★アムネットのオススメ |
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★IACEトラベルのオススメ |
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★近鉄インターナショナルのオススメ |
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★アムネットのオススメ オレゴンで大自然を満喫しよう
●G
「今回のお勧めは「オレゴン」です!「オレゴン」と言えば「愛」!」
▼新入社員A
「それほど日本人には馴染みのないところですね。。。でも何で「愛」なんですか?」
●G 「「オレゴンから愛」ってドラマがあったじゃん!知らないの?」
▼A
「聞いたことないです。。。 いつ頃ですか?」
●G「80年代じゃない?僕の大好きな80年代!」
▼A
「私、生まれてないです。。。」
●G
「あはは!「北の国から」のアメリカ版みたいなものだよ。さて、気を取り直して「オレゴン」ですが、日本人なら絶対好きになると思う場所がたくさんあります!」
▼A
「雨が多いところですよね。お隣のワシントン州(シアトル)と一緒で、ずっと雨が降ってるイメージです。」
●G
「ところがどっこい!実は年間雨量はそんなにシカゴと変わらないんだな。まぁ、シカゴは冬の雪が多いってのもあるけどね。東京よりも少ないぐらい。僕が行ったときは、雨が降ったと思ったら、30分後に快晴になってたりと、一日の中で天気の移り変わりが大きかったイメージだよ。」
▼A
「で、どうして日本人が好きになる場所だと思うんですか?」
●G
「まず、道路! レンタカーで高速を走っていて、タイヤが道に擦れる音がシカゴと違うなぁって思ったんだよね。そしたら、道がアスファルトでできてた。山の茂った緑も日本になんとなく似てたし、山の合間を走る高速も、なんとなく日本を思い出した。なんかアスファルト見てたら「シティハンター」の歌口ずさんでたよ」
▼A
「また分からないです。。。」
●G
「それから、日本と同じといえば、ガソリンスタンド!」
▼A
「ガソリンスタンド・・・?」
●G
「日本と同じで、ガソリンスタンドには係りの人がいて、ガソリンを入れてくれるんだよ!」
▼A
「それはいいですね!日本のように、ガソリン入れてもらっている間、窓拭きとかもしてくれちゃうんですか!?」
●G
「それは無いね。。。日本のように係りの人が走って作業をしてくれることは無いね。。
その辺アメリカ。スローな感じ(笑)。」
▼A
「で、すいません。ガソリンスタンドのシステムや道路や山の景色が似てるだけじゃ、あまり行きたいとは思わないんですけど。。。」
●G
「え?そう。しばらく日本に行けなかったときにオレゴン行ったら、すごく感動したんだけどなぁ。あ、そうそう、オレゴンには消費税がない!」
▼A
「それはお買い物に魅力的!アメリカって、場所によってずいぶん税が変わるから、レジで課税後のレシート見てびっくりしちゃうときがあるんです!」
●G
「そう。だからアウトレットのモールも人気ですぞ!」
▼A
「でも、シカゴにもアウトレットはたくさんあるし、それだけじゃ、飛行機代出してまでオレゴンに行きたいとは思わないです。。。」
1.日本のような滝
●G
「もちろん買い物は観光のメインじゃないよ!まずはこちらの Multnomah Falls という滝。」写真_1
▼A
「アメリカの滝と言えばでっかいってイメージですが、この滝は細くて、なんだか風情があって良いですね!日本の日光の滝とか思い出します!」
●G
「でしょ?」
▼A
「ところでなんでソフトクリームが写っているんですか?」
●G
「近くの売店で売ってたのがすごく美味しかったから(笑)。ソフトクリームも消費税が掛からないんだよ!だから余計な小銭が増えない!助かる」
▼A
「滝の周りに散策コースとかあるんですか?」
●G
「この滝はね、実は小道があって、滝の上まで登ることができるんだよ。ちょっと坂道だけど、本格的な登山服はいらなくて、スニーカーとジーンズで1時間も掛からないよ。」写真_2
▼A
「え〜いいなぁ。マイナスイオンたっぷり吸収できる感じですね。」
●G
「頂上には、ちゃんとデッキがあって滝を上から見下ろせるようになってるよ。とっても素敵な景色だよ。」
▼A
「私も是非、ソフトクリームでエネルギー補給して、滝の上まで行ってみたい!」
●G
「是非是非!癒されること間違いなしだよ!」
2.リバークルーズ
●G「さて、次はリバークルーズ!オレゴン州を流れる雄大なコロンビア川には、リバークルーズがたくさんあります!ブランチ、ディナークルーズなどもあるけれども、今回は食事なしでのんびり川を下る Columbia
Gorge Sternwheeler Cruiseに行ってきました。」
▼A
「川からゆっくり自然を眺めるのもいいですね。」
●G
「さすがに、この川の雄大さは日本とはだいぶ違ったなぁ。日本は細くて流れの速い川が多いから。ゆっくり景色を眺めるのも、最高だったよ。」
▼A
「私は景色だけだと物足りないから、ブランチクルーズに行ってみたい!食べながら見る景色最高でしょうね!」
●G
「まさに花より団子だね(笑)。さて、最後はやっぱり海!」
▼A
「太平洋!ですね。ここ数年太平洋を見ていない気がします」
●G
「どうこの写真?」
▼A
「海に浮かぶ岩山が、日本海っぽい気もしますね。でも砂浜はきれいですね。浜辺を乗馬している人たちもいて素敵です!」
●G
「Haystack Rock Marine Garden
という場所なんだけど、この写真を以前友人に見せたら。「あ、グーニーズのラストシーン!」って。興奮して調べたら、その通りだったよ。懐かしいなぁ。グーニーズ」
▼A
「「グーニーズ」って映画ですか?」
●G
「そう!ってこれも知らないの!?って知らないか。僕らの世代はみんな夢中になった映画だよ。そうそう、ファミコンのソフトにまでなったもんね。行ったのは9月だったんだけど、ちょっと泳ぐには遅すぎたけど、ビーチを散歩するには最高の季節だったよ。」
▼A
「で、海といえば、海の幸ですよねぇ。何食べたんですか?」
●G
「やっぱり花より団子だね(笑)。はい。有名なMo’s Restaurant
のクラムチャウダーを食べて着ました。クリーミーでコクのあるスープに、クラムのちょっとチューイーな歯ごたえ。とっても美味しかったです。」
▼A
「海老の串刺しもおいしそう!でもせっかくなら、おしょうゆで頂きたいです(笑)。」
●G
「その辺、日本人だよね(笑)。近くには小さな町もあって、お土産をかったり、散歩をしたり、とってもかわいらしい町だったよ。」
▼A
「なんだかオレゴンって今まで馴染みがなかったけど、すごく行ってみたくなりました!」
●G
「あと、僕の旅の重要なポイントがね、「人」なんだ。オレゴンの人はなんだかとっても優しくて。観光客も多すぎずで、外から来た人にもとっても親切な印象だったよ。」
▼A
「それも大切な旅のポイントですよね。」
●G
「ちなみに、シカゴオヘア空港からは、オレゴンポートランド空港までユナイテッド航空、アメリカン航空、アラスカ航空が直行便を就航しています。」
▼A
「どのぐらいの飛行時間ですか?」
●G
「往路は4時間半、復路は4時間と国内線にしてはちょっと長めのフライトだけど、山は多いし、同じアメリカなのにシカゴとは全く違う世界だから、絶対お勧め!」
▼A
「4時間少しなら、ロサンゼルスやサンフランシスコに行くのと、ほとんど変わらないですね。」
●G
「それにね、オレゴンのポートランド空港は、いくつもの「全米で一番の空港」の賞を受賞しているんだよ。」
▼A
「どうしてですか?」
●G
「定刻発着率が良かったり、空港の乗りつぎが便利だったり、そうそう、空港がとっても綺麗だったよ。ポートランドの都心へも電車で行けたりね。」
▼A
「そう言えば、今回ポートランドの話題がでてないですけど。。。」
●G
「あはは。実はね、郊外の自然ばかり見てきて、ポートランドに行く時間がなくなっちゃって。。。シカゴに比べると都心部は小さいみたいだけど、でもダウンタウンは是非行ってみたいなぁ。それからポートランドってすごくみんなのファッションがお洒落なイメージだよ。よくドラマの舞台になったりしてるけど、ちょっとヒッピーなんだけど、上手く着こなしている人が多いイメージだよ。」
▼A
「そう言えば、オレゴンて、全米で家の価格が大暴落したとき、ワシントン州と並んで下落が少なかったってニュースでやってました。オレゴン、住むにも魅力的なんでしょうね。」
●G
「きっと、地元の政治もしっかりしているんだろうね。アメリカ人から見ても魅力的なオレゴンへ、是非皆さん行ってみて下さい!」
★IACEトラベルのオススメ 春爛漫!ディズニーワールド
これから、ウォルトディズニーワールドに出かけようかなっと思っている皆様の中には、色々な情報が多すぎで、「何から始めたらいいのか分からない」「何時行くのがいいのか迷っている」っという方が多いのではないでしょうか?
ディズニーワールドで行われるイベントを通してお勧めをご紹介させて頂きますので、いらっしゃる時期をご検討される際にご参照下さい。
■春から夏にかけてご計画をされていらっしゃる方
オーランドの春・夏は、3月中旬から徐々に湿気が多くなり、5月中旬頃からは雨の日も多くなりますが、1日中降っている様な雨では無く、勢い良く短時間毎日の様に降ります。
3月はカンカン照りの暑い日が少なく、心地良い天候の為、パークでは過ごしやすい状況です。3月2日からは毎年恒例の【Internatioal
Flower & Garden Festival】がエプコットで始まります。
春を先駆けて感じる事が出来るこのイベントですが、タイトルからすると、ガーデニングに興味のある方のみお楽しみ頂けそうな感じがしますが、国際色豊富なお食事をお楽しみ頂け、ちょっと昔に流行った歌手・バンドのコンサート(週末のみ)もございますので、老若男女問わず楽しめる事が出来るイベントなんです!そして一部のパークではエッグハント出来る、イースターのイベントも開催されています。Disney
Springs のレストランではSt.Patrick's Festivalが行われます。緑色の洋服に身を包み、Face
Painting等をお楽しみ頂けます。野球ファンには嬉しいAtlanta Braves
のスプリングキャンプが2月から引き続きESPN's Wide World of
Sports Complexで行われていますので、野球とディズニーが一緒に楽しめます。特に3月上旬は春休み前の為、比較的空いています。アニマル・キングダムでは、新しい夜のショー【Rivers
of Light】が始まる予定です。**お日にち等の詳細は発表されておりません。
4月にはマラソンファンとスターウォーズファンには堪らない、 Star Wars
Half Marathon-The Dark sideが4月14〜17日に行われます。レースの中にも色々な種類が設けられており、(Star
Wars 10K, Sar Wars Dark Side Challenge,Star
Wars 5K, runDisney Kids Races )事前にレジスターが必要となります。レース後は獲得したメダルを胸に、ゆっくりとディズニーワールドでレースの余韻に浸るのもいいですね。引き続きエプコットでは【Internatioal
Flower & Garden Festival】が行われていますが、3月よりも暖かい気候の為、お花の咲き加減が見頃になります。暑すぎるっと感じる日も出てきますので、プールで遊ぶにも十分な気候です。夏休み前ですので、比較的空いています。
5月には、まだ公式発表はされていませんが、この2年程行っている24時間オープンのマジックキングダムを体験する事が出来るかもしれません。既に湿気が多くなり始め、暑さに慣れていない方には少し疲れやすくなります。大きなイベントが無い事と夏休み前なので、比較的空いていますので、狙い目です。
6月は、アメリカ国内の学校で夏休みが開始する月ですね。 まだ公式発表はされていませんが、今年もフローズンサマーファンが始まる予定です。5月同様、大きなイベントはございませんが夏休みに突入の為、リゾートは大変混み合います。雨も多く、湿気と暑さの為、熱中症等で倒れてしまう方もパークではいらっしゃいますので、この時期のパークでの過ごし方は無理をされず、そして水分補給をしっかりとされる事をお勧め致します。そしてウォーターパークオプションをご購入され、4大テーマパークとウォーターパークを上手に行来され、思う存分お楽しみ下さい。勿論ご宿泊されますホテルにも、プールがついていますのでそちらもお楽しみ頂けますが、バリュークラスにはスライダーが用意されていない為、ホテルのプールを楽しみたい方は、モデレート又はデラックスのホテルをお勧めいたします。
7月には、独立記念日のイベント・花火が各パークで行われます。 暑さはまだまだ続き、雨も降りますので、パークでの過ごし方(例えば雨が降った場合の雨宿り場所等など)を事前に確認される事をお勧めいたします。ご質問はIACEトラベルフロリダ支店まで御連絡頂けましたら、お勧め場所等をご紹介致します。夏休みの為、引き続き混み合います。
8月は、大きなイベントが用意されいません。 アメリカの夏休みが終わり始める事で、リゾートは比較的空いて来ます。まだまだ暑さ真只中のオーランドですが、混みあい具合が軽減されるので、暑い中長蛇の列でお待ちになるという事が少なくなり、お勧めの時期です。そして既にお申込み受付中の【無料ダイニングプランキャンペーン】の宿泊対象月となります。対象到着日2016年8月6日から10月1日にチェックインをされるお客様が対象です。一部のホテルは対象外となりますので、詳細はIACEトラベルフロリダ支店まで御連絡下さい。
■秋から冬にかけてご計画されていらっしゃる方
オーランドの秋・冬は雨は少なく、寒波が訪れていない時は比較的暖かい気候となります。
9月は、毎年恒例、今年21回目となる【International Food &
Wine Festival】がエプコットで始まります。**お日にち等の詳細は発表されておりません。
子供よりも大人が楽しめてしまうこのイベント、あちらこちらで美味しいお食事とアルコール飲料を堪能する事ができ、そしてコンサートも開かれる事で、いつもとは違った陽気な大人の雰囲気満載になります。
9月中旬からはマジック・キングダムにて、【Mickey's Not-So-Scary
Halloween Party】が始まります。入場券の他別途チケットの購入が必要となります。早くも秋のイベントが開始しますが、気候はまだまだ暖かい日が続きます。夏休みも終わり、冬休みの前に当たるこの時期、まだ暑さも残っている事でリゾートは空いている時期です。
10月は引き続きエプコットで【International Food &
Wine Festival】とマジック・キングダムで【 Mickey's Not-So-Scary
Halloween Party】が行われている他は大きなイベントはございませんが、湿気が無くなりとても過ごしやすいシーズンの到来です。オーランドではハリケーンシーズンも終わり、過ごしやすい時期となる為、10月からシーズンオンとなり、ヨーロッパや南米方面からの旅行者が増えてきますので、お部屋の確保が徐々に難しくなる時期です。お早目のご予約をお勧め致します。
11月は引き続きエプコットで【International
Food & Wine Festival】が開かれている中、マジックキングダムでは【Mickey's
Very Merry Christmas Party】が始まります。入場券の他に別途イベントチケットの購入が必要となります。Wine
& Dine Half Marathon Weekend】が11月4,5日に開催されます。走った人しか分からないパークを感じる事が出来るイベントですね。事前にレジスターが必要となります。エプコットでは心に沁みるクリスマスソングをセレプの朗読と共に鑑賞する事が出来る【Candlelight
Processional】が始まります。 11月になるとパークの飾り付けがクリスマスの雰囲気に満ち溢れますが、上旬はそれ程混み合っていない時期ですので、狙い目です。
12月は年間通して一番込み合うと言われている、ディズニーワールド。
引き続きマジック・キングダムでは【Mickey's Very Merry Christmas
Party】、エプコットでは【 Candlelight Processional】が開催されております。
本格的にクリスマスの気分満点の12月、 リゾートは世界中から訪れているお客様で大変混み合います。大人気のマジック・キングダムの年越し花火は30日、31日の2日間の予定ですが、勿論年越しの31日に、というお客様が多い為、毎年大晦日のマジックキングダムには入場制限がかかります。2015年は午前9時30分頃には入場制限が掛かりました。混み合う時期にディズニーワールドで過ごされる事をご計画されていらっしゃるお客様には必ず直営にご宿泊されます事をお勧めいたします。***直営にご宿泊されていらっしゃる方は優先順位が上となり、直営外でご宿泊されていらっしゃるお客様より早目に入場出来る様になります。
年末年始のご予約はお早目にされます事をお勧めいたします。
1年間通して色々な顔を見せてくれる、ディズニーワールド。
ウォルト・ディズニー氏の名言「ディズニーランドが完成する事はない。世の中に想像力がある限り進化続ける」っというお言葉通り、毎年新しいライドやショーが始まる、もしくは建設中となり、どの時期にいらっしゃても、何度も訪れても、その都度何か新しい嬉しい事が起こり、一生忘れる事が出来ない思い出となって、皆様の記憶に残るディズニーワールド。
今年の休暇は是非ディズニーワールドで「ディズニーマジック」に掛かりにいらっしゃるのは如何ですか?
★近鉄インターナショナルのオススメ イーグルウォッチング
冬を中西部で楽しく過ごすかということは、昔からいろいろなところで話題になっている。もちろんスキー、スノーボード、スケートなどの代表的な冬のスポーツは一通りこの辺りでできるのだが、さすがに一般的にだれでもこれらの滑りモノが楽しいとはいいきれない。日本で受験を控えているお子様を持っている方などは、なんとなく滑りモノは「家庭内タブー」なことになっているような気がする。(私も過去に日本でスキー客のたくさん乗る特急、その名も「シュプール号」に乗って試験に見事にスベッたことがあった。)ちょうどこの記事が掲載されるのが2月ということなので、なるべくそのような記事はやめて、もっと舞い上がるようなものはないかと考えた。すると、同業界の友人の一人が「Starved
Rock 州立公園で白頭鷲がたくさんいるんですよ。」と教えてくれた。白頭鷲といえば、以前にイリノイ州とアイオワ州の州境のQuad
Cityへ行って、ミシシッピ川で、豪快な「空中からの漁」をするシーンをみたことがある。しかしミシシッピ川まではここから約3時間強かかるので、そう頻繁にいくこともおっくうである。しかしStarved
Rockならシカゴから1時間半くらいの距離なので、日帰りもそれほどきつくはない。ちょっと行ってみるかといことで、車を走らせた。
Starved
Rock 州立公園<http://www.starvedrockstatepark.org>はシカゴからI-80号線を西に1時間(約90マイル)ほどいったUticaという町にある。(といってもパッとあ「ああ、あそこか」とわかる人はかなりイリノイ通といえるかもしれない。)シカゴから程よい位置にあるその利便性からシカゴ周辺では有名な州立公園で、年間約200万人がこの公園を訪れている。公園はミシガン湖からミシシッピ川に繋がるイリノイ・ミシガン運河の中核であるイリノイ川に面しており、もちろん夏は様々なアクティビティーがあるが、特筆すべきはその冬のアクティビティーの多さである。公園内には全長13マイル(約20キロ)のハイキングトレールが整備されており、冬場ももちろんオープンしている。びっしりと凍てつく日でもこのトレールは歩行可能なので、しっかり着込んで行けば、小さな子供でも気軽にウィンタートレッキングできる。また、公園自体が氷河期に形成された渓谷になっているため、ところどころに滝があるのだが、これが冬の寒さで完全に凍りつくと、Starved
Rockはアイスクライミングの季節を迎える。公園内では数多くのクライマーが、登山用のロープを担いでいる姿をみかける。
このUticaの町に面しているイリノイ川なのだが、このところ毎年、多くの来園客を楽しませているのが、冬場のEagle
Watchingである。元々、年間を通じて、バードウォッチングが楽しめる地域なのだが、厳寒期にははるかカナダから飛来してくるAmerican
Bald Eagle(白頭鷲)が数多くみられる。白頭鷲の主な食性は魚なのだが、冬場になると川が凍てつき、捕食が難しくなる。そうすると川で厳寒期でも凍てつきにくい場所、つまりは水流の強い場所に自然に集まるようになる。水流の強い場所は水が常に水が底からまわるため、底にある堆積物や微生物もかきあげられる状態にある。それらの状況から魚にとっても餌がたくさんある場所となり、居心地に良い場所なのである。そして餌が水中をぐるぐるまわるので、水面近くまで魚も浮いてくると、白頭鷲が「がばっ!」とそれを捕食する仕組みなのだ。イリノイ川でも閘門(こうもん)いわれる堰は常に水の流れができるため、この堰のあるあたりに集中的に白頭鷲が集まることになる。幸い、Starved
Rock State Parkの正面がちょうど堰になっており、まさに絶好のEagle
Condo(鷲の棲み処)なわけである。白頭鷲は生態系のピラミッドの頂点にちかいところにいるので、何百羽とかいう集団で目撃されることはほとんどありえないが、通常この辺りでは年間最高で30羽ほどが確認されている。
Eagle WatchingのベストスポットはもちろんStarved Rock州立公園側の川辺からもそのひとつになるが、対岸のIllinois
Waterway Visitor Centerもお奨めだ。ここは建物にバルコニーがあるので、寒くて耐え切れないときは建物にすぐはいることもできるし、最悪室内からもがんばればその豪快な白頭鷲のダイビングキャッチをみることができる。ただすこし距離があるので、双眼鏡を持っていくのが望ましい。白頭鷲は頭と尾が白いのが特徴なので、飛んでいる鳥で白い尾を確認できればそれは白頭鷲と考えてほぼ間違いない。この「白」が思ったより確認しづらいことがあるが、このVisitor
Center側だとStarved Rock州立公園の森がバックスクリーンになって確認しやすいメリットがある。写真家にとっては是非その瞬間を収めたいものだが、普通のデジカメ程度では限界がある。私もトライしたが、やはり1センチくらいにしか写らない。ここらへんはカメラの専門家と相談するのがよいが、やはりカメラを構えている愛好家はすごい望遠レンズを使っている。
中西部の冬は確かに厳しい。しかしそんなときに空を見上げると、寒い日ほど空が青いことに気が付くだろう。その青さは本当に胸が透くような心地よさだ。そんな中、その青空のなかを爽快に飛び回る白頭鷲の姿は、厳しい寒さのなかに神様がくれた素敵なプレゼントのように思える。そんな素敵なプレゼントをもらいに、家でなまってしまった足腰に鞭打って出かけるのもまた中西部の冬の風物詩であろう。
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