される」と報告しています。
また、医学誌「Journal of American Osteopathic Association」に1974年に掲載された研究で、「背骨の矯正によって妊娠中毒症など問題を抱える妊婦の身体機能の正常化が顕著に改善する」と報告され、1975年には、「徒手矯正は妊婦の脳下垂体、副腎、卵巣、そして胎盤などの機能を整え、その結果、出産が50〜60%短い時間で済み、また薬の必要性も50%減少し、分娩後のうつ発症も少ない」という研究結果が報告されています。
■記者 不妊治療の場合はカイロプラクティックと鍼治療が効果があるということですが、妊娠中のケアはカイロプラクティックだけで良さそうですね。
■ドクターM いいえ、カイロプラクティックが効果的であることは今お話しましたが、実は鍼治療も妊婦さんの強い味方になります。 医学誌「BMJ」に2005年に掲載された、Helen
Elden准教授の研究で、「標準的医学ケアや、骨盤ベルト(妊婦帯)と家庭運動プログラムなどと比較して、鍼治療が最も妊婦の腰痛・骨盤帯痛を軽減し、治療期間中および1週間後の追跡時においても重篤な副作用が認められた女性はいなかった」と報告しています。
また、WHO(世界保健機構)が認める鍼灸の適応症の産婦人科疾患には、不妊症、月経不順、生理痛、冷え症、更年期障害、妊娠悪阻(つわり)、胎位異常(さかご)、乳腺炎、乳汁分泌不全などがあります。 妊娠前、妊娠中、出産後に亘って鍼治療は女性の健康をサポートするのです。
■記者 なるほど、鍼治療も妊婦さんに有益ということですね。
■ドクターM おっしゃる通りです。 しかし、妊娠期間中に母体に掛っていたストレスは相当なものですから、無事に出産されたらそれでよいという訳ではありません。
産後の骨盤矯正がその後に長く続く子育ての準備として重要なのです。
■記者 産後の骨盤矯正はいつ頃に受けるといいのですか。
■ ■ドクターM 経膣分娩の場合、陰部裂傷などの出血が無ければ出産された病院から退院され次第OKです。 帝王切開(Cセクション)の場合も傷の縫合部に出血が無く、うつ伏せ(腹臥位)になってお腹が痛くなければ大丈夫ですから、退院して落ち着かれたら早めに受けられることをお勧めします。
産後はまだリラキシン(relaxin)という恥骨結合を弛緩させるホルモンが分泌或いは残存していて骨盤の可動性が増大しており、いわゆる骨盤が緩んだ状態になっていますから、その時にしっかり矯正していいポジションで安定させると産後の肥立ちが良くなるからです。
■記者 早めの骨盤矯正が大切なのですね。
■ドクターM そうです、でも実際には骨盤だけではなく、頚椎(首)、胸椎(背部)、腰椎(腰)といった脊柱(背骨)全体を調べて、必要な場所を矯正するのです。 妊娠中に大きな負担が掛かっていたのは骨盤だけではありませんからね。 正確には産後の脊柱・骨盤矯正ということです。
■記者 産後の脊柱・骨盤矯正は一回で終わるのですか。
■ドクターM そうですね、診察や検査で脊柱の不整列、骨盤の緩みや歪みが軽度である以外に問題がなければ一回で終わります。 しかし、診察や検査で病理学的所見や神経学的所見があり、X線検査でも問題が見つかった場合などは治療計画を処方されて数回から十数回の矯正が必要になることもあります。
■記者 お母さんが健康じゃないと子育てや家事に支障がでるだけでなく、家庭が暗くなっちゃいますから、しっかり矯正しておきたいですね。
■ドクターM はい、お母さんは家庭の太陽のような存在ですから。 でも、生まれた赤ちゃんに健康上の問題があると、それはお母さんの負担の度合いが違ってきますから、赤ちゃんの健康管理も同じくらい大切なのです。
■記者 それはそうですが、赤ちゃんは生まれた時にお医者さんがチェックしてくれますし、退院後も直ぐに小児科医に受診しますよね。
■ドクターM そうですね、でも著しい斜頚(首の傾き)でもない限りは西洋医学的な検査しかせず、脊柱はチェックされないのです。
■記者 えっ、座りも立ちもしない赤ちゃんの背骨をチェックする必要があるのですか。
■ドクターM そうです、今からそれについてお話します。 実は、出産というのはお母さんにとっても大変なストレスがあることですが、産まれてくる赤ちゃんにとっても大きなストレスとリスクがあるものなのです。 先ずは通常の経膣分娩(自然分娩)の写真を見て下さい。
子宮の収縮によって押し出されてくる赤ちゃんは膣を通過する頭の抵抗が首に圧迫の負荷をかけ、頭が膣から外に出たら今度は産科医や助産師から頭を引っ張られて牽引の負荷が首に加わるのです。 お母さんの体力・筋力が弱く赤ちゃんを充分に押し出せない場合、引き出される力がより必要になり赤ちゃんの首への負担も大きくなります。
■記者 膣から引っ張り出されるのが問題なら、帝王切開(Cセクション)だったら負荷が少ないのではないですか。
■ドクターM 残念ながら、そうではないのが現実です。 今度はCセクションの写真をお見せしましょう。
お母さんの下腹部の12cm程の切開部から赤ちゃんが頭を持たれて引き出されているのが解ります。 概ね60〜88ポンドの負荷が赤ちゃんの首にかかっていると推測されています。
■記者 意外ですね、もう少しそ〜っと出されていると思っていました。 でも、赤ちゃんは大丈夫なんですか。
■ドクターM そこが問題なんです。 ハーバード大学医学部の神経病理学者Abraham Towbin医師は、「脊髄と脳幹の損傷が出産の過程でしばしば起こり、しかし診断されない事が殆どである。 新生児たちはしばしば生涯に亘る神経学的障害を経験する。 出産時の脊柱外傷は主に上下方向への牽引に起因するもので、特にその力に出産の過程で屈曲と捻転が脊椎軸に加わった時である。」と指摘しています。
■記者 やはり引っ張り出されるときにダメージを受けるのですね。
■ドクターM そうなんです。 また、Claremont
Graduate Universityの学術栄誉殿堂入りし11冊の著書を誇る心理学者のArthur Janov博士は、「長時間に亘る出産や産道に締め付けられるなどの危険に胎児が晒されないことから、帝王切開(Cセクション)による出産は最も容易で障害も最少の方法であるように見える。 残念なことに、出産の経路は違うのだが、新生児に起る外傷(トラウマ)は経膣分娩と比べて少ないという事がないという事実を我々は知っている」と指摘しています。
■記者 Cセクションだから安全とは言えないのですね。
■ドクターM そうです。 しかもCセクションの場合は手術ですから、赤ちゃんにメスが触れて頭や顔などに傷つける事故もしばしば起こりますし、また麻酔や輸血など医療処置が増える分だけ医療過誤が起こるリスクも増えることになります。
■記者 それで、出産の時にどの程度の確率で赤ちゃんの首に問題が起こるのですか。
■ドクターM 医学誌「JAOA」に1966年に掲載された、Dr.
V. Frymann の研究で、「産後5日以内の新生児1250人を調べたところ、90%が出産時の外傷と首から頭蓋骨にかけての緊張に苦しんでおり、その内10%は重大な外傷に苦しんでいることが判明した」と報告しています。
また、ドイツの医学誌「Manuelle Medizin」に1987年に掲載された、Dr.
G. Gutman の研究で、「生後1ヶ月の新生児1000人を調べたところ、800人に出産が直接関係した原因のサブラクセーション(不整列)が見つかった」と報告しています。
これらの2件の研究から80〜90%の赤ちゃんの首に程度の差こそあれ、何らかの損傷が出産の時に起きているということです。
■記者 確率8〜9割ですか。 でもお医者さんからは何も言われないですよね。
■ドクターM それは、前にも申し上げましたが、ハッキリとした斜頚(首の傾き)でもない限りは医師は首も背骨も診ないのです。 でも、実はそれが重大な問題であることを優秀な医師達は指摘しています。 そして首を矯正することの重要性も述べています。
前述のTowbin医師は、医学誌「Arch Path」に1964年に「研究によると、新生児の脊椎運動病理学の主たる原因は出産過程である。出産が起因のストレスを修正し、それによって不可逆性のサブラクセーション退化が起こらないことこそが極めて重要と認識する。出産時の頚椎外傷によって神経系に損傷受けた事は、異常機能、異常行動、そして突然死などの原因となる」と報告しています。
医学誌「Orthopedic Medicine」には、「頚椎と頭蓋骨への出産時の外傷(トラウマ)の結果として起る不調の例は、頭痛、前庭障害(平衡感覚)、聴覚障害、視覚障害、咽頭喉頭障害、血管運動や内分泌障害、そして精神的不調などである。 頚部(首)を整える矯正治療は、これらの不調の多くに対し優れた結果を達成している」という研究結果が掲載されています。
■記者 色々な問題が起こるのに首の矯正も医師はしてくれませんね。
■ドクターM それは医師は矯正は専門ではないからです。 ノーベル賞受賞者であるロックフェラー研究所のDr.
Arpad DeNagyは、「神経系の妨害の結果である損傷(ダメージ)は短期間で起ります、それ故に、産後すぐから予防的目的でカイロプラクティックのケアを始めるのがよい」と述べています。
また、産婦人科・小児科医、健康関連書籍の著者であり、「チルドレンのドクター」として有名なLendon
Smith, MDは、「全ての新生児は、カイロプラクティックの首と脊柱の検査を受け、そして必要な場合にはアジャストメント(矯正)を受けるべきである。 この考えは受け入れるのは困難ですか?」、と述べています。
優れた医師達は、脊柱と神経系の専門であるカイロプラクティックを勧めているのです。
私は自分に子どもができる前からこれらの情報は知っていましたから、自分の子ども達は病院から退院してすぐの生後4日目にはカイロプラクティックの検査と矯正をしています。
■記者 赤ちゃんでもカイロプラクティックが安全だから自分の子ども達に矯正をしているということですか。
■ドクターM その通りです。 しかも安全かつ効果的で、複数の研究結果が随分と前から報告されています。 1974年と1975年にテキサス州で行われた研究では、「カイロプラクティックによって子供の喘息、神経症、無気力症、集中力散漫、暴れる等の情緒や行動、神経上の問題が改善し、成績やIQにも良い成果が得られた」と報告しています。 (IRC,
29, Sept. 1975. JMPT, Oct. 1989)
また、医学誌「JCR」に1989年夏に掲載された研究では、「小児科医(MD)の診ている200人の子供と、カイロプラクティック医師(DC)の診ている200人の子供を比較した結果、カイロプラクティックを受けている子供の方が、耳の感染症、アレルギー、扁桃炎などの罹患率が低く、健康状態が優れている」と判明しています。
医学誌「The American Chiropractor」に1993年9月に掲載された研究では、「西洋医学の治療を受けている子供達と比較して、カイロプラクティックを受けている子供達は中耳炎になり難く、アレルギーも少なく、扁桃腺炎の発病率も低く、抗生物質の必要性も少ない。しかし、首の上部の脊椎の動きが狭くなった時、耳の感染症が起こる。カイロプラクティックを受けている子供は、病気になり難く、重症化し難く、学校を休むことも稀で、精神的、神経的、学習上の問題も少ない」と報告しています。
■記者 カイロプラクティックを受けている子どもは病気になり難くて健康、しかも成績やIQにも良い成果と聞けば親としては聞き捨てならない情報ですね。
■ドクターM 私の娘は今8歳で地元の公立小学校に通っています。 私達夫婦は共に日本人で家では100%日本語、保育園・幼稚園から現地校に通わせて学校では英語という環境ですが、小学校2年のときにCogAT等の試験を受け、3年生からはGifted
Studentsのクラスに入り学術的な能力を発揮しています。 また、今年4月のワシントンDC Grand Prix (バレエ競技会)の団体部門で2位、6月の第49回GRANDQUIST音楽競技会のピアノオリンピック部門で優勝するなど、バレエやピアノといった身体的・芸術的な分野でも能力の発揮ができているように考えられます。
小児科医の定期検診は受けていますが、産まれてから今日まで薬1錠、注射1本も用いることなく、健康に育っています。 これは3歳の息子も同じです。
持って生まれた能力を100%発揮させるために、身体の全ての機能を司る神経系の障害・妨害を取り除く、それがカイロプラクティックの真価であり、私の子ども達はその恩恵を受けています。 体調を崩した時は集中的にケアし、それ以外は月に1回の定期的なカイロプラクティックを産まれてからずっと受けていますから。
■記者 月に1回のケアなら誰でも受けられますね。 家の子も受けさせたいです。
■ドクターM 是非カイロプラクティックを健康管理に利用して下さい。
最後に姿勢矯正の成果を証明する8歳女児の腰骨盤と12歳男児の背腰部の治療前(Pre)と後(Post)の私のクリニックのX線写真を紹介します。
カナダの医学殿堂に列せられたストレス学説の祖、Hans Selye, MD, PhDは、「初期の病気の過程は姿勢の歪みから始まる」と述べています。
また、「IQの高い人は体が左右対称」や「良い姿勢の子どもは悪い子どもと比べてIQテストの結果が平均30%高い」という研究結果もあります。
最高のパフォーマンスの為の自己投資の一つとして脊柱・姿勢を整えることは、米国の知識層・VIP・セレブ・アスリートの人達には常識となっています。
私は、この症例の子ども達のように世界の全ての子ども達、いえ人類全てがカイロプラクティックの恩恵を享受して、健康で能力を100%発揮できる人生を楽しんで欲しいと願っています。
■記者 他では得られない貴重なお話を有難う御座いました。
■ドクターM 不妊治療・妊活中の方は、住むトコ.comに掲載されている私の過去のぷれ〜り〜特集記事2点を是非読んで頂き、妊娠中または子どもさんのいる方は、今回の情報を熟考して参考にして頂けると嬉しいです。
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