アメリカに住んでいても、なかなか訪れるチャンスがないかもしれない、中央アメリカの国々。北アメリカと南アメリカをつなぐ地峡部には、グアテマラ、ペリーズ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、パナマ、そしてコスタリカの7カ国が存在し、総面積は日本の約1.5倍になるのだそう。
その中でも、一番『観光に最適!』とよばれている国、コスタリカを探ってみましょう。”武器をもたない国”というニックネームもあるだけに、平和なイメージが高く、その意味からも世界中の観光客に愛されている国の一つ。この武器をもたない、というのは、実は「常備軍をもたない」ということ、つまり、必要でない限り武力を使うことはない、ということなんですね。
コスタリカの観光の人気は、他の中央アメリカの国々に比べると安全であり、また美しい自然が豊富で、また観光地としての開発が進んでいる、と言われています。筆者的には、「英語が通じやすい」というアドバイスがあったのも、コスタリカへ向かうことになった理由の一つ。サンホセ(カリフォルニアではありませんよ)は、国内最大の都市であり、また首都であり、また州都(サンホセ州)でもあります。実際の所、近年のコスタリカでの窃盗やカージャックなどの犯罪率があがっており、こちらは観光客もきになる所。もちろん、旅行者が自己責任を守り、基本的な安全に対する感覚を忘れなければ、非常に過ごしやすく、明るく楽しい国であります。
<まずは基本情報から>
正式な国名は、The Republic of Costa Rica
で、このコスタリカという言葉は、スペイン語で「富める海岸」という意味だそうです。国旗はあざやかな青・白・赤、まるでフランス国旗のようですが、この色にはそれぞれ理由があり、青は青空を、白は白い雲を、そして赤は、独立の時代に流されたであろう先住民の血を表現していると言われています。そして、左側にみる紋章、こちらには、コスタリカの三つの火山に、7つの星(7つの県を意味する)、そして航海に利用された船の絵がみえると思います。国の人口は約480万人、ほとんどがスペイン系と先住民との混血の方が多いらしいです。また、中国系の数も多々、ダウンタウンには、小さいながらもチャイナタウンがあったりします。
宗教的にはカトリック信者が95%という大きな割合を占めており、街のいたるところに教会やマリア像などが掲げられています。公用語はスペイン語、なのですが、空港やホテル、有名なレストランなどでは英語が通じます。ローカルな市場や郊外のレストランなどでは、できるだけ片言でもスペイン語を使うことをお勧めします。一言「グラシアス!」と付け加えるだけでも、とっても喜んでくれるみなさんですよ。首都はSan
Jose、そう、カリフォルニア州の街と全く同じ綴り&発音です。国際空港もこちら、San
Joseにあり、非常に近代的で便利な空港です。バッゲージクレームの周りには、両替商、ツアーサービスのカウンター、そして外にはタクシーがたくさん待機していますので、空港からホテルへの足はすぐ確保できます。USドルでも支払える場所が多く、コロンという現地通貨をたくさん所持しなくても大丈夫。
<ドラマティックな歴史>
コスタリカの歴史を語るにあたって、大切なのが’クリストファー・コロンブスがやってきた1502年の前か後か’という理解。コスタリカン達はBC(Before
Columbus) /AC(After Columbus)という言い方もするくらい、1502年のコロンブス到着によって国の歴史が大きく変わったと理解されています。
まずBCの時代から。4万年前からの遺跡も見つかっているコスタリカ。北アメリカと南アメリカ大陸の接点であり、陸路/水路の途中の拠点として、とうもろこしや芋類を栽培して貯蔵する事により、国民は農耕民族として成長。パナマやコロンビア、エクアドルなどに広がる他部族との交易も盛んとなり、様々な文化や宗教、そして今でもミステリーとして扱われている「コスタリカの石球」などもこの頃に作られたと言われています。西暦500年頃には、しっかりとした階級社会(カシカスゴという制度)が存在し、多大な権力と武力をもつセニョリオ(首長領)も出現、この階級により部族それぞれの統治が進められ、その力はスペイン人による1502年の制服まで続いたのでした。40万人以上いたと言われた全部族の中には、人間の肉を食する部族や、首狩族なども存在したという事、これらはヨーロッパ人による統治によって終了していきます。
AC = After Columbusになると、スペイン人の入植がはじまり、そしてその支配下になっていくのですが、その当時の一般人の生活は非常に厳しく、過酷な労働の中、高額な課税を支払わなければいけない、、、辛く悲しい毎日が続いたと言われています。そして迎えた1821年、グアテマラがスペインから独立したのをきっかけに、コスタリカも独立(この時コスタリカはグアテマラ総督領の一部)し、さらに、1822年の中米連邦結成にともない、中米連邦の一国として合併。きちんとした国、共和国として独り立ちしたのは、さらに20年以上先の1848年の事でした。
その後は、コーヒー産業を中心に、少しずつ富を得ていったコスタリカンたちの生活。そこから生まれた裕福層たちによる独裁政治の時代を経て、1949年に制定された憲法は、民主主義の知恵と教育を元に作られた内容、世界各国の知識人&政治家などから、現在でも注目を浴びています。平和・軍縮・人権・環境、などに目を向け、社会福祉や教育レベルの工場を目的とした社会作りを目指す『新生コスタリカ』、コーヒー&バナナなどの輸出とともに、医療やエコツーリズムの中心的地域として、未来に向けてさらに発展していけそうなセントラルアメリカの一国と言えるでしょう。Pura
Vita! (シンプルな生き方!)がモットーのコスタリカンの文化をもっともっと世界中の方々に知っていただきたいと思う筆者です。
<サンホセの街を知る>
コスタリカ国内で一番の繁華街はやはりサンホセ。ホテルもレストランも多く、また金融や商業、文化の中心街として、たくさんの人々が集まってきています。ダウンタウンまで来てしまえば、後は徒歩で街中をくまなく見て回ることは可能、しかしながら、若干安全面で気になる場所も多々(特に夜など)。身の回りの貴重品などに気をつけて観光していきましょう。ダウンタウン内は貴重な歴史建築物や、興味深い展示物が目地通しの博物館&美術館の宝庫。ぜひたっぷりと時間をかけて回ってみてください。
■Teatro Nacional Costa Rica:国立劇場
1897年に完成した美しい劇場。現在も数々のコンサートやイベント、ミュージカルや演劇などで利用されている、人々に愛される文化の中心的な建築物です。中に入ると、大理石がふんだんにつかわれている階段や壁、そしてセレブな雰囲気のシャンデリアに圧倒されたと思ったら、上階のゲストたちが集う居間には、天井に美しい絵が描かれ、アンティークのピアノや芸術品が並べられている、ゴージャズな雰囲気。こういった室内を垣間見るには、入場料(10ドル)を払って入る、あるいは実際に催されているイベントのチケットを購入して鑑賞してみる、というのもいいですね。カフェも併設してあり、こちらで優雅に美味しいコスタリカン・コーヒーや、チョコレート系のお菓子をいただくのも素敵な時間の過ごし方。パリのオペラ座からアイデアを得て建設されたというこの美しい国立劇場、コスタリカンたちのアートに対する情熱を感じられる場所となっています。
■ Metropolital
Church (Catedral Metropolitana) :メトロポリタン大聖堂
クリスチャン(特にカトリック教徒)が大半を占めるコスタリカでは、様々な大きさの教会や、キリスト教にちなんだ偶像たちを見かけます。そんな中、サンホセの中心街に堂々と厳かに存在するメトロポリタン大聖堂、こちらはぜひとも足を運んでもらいたい教会です。目の前には中央公園、少しあるけば国立劇場、という立地だけに、どれだけたくさんの信者たちが毎日足を運んでくるかは想像できるはず。ネオクラシック様式およびバロック様式系で、外観はシンプルながら、内装は輝かしいばかりのステンドグラスに、パステルを貴重とした天井画、そして静かに聞こえてくる、市民たちの祈りの声と聖書をめくる音。ドームの天窓から優しい自然光が入り込み、それによって、礼拝堂すべてが暖かく見守られているような気持ちがするかも。1825年に建設がはじまり、地震などにより何度か再建されつつ今の状態になったカテドラルは、国内一番古い聖堂として、今でも人々から愛される教会の一つ。一般の観光客も、快く受け入れてくれます。
■Parque Centra :セントラル公園
サンホセ市民が、待ち合わせや仕事中のお昼のブレーク、あるいは、ただのんびりとする場所、、、という感じで利用している感じの公共広場。市内で最も古い公園であり、よって木々もなかなか古く、元気にスクスクと育っている感じ。キオスクと呼ばれる穴の空いたドームのような建物が中心で、いかにも「憩いの場」的に、たくさんの人たちが階段に座り込んでおしゃべりしたり、タバコを吸ったり、、、そんなに大きな公園ではないのですが、街の中心的な場所であり、また街灯やベンチのデコレーションなどもとても綺麗なのが魅力。ただ、夜はちょっと危ない場所としても有名なようですので、ぜひお気をつけくださいね。
■ Museos
Banco Central de Costa Rica : コスタリカ中央銀行博物館
地下の金庫をそのまま博物館にしたという面白い構造。中央銀行の管轄なだけに、コスタリカでかつて利用されていた通貨や、先住民が使っていたという器具や衣類が展示されています。通貨、と言いましても、さすが中央アメリカ、キンキラキンのゴールドが豊富に採集されていたようで、どこもかしこもゴールド三昧、その輝きに圧倒されてしまうかも。時代によっては、タバコやコーヒーなどが金銭と同じように扱われていたということで、そのような産業についても学べるようになっています。金銀の装飾品の中でも、カエル、トカゲ、といった形のものが多いのは、コスタリカンたちは昔からカエルやトカゲといった爬虫類を神様の伝道動物として敬っていたからだとか。なかなかユニークでコミカルなデザインがかわいいのでした。
■ Museo
National de Costa Rica : コスタリカ国立博物館
黄色い壁と厳かな外観から、見つけるのが非常にわかりやすい博物館。見た目とは違って、入場するとすぐに、コスタリカの豊かな自然を表した植物園に迎えられます。たくさんの蝶々が舞い、そしてあの不思議な球にもお目にかかれます。この球は、コスタリカで発見されてからも、あまりにもミステリアスな状態だそうで、その用途や理由がわかっていないもの。それだけに、不思議で魅力的で、さらに想像力をそそる展示物のひとつと言えますね。その他、コスタリカならではの植物や珍しい動物の各種にも出会えます。
自然&歴史のセクションが終了すると、今度は近代コスタリカの産業や文化の紹介や、上級クラスの方々の生活ぶりの展示などが続きます。アリアス元大統領のノーベル平和賞展示室は必見です。そんなに大きな博物館ではありませんが、コスタリカと言う国の全てを満遍なく学べる場所と言えます。
■ Museo
de Arte Costarricense:コスタリカ美術館
入場無料で良心的な美術館。とはいえ、コスタリカ有数の芸術家たちの作品が集まっていて、中には目を見張るような情熱が感じられる絵画、版画もあったり(そう、コスタリカの方々は“ロマンチスト”なんだそうですよ)で、なかなか面白かったです。かつては空港があったという場所だけあって、なんとなく殺風景な広い土地の上にあるのですが、屋外の彫刻やガーデンの展示にはもってこい。また、2階のVIPルームの壁は必ず足を運んでもらいたい場所(階段でえっちらこっちら)。先住民の時代から、現代までのコスタリカの歴史が一目瞭然楽しめる、スタッコ細工(化粧漆喰と呼ばれています)に圧倒されるとことでしょう。
■ Central
Market (Mercado Central):セントラルマーケット
100年以上の歴史を誇る、サンホセ最大の市場。各入口は小さいので、外から見ると分かりにくいかもしれませんが、このマーケットの中には200以上のお店が所狭しと並んでいて、まるで迷路を楽しむような気分でお店をグルグルと回ってみることができます。生鮮食料品はもちろん、家庭用品、衣料品、ペット用品に、お薬やさん、そしてお土産やさん。なんでも揃うこのマーケット、観光客として是非トライしたいのでが、屋台のお食事。お魚屋さんに隣接している屋台で、セバーチェ(魚介類たっぷりのマリネ)と焼きたてのパンをほおばれば、もうそれだけで最高急のお味。『この人たち、1日ここに座っていて、仕事してないの?』という疑問が浮かぶ、ローカルのコスタリカン・アンクル達と会話しながら、楽しい時間をお過ごしください。(スリや置き引きに要注意!)
■Artists’
Market (Mercado Nacional de Artesanias)
: 民芸品市場
国立博物館すぐ横の、掘っ建て小屋のようなアーケードの中では、地元の民芸品を売りに来るローカル達が、私たち観光客のお越しを心待ちにしております(笑)。どこのお店で買っても、品自体はほとんど変わらず、ただ、お値段交渉次第では、同じものがとってもお安く手に入るわけです。そんなやり取りを楽しめる貴方でしたら、きっとこの民芸品市場での体験がいい思い出になるでしょう。写真撮影は不可、そして、できるだけ小さな額の現金をお持ちになっていた方が便利ですし、また、片言でもスペイン語ができるといいかも、です。
<エコツーリズムって?>
コスタリカといえば、エコツーリズム。そしてエコツーリズムといえば、コスタリカ。知っているようでよく理解していないこの言葉、ですが、ウィキペディアによると「自然環境のほか、文化や歴史などを観光の対象としながら、環境の保全性と持続可能性を考慮するツーリズム(旅行&リクリエーションのあり方)の事。。。だそうです。さて、なぜコスタリカなのか?という所ですが、“中米のスイス“とも呼ばれている、平和を愛する「軍備完全廃止」を謳った国。そして、国土の1/4が国立公園や自然保護区として指定されており、四国と九州を合わせたくらいの国土の広さに、全世界に存在する動植物の5%が生息していると言われています。特に、鳥類、蝶類、ランなどの植物に関しては、10%の種類が見つけられるのだそうです。他にも、地形として熱帯雨林、活火山、熱帯乾燥林、熱帯雲霜林、湖、川、カリブ海、太平洋、、、様々な顔を持つ場所に出会える国なのです。そんなエコツーリズムのメッカ、コスタリカで是非訪れておきたい場所をリストアップしておきましょう。
■Arenal
Volcano & Baldi Hot Spring:アレナル火山とバルディ温泉
アレナル火山は、完全なる活火山で、現在も小規模の噴火が続いていますので、小さな煙を確認することもできます。夜暗くなってからは、溶岩が流れる様子が見れる時もあるらしく、この山の魅力は24時間!1366メートルの美しい姿は非常にフォトジェニックで、そしてちょっとだけ富士山に似ているような気がします。サンホセから車で3時間ほどかかりますので、遠出にはなりますが、そんな旅の疲れを癒してくれるのが、山の麓にあるバルディ・ホットスプリング。こちらはリゾートホテルになっていますが、1日だけの利用も可能。かの有名な「タバコン・リゾート」と比べるとお値段的には安上がり、でも同様のアクアリゾート感覚が楽しめる、観光客には優しい場所。更衣室やシャワー室、安全な鍵付きロッカーも完備、大きな荷物はカウンターでチェックインできるのも嬉しい。15以上ある様々な温泉を使いながら、ウォーター・バーでカクテルを嗜んだり、スライダーで遊んだり、アレナル山を見上げながら、美味しいブッフェのお食事を楽しんだり。1日しっかり遊べると同時に、火山のパワーの強さを感じられる場所です。サンホセ近辺に宿泊している方は、送迎や食事付きの1日ツアーに入るのが簡単かもしれません。
■Doka
Coffee Plantation : ドカ・コーヒー農園
コーヒー産業はコスタリカの経済と切っても切れない間柄。上級なコーヒー豆の産地の中でも、このドカ・エステートは、観光客にも入りやすくそして分かりやすく、コーヒー豆の生産の行程を説明してくれます。サンホセなど中心的場所&ホテルから出発のツアーに入ると、まずブッフェ式朝食を農園のレストランで楽しめますが、
もちろん目玉は美味しいコーヒー!農園内では、昔ながらの収穫の仕方、乾燥の仕方、ローストの仕方、などの製造行程をしっかりとお勉強。そして実際にコーヒーの畑や美しいガーデンなどを訪問しあとは、試飲会&ショッピングと続きます。コーヒーはもちろんお値段格安、他にもお店には様々なコスタリカ土産が並んでいますので、ゆっくりとお買い物を楽しんでください。コスタリカの自然と天候をフルに有効利用したコーヒー産業の様子を見学できるとともに、緑でいっぱいのポアス火山地帯を一望できるのも素敵です。
■Poas
Volcano & Sach : ポアス火山とサチの街
ポアス火山は国立公園になっており、火口のある頂上部分に比較的簡単に車と徒歩で行けてしまうという便利さ。中腹に見かけるたくさんのコーヒー農園を横目に登り着く標高2808メートルの高さ。
ポアス火口国立公園に(Parque Nacional
Volcan Poas)に車を止めて、火口まで10分ほど舗装された道を歩いていると、段々と硫黄の香りが強くなっていきます。そして気がつくと、ジャジャーン!と大きな火口に出会いまして、なかなかフォトジェニックな写真が撮れる場所。ここからさらに20分程トレッキングすると、ボトス湖(Laguna
Botos)まで足を延ばすことができます。この道のりがなかなかオツ、でして、霧なのか、雲なのか、とにかく薄暗く静かでウェット感たっぷりの小道(これをCloud
Forest :雲霧林と呼ぶ)がミステリアス。この地域独特の植物の数々に出会え、傘代わりにもなれそうな大きな葉っぱなどもありました。途中、民芸品などで有名なサルチという街に寄ってみましょう。これぞ、エコロジー!とも言える、運搬用の牛舎、そしてその台車の部分の色鮮やかなデザインで有名になっている街。
Sarchi地区はこのOxcartの工房、そして“世界一大きい牛舎のカート”がある場所、地元のアーティストさんたちが現在でもセッセと絵付けしている様子を見学できます。小さなお土産品サイズの台車もとってもキュート!美術や文化に敏感なアーティスティックな体験をしたい方にはもってこいのこじんまりした街です。
■La
Paz Waterfall Garden:ラパズ・ウォーターフォール・ガーデン
コスタリカならではの野生動物・植物に出会いたい!でもジャングルを歩き回る時間はない!という方にオススメの公園。観光スポットとしてできているからか、「本当のエコ・ツーリズムではない」と思われるかもしれません。が、入ってみたらかなり本格的なハイキングもできるし、自然の中にいる感はたっぷり。逆に、きちんとした運動靴を用意して行きたい場所。広大な公園の中には、5つの大小な滝、そして、なんといっても希少価値の高い動物たちに出会えるのが嬉しい。ピューマやお目々ギョロギョロのお猿さんなどの哺乳類、見たこともないようなサイケデリック色の爬虫類、ハミングバード達、そしてザ・トロピカーナな鳥、トゥカンにも出会えます。まるでディズニーランドのチキルームが本物の鳥達で形成されているような気分。こちらのカフェテリアのランチブッフェは、なかなかの食べごたえのある内容。トレッキングでお腹がすいた後の心地よい時間です。
<デリシオッソ!な味をご紹介>
メキシコ料理のような、地中海料理のような、それでいて何となくヨーロピアンな、何とも言えないミックスな味を楽しめるのがコスタリカン・クジーン。そして海の幸も山の幸もふんだんに使われているメニューは、きっとたくさんの観光客の舌を魅了することでしょう。筆者が滞在中にローカルから勧められて食べてみた幾つかの味&レストランをご紹介しておきましょう。
■Cafe
Amon @ Hotel Don Carlos
歴史的な建築物が残るBarrio
Amon 地区にあるレストラン&ホテル。国立博物館から徒歩10分ほどの場所、のんびりと美しいパティオでコーヒーを楽しんだり、バーで一杯、も絵になるレストラン。シーフードたっぷりのエンチェラーダ、とろけるチーズ&新鮮なアボカドで作られたグアカモレと一緒に頬張ると、もう涙が出るほど美味しいのです!
http://www.doncarloshotel.com
■Rancho
Perla
山の中のような出で立ちの建物なのに、シーフードで有名なレストラン。La
Fortunaという郊外の街にあるのに、たくさんの地元のファンがわざわざ足を運ぶという場所。筆者が訪れた時も、たくさんのローカルファミリーがお食事を楽しんでいました。マグロとアボカド、トマトをふんだんに使ったサラダ
、名物「シーバスのグリル」は必ずトライしてもらいたい1品。
■ Cafe
Teatro Nacional
国立劇場の中にあるカフェ。こちらではお茶/コーヒー(もちろん地元Britt社のお豆)はもちろん、サンドイッチや甘?い甘?い(でも美味しい?)ケーキ、軽食にぴったりなサラダなどがメニューに並びます。まるで、ミニ・ベルサイユ宮殿のカフェにでもいるような、ヨーロピアンの雰囲気を楽しめます。観劇用のチケットがなくても気軽に利用できる
素敵なカフェです。
https://www.teatronacional.go.cr/Cafeteria
■こんなスナック、いかがです?
コスタリカを歩いていると、日本のコンビニを思わせる可愛いお店に出会います。食べ物飲み物、スナック類、なんでも揃うのですが、やはり地っぽいものをトライしてみたいもの。このウィール型の揚げせんべい(でも甘い)もの、どこでも見かけます。コスタリカ名物の牛舎の車輪がモチーフになっているようです。そして、揚げ物お菓子といえば、このチュロスとアイスクリームのコンビネーション!これは美味しくないわけがないです。ショッピングモールなどで小さく店舗を持っているCrispy
Churosで購入可能。
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