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シカゴのエンターテイメント雑誌としてお馴染みのぷれ〜り〜誌を発行しいるMGAのご好意で住むトコ.COMにぷれ〜り〜誌のバックナンバーを掲載させて頂く事になりました。
2014年4月家族でエンジョイ
マイアミ旅行


寒い冬も終わり、ようやく待ちに待った春を迎えたシカゴですが、そんなシカゴが大雪の時でも天気予報で毎日のように80℃以上のパラダイスな気温になっていたのが今回ご紹介するマイアミです。う〜ん、あんな所に別荘を持ちたい!と思った人もいたのではないでしょうか?実はかのアル・カポネもそんなシカゴアンの一人で、彼が住んでいたという大豪邸がマイアミの海沿いに建っています。昔からシカゴアンを魅了してやまない場所なのかも知れません。そんな常夏のマイアミを家族でたっぷり楽しむ方法をご紹介します。

マイアミってこんな街!
「Forbes」誌が行なったランキングで『最もクリーンな街』に選ばれたこともあるマイアミは、澄んだ空気と美しいビーチが特徴です。その歴史や地理的背景から中南米やカリブ海の島々の影響を色濃く受けており、住んでいる人達も非常に多国籍で南国情緒あふれる街です。また、世界でも有数のお金持ち人口の高いエリアなので、昔から『マイアミで手に入らないものは無い』と言われるほどショッピングの楽しい街としても知られています。そして、サウスビーチなどにセレブが多く住んでいることもあって、『最もスタイリッシュな街(2位)』として選出されたり、『最も魅力的な人達の住む街』とも呼ばれる流行の発信地でもあります。大型クルーズ船の発着所としての顔も持っており、マイアミ港からは毎年4百万人を乗せたクルーズ船がバハマやカリブ海に向けて出航しています。


無料のガイドブックの入手方法
マイアミ観光局のホームページから用途に合わせて色々な無料ガイドブックを入手することができます。旅行のプランや、ホテルの情報を入手するには持って来いですので是非お勧めいたします。ただし、オーダーをしてから届くまでに4週間程度かかることがあるようですのでご注意ください。
マイアミ観光局(Greater Miami Convention & Visitors Bureau)
800-933-8448
www.miamiandbeaches.com


〜一日目〜

朝早くシカゴを出発した取材班(大人二人&子供二人)は、昼過ぎにマイアミに到着しました。雲ひとつない真っ青な空と、南国ムード溢れるパームツリーのお出迎えに空港を出ただけで心はもうウキウキ。まずはマイアミのダウンタウンを軽くレンタカーで流した後、事前に予約を入れてあったダウンタウンのミニクルーズ『アイランド・クイーン・クルーズ』に乗船するためにベイサイド・マーケットプレイスに向かいました。『アイランド・クイーン・クルーズ』は早い話が遊覧船。目的に応じて色んな種類があり、今回は一番人気の『Millionaire's Row CruiseR』と呼ばれる90分程度のクルーズに乗り込みました。このツアーは、その名の通り億万長者が多く住むウォーターフロントを遊覧して周るツアーなのですが、実際にはそれ以外にもかなり広い範囲を網羅しますし、船員さんが軽快なトークやジョークを交えながらマイアミの街を面白おかしく紹介してくれるのでマイアミ初心者にはピッタリです。天気が良ければやはり景色の良い二階席がお勧めなのですが、満席になってしまうとかなり窮屈になるので、小さなお子さん連れの場合は、エアコンがってテーブル席もある一階席の方がリラックスできそうです。船が出港すると、まずはマイアミの美しいスカイラインを右手に眺めながら、大型クルーズ船がずらりと並ぶマイアミ港や、世界一お金持ちが住む島と呼ばれるフィッシャーアイランド、そして毎晩のように世界中のパーティー大好き人間達が集まるマイアミビーチなどをめぐります。途中にはアル・パチーノ主演の映画「スカーフェイス」に使われた大豪邸や、バスケットボール選手、シャキール・オニールが住んでいたお城のようなマンションなどもあり、その大きさにも目をみはりますが、何よりビックリさせられたのは豪邸の前に停泊しているプライベートクルーザー達の巨大さ。取材班が乗ってる商業用の遊覧船の倍以上はありそうです。う〜ん、お金持ちっているんですね〜。ここでひとつワンポイントアドバイスですが、シーズン中は一時間に一本出ているクルーズなので、その日の日没の時間を事前に調べておくと、後半はサンセットクルーズに早変わりします。船上ではアルコールも飲めるのでお父さんも早速のバケーション気分でニンマリです。

Island Queen Cruises
401 Biscayne Blvd, Miami, FL 33132
(305) 379-5119

遊覧船を下りると、ちょうど夕食の時間。「観光地のレストランって期待できないよね〜」なんて言いながら、目の前にあったTradewinds Waterfrontという、海沿いのオープンカフェで食事をする事にしました。ところが、これが期待を上回る美味しさで大当たり!中でも大きな熱々の鍋にムール貝や蟹、ホタテ、海老などありとあらゆるシーフードが野菜と一緒に入っているクラブポットの美味しさはバツグン!ガーリックのたっぷり効いたほんのりピリ辛の白ワインブロスの味付けが絶妙です。レモンを搾りながら家族四人でバリバリ食べても十分なほどの大盛りでした。かすかな潮風を受けながら、港を行き交うボートに手を振る子供達を眺めていると「う〜ん、これぞバケーション」とついつい取材の事を忘れてしまいそうです。

Tradewinds Waterfront
Bayside Marketplace
401 Biscayne Blvd, Miami, FL 33132
(305) 416-6944

食後は、腹ごなしにベイサイド・マーケットプレース(Bayside Marketplace)をショップを散策。ここは、可愛らしい小物のアクセサリーから奇抜なファッションまで、ベイフロントらしい露店的な雰囲気を満喫することが出来るショッピング・ディストリクトです。マイアミらしいお土産店も多く、子供達も早速物色を始めていました。辺りが暗くなリ始めると、音楽ライブやダンスパーティーが始まってとっても賑やか。ここでは年中何かの屋外イベントが楽しめるそうです。

Bayside Marketplace
401 Biscayne Blvd R106, Miami, Florida 33132
(305) 577-3344

〜二日目〜

キューバ系移民の多いマイアミなので、『朝ごはんには絶対キューバ料理を食べてみたい!』と考えていた取材班は、ホテルのキューバ系スタッフにダウンタウンにある小ぢんまりしたDiana's Cafeというお店を教えてもらいました。このお店の朝食メニューは、上下にカリッと焼き色を付けたキューバンサンドイッチや、ライムを搾ってほんのり爽やかに味わう柔らな鶏肉入りのチキンスープ等どれも塩味が控えめで優しい味わいの料理ばかり。これには家族一同、朝からホッと一息。中でも一番のお勧めはウェイトレスさんおすすめのトロトロに柔らかいローストポーク!最初は『朝からローストポーク?!』とも思ったのですが、上にのっている玉ネギの味が絶妙で、一口食べて虜になってしまいました。その美味しさたるや、薦めてくれたウェイトレスさんに余計にチップを渡しちゃったほどです。そしてこのお店を紹介してくれたホテル従業員が『マイアミで一番!』と絶賛していたキューバン・エスプレッソの味も納得の美味しさでした。

Diana's Cafe
99 NW 1st St, Miami, FL 33128
(305) 577-0838

朝食を終えると、この日はまず動物園(Zoo Miami)に出発。今回の旅に動物園を組み込んだ理由は二つあって、一つ目めはキリンを餌付けできるサービスがあること。キリンの首の高さにある眺めの良い高台からレタスをあげる事ができるのですが、紫色の大きなキリンの舌に子供達は大興奮!お父さんは写真やビデオチャンスの応酬に大忙しです。キリンは自分に付けられている名前が理解できるらしく、飼育員さんが名前を呼ぶと、呼ばれたキリンが遠くからハイハイってな感じで近づいてきます。それがトボけた感じで愛らしいんです。この動物園では他にもサイやフラミンゴとの触れ合いコーナーといった珍しいアトラクションもあります。そして二つ目の理由は、園内を家族で一緒に乗れるサファリサイクルという自転車のお化けみたいな乗り物。旅行前のリサーチでホームページでこれを見つけてフォーリンラブ!絶対子供が喜ぶぞ!と思っていたら案の定大ウケ。家族みんなで自転車を漕いで移動するというのがツボにはまったらしく、広い園内をみんなでグングン進むことができました。(ただし、後半に子供が疲れてくるとお父さんが一人でペダルをクルクル踏むはめに。。。)

Zoo Miami
12400 SW 152nd St, Miami, FL 33177
(305) 251-0400

本来なら一日たっぷり楽しめる動物園ですが、今回は取材旅行なので、次のアトラクションへ急ぎました。訪れたのはエバーグレーズ国立公園にあるアリゲーターファーム(Everglades Alligator Farm)。意外と知られていませんが、マイアミの直ぐそばにあるエバーグレーズ国立公園はユネスコの世界遺産にも登録されている野鳥や動物達の宝庫。湿地帯なので、野生のアリゲーターが多く生息しており、そんな彼らのリアルな生態を間近で楽しめるのがこのアリゲーターファームです。一日中、スネークショーやアリゲーターショーなど3種類のショーが行なわれているのですが、中でもド迫力なのが12時と3時に行なわれる餌付けショー。獰猛なワニ達がエサに食らいつく驚愕のシーンをガイドさん達が軽妙なトークで笑わせながらエンターテインしてくれます。ショーの後には実際に蛇やアリゲーターの子供に触る事もできるので、最初こそおっかなびっくりだった子供達もやっぱり興味深々でタッチしていました。特に蛇の皮膚の不思議な感触が面白かったようで昂奮気味に話していました。そして、このアリゲーターファームをお勧めするもう一つのわけは、エバーグレーズ名物の『エアボート』に乗れること!水草の多い湿地帯では通常のボートでは直ぐに水草がスクリューに絡まってしまうので、スクリューの代わりに大きな扇風機のようなファンを取り付けられたものがエアボートです。テレビや映画のシーンで見た事がある人もいるのではないでしょうか?そのエアボートに乗って野生のアリゲーターがたくさん住んでいる湿地帯を滑走する探検ツアーが入場料に含まれているのです。まさに手が届きそうな所を巨大なアリゲーターたちが悠然と泳いでいるには息をのみます。そして、いきなり爆音をあげてエアボートが急加速したかと思うと、沼地を氷上のスケーターのようにクルクル回りながらのスピン走行!スリリング&超ウェットなので大人も子供も大絶叫です。かなり水をかぶってしまいますので、高級バッグは車の中に置いてきた方が良さそうです。

Everglades Alligator Farm
40351 SW 192 Avenue, Homestead, FL 33034
(305) 247-2628

アリゲーターファームから帰る途中、道路沿いに『ROBERT IS HERE...』という大きな看板を掲げたお店があります。実は来るときもその繁盛ぶりが気になっていたので立ち寄ってみたところ、このお店は地元の人達だけでなく、観光客の間でも有名なフルーツスタンド。とにかく色んなトロピカルフルーツを扱っているお店で、フルーツだけでなく自家製のジャムやドレッシングなどが所狭しと並べられています。そして、びっくりさせられるのがその店の一角に出来ている大行列!アメリカ人が何にこんなに並んでいるんだ?と思って聞いてみると、『世界で一番美味しいミルクシェーキさ』とのこと。中でもこのお店のオリジナルのキーライムシェークは有名で、マイアミからキーウエストに遊びに行く時でもわざわざ迂回してここに立ち寄る人も多いのだとか。取材班もトライしてみましたが、確かに甘さといい、濃厚さといい、多くの人が『ベストミルクシェーキ』と大絶賛するのも納得の味。車での移動は長いので、子供達の口を塞いでおくのにもピッタリかも!

Robert Is Here
19200 SW 344th St, Homestead, FL 33034
(305) 246-1592

ミルクシェーキをチュ〜チュ〜吸いながらマイアミ市内に戻るついでに、もう一箇所モンキージャングル(Monkey Jungle)という世界中の猿ばかりを集めた動物園に寄りました。子供が猿フリークなので、なんとなく行程に入れていたのですが、これが思わぬ大ヒット!ゴリラやオラウータンのショーは大人でも大笑いしてしまうほどクォリティーが高くて面白いし、大好きな可愛いリスザル達が自由に遊ぶ様子を見ている子供達の目の輝きはまさにプライスレス。園内の移動は檻がドーム型になっている中を歩くのですが(つまり人間の方が檻の中にいる仕組み)、所々で天井からコップが紐で釣り下がっているのを見かけます。この中に干しぶどうを入れてやると、どこからともなく色んな猿がやってきて器用にコップを檻の上から手繰り寄せて中のぶどうを食べるんです。その様子が何度やっても超可愛い!お猿好きには是非お勧めです!

Monkey Jungle
14805 SW 216th St, Miami, Florida 33170
(305) 235-1611

丸一日、子供メインのクオリティータイムを過ごしたので、夜はお母さんメインのショッピング&ディナータイムにする事にしました。マイアミは見たこともないようなスポーツカーが何台も事も無げに走っているようなお金持ちの多いエリアですが、そんなマイアミの中でも厳選された超高級店だけが入っているというセレブ御用達のショッピングモール『バルハーバーショップス』に向かいました。ノース・マイアミにあるこのモールへは、いくつかのルートがあるのですが、お勧めはUS1号を北上して、フロリダ州道922号を使ってベイハーバー島を抜けるシニックコース。水上を滑るように走る道路の美しい景観は本当にカッコイイです。3階建てのモール内はとにかく豪華絢爛で、水路には全て大きな錦鯉が沢山泳いでいたり、モール内に展示されている車もベントレーや、ジャガーなどの高級車ばかりです。お店もハリーウインソンやティファニー、ヴァン クリーフ&アーペル、モンクレール、プラダ、エルメス、シャネルなどセレブ御用達のお店が所狭しと並んでいます。ウインドウショッピングだけでお母さんうっとり、お父さんゲッソリです。

Bal Harbour Shops
9700 Collins Ave, Bal Harbour, FL 33154
(305) 866-0311
balharbourshops.com

そして、夕食はこのモール内にあるこれまた超人気のお洒落な日本食レストランMakotoで食べることにしました。そんな近寄りがたい雰囲気のお店に子連れで大丈夫?と思われるかも知れませんが、今回このお店を紹介したかった理由のひとつがそこ。実はお店の方針で、子供大歓迎なんです。予約時にも子供がいるという事を伝えておいたら「We welcome them!」と言われていました。しかも通されたのはテラス席にあるゴージャスなデザイナーズソファーやクッションがあってゆっくりとくつろげる特等席。周りを見渡すと子連れの家族も多く、どうやら少々騒いでも大丈夫なように子連れをあえてテラス席に集めているようでした。ただし、周りの雰囲気に気後れしないためにも服装はスマート系にしておいた方が良さそうです。そんな高級店ではありますが、最近アメリカで流行りのラーメンもあるので子供達にはそれをオーダー。ウマミのあるステーキ肉とにんにくの香りが豊かでコクのある濃い目の醤油ラーメンのスープは、麺によく絡まっていて美味。子供達の食事代をラーメンで浮かせた分、せっかくなので大人はにぎり寿司。珍しい金目鯛なども頼んでみました。勿論、ネタは新鮮で美味しいのですが、サイズはかなり小ぶりでお上品だったので、その他にも七輪で出てくる粗塩のかかった和牛ステーキなども堪能して、家族で素敵な夜を満喫しました。

Makoto
9700 Collins Ave, Miami Beach, FL 33154
(305) 864-8600

〜三日目〜

この日は早起きして海洋博物館(Miami Seaquarium)へ向かいました。ダウンタウンの近くにあるバージニア・キー島にある海洋博物館は、毎年50万人以上の来訪者があるというアメリカ最古の海洋博物館。マナティーやさんご礁など常設展示スペースの充実度は勿論、イルカやあしかなどのショーが一日中行なわれているのが目玉、中でもシャチのショーはまさに圧巻の一言です。大きなシャチがコミカルに観客をエンターテインする様子は抱腹絶倒間違いなし!イルカだけじゃなくってシャチも賢いんですね〜。ただし、前の方の席の方々は間違いなくビショビショになるので、覚悟が必要です!(『濡れる』というようなレベルではないです!バケツの水をかぶったようになります)そして、もう一つの目玉はイルカと一緒にプールで泳ぐことの出来るアトラクション(別料金)。可愛いイルカ達と30分ほど泳いだり遊んだりと戯れることができます。また、小さな子供でも楽しめるようにユニークな潜水ヘルメットをつけて水槽に入るシートレック・エンカウンターもあり(別料金)、子供の頃に読んだジュール・ヴェルヌの海底二万里に出てきたような心おどる海底散歩を家族で一緒に楽しめます。

Miami Seaquarium
4400 Rickenbacker Causeway, Key Biscayne, FL 33149
(305) 361-5705

この日のランチはダウンタウンに戻ってMOMI Ramenというこじんまりとしたラーメン屋さんで食べることにしました。中国人経営のラーメン屋さんですが、かなり日本のラーメンに近い美味しいラーメンが食べられると評判のお店です。一通り食べてみましたが確かになかなかのハイクオリティー。中でもおススメなのはあっさりとした中にコクのあるスープに、ゴマの風味がよく効いたPork Bellyラーメン。ボリュームたっぷりのお肉も柔らかくてすごく美味しい!麺はスープが良く絡まる太めの中華麺で、めんま、高菜のみじん切り、青ネギ、中がとろとろの味付き玉子、きくらげが乗っていてとっても具沢山です。プリプリした海老の入った自家製のシュウマイや日本風にパリパリに焼いている餃子もラーメンに良く合うおいしさでした。

Momi Ramen
5 SW 11th Street, Miami, Florida 33130
(786) 391-2392

ランチの後に向かったのはダウンタウンの直ぐそばにあるワトソンアイランドのJungle Island。ここはエキゾティックな動物達と触れ合うことができるプチ動物園。中でもカラフルなオウムやインコなど鳥類の種類が多いことでも有名で、子供達は入場すると本物のオウムや蛇などを肩や腕に乗せてもらって大はしゃぎ。他にもワニや蛇とも一緒に写真撮影をしてくれ、希望する人は後でギフトショップで購入することができます。

ここにも、たくさんの動物達がいるのですが、子供たちのハートをガッチリ掴んだのはParrot Feeding。放し飼いにされている20羽以上のオウムにエサをあげられるのですが、大きなオウムの口ばしがくすぐったいらしく、そこにいる子供達がみんな爆笑しています。オウムの種類もバラエティー豊かでその色彩はとっても綺麗。中でもLorikeet (ゴシキセイガイインコ)というオーストラリアの鳥の虹色の羽には思わずうっとりしてしまいます。園内では随時色んなショーが行なわれているのですが、取材班のお勧めは『ワサビ博士のアドベンチャーショー』。『ワサビ博士』というネーミングの由来は不明ですが、世界中を旅するワサビ博士がアルパカやハリネズミ、マダガスカルから来たワオキツネザルなど珍しい動物を紹介する設定です。動物達が次々と登場するだけでなく、実際に彼らに触れることが出来るようになっていて、中でも映画『マダガスカル』に出てきたワオキツネザルは大人気。観客席を所狭しと跳び回るワオキツネザルには子供だけでなく大人達も大喜びです。その他にも、カンガルーの檻に入って、カンガルーに触ったり、えさをあげたりすることが出来るコーナーも子供達には好評でした。カンガルーは5匹ほど居たのですが、のんびり寝そべってばかりいるカンガルーや、いつもぴょんぴょん飛んでいるカンガルーなどそれぞれ性格が違うのがいて面白かったようです。

Jungle Island
1111 Parrot Jungle Trail, Miami, FL 33132
(305) 400-7000

この日のディナーはマイアミビーチにある有名なJoe's Stone Crabをセレクト。このお店は地元特産のストーンクラブが食べられる人気店なのですが、予約を取らない事でも知られていて、席が空くのに2〜3時間待つのは当たり前。6時半頃に取材班が訪れた時には、案の定レストランはなんと2時間半待ちでした。そこで登場するのが隣にあるJoe's Take Away というお持ち帰り専用のお店。そこには、その場で買ったものを食べることが出来るダイニングコーナーがあるので、直ぐに美味しそうな蟹にありつくことができるのです。オーダーしたミディアムサイズのストーン・クラブは、爪の部分にお肉がぎっちり!プリっとしていて塩味も強くなく、優しい甘みが感じられます。お好みに合わせてライムを搾るとさらにグッド。一緒についてくるバターやマヨネーズ系のソースとの相性も悪くはないのですが、そこは日本人ですからバッグに忍ばせてきたポン酢をちょっと垂らして頬張るのが◎。旅行先には必ず醤油とポン酢をしのばせていくのは旅の基本ですよね。蟹は爪がすでに割られているので、子供達でも直ぐに食べることができます。蟹は『戦闘』です。たとえ可愛い我が子でも、子供のお世話をしている暇はありません。

Joe's Stone Crab
11 Washington Ave, Miami Beach, FL 33139
(305) 673-0365
www.joesstonecrab.com

お腹いっぱい蟹を食べた後は、近くにある有名なリンカーン・ロード・モールで夜風に吹かれながらウィンドウショッピングをしました。ここは、オープンカフェやアウトドアダイニングで賑わう屋外系のショッピングディストリクトで、歩行者天国になっている上にベビーカーを押しても問題ないように道幅が広くなっているので、散歩をしているだけでも楽しくなってきます。レストランの種類もアメリカンはもちろん、フレンチビストロ、ドイツ料理、イタリアン、地中海、中華、和食、メキシカン、アルゼンチンなどカフェから超高級レストランまで多種多様なお店がずらり。 その合間を縫うように、こだわりのセレクトショップやブティックもたくさん入っています。エスニック系のお店やアートギャラリーも多く、アーティスティックな雰囲気を満喫できます。ちなみに、日曜日にはアンティーク・コレクティブルマーケットをやっている日もあり、その日は野菜や果物も販売するファーマーズマーケットも出店するのだそうです。

Lincoln Road Mall
Lincoln Road Mall, Miami Beach, FL 33139

遅い時間まで色んなお店がオープンしている、まるで不夜城のようなマイアミでは綺麗な夜景スポットが多いのですが、地元の人達がベストスポットだと口を揃えるのはマイアミビーチからの帰り道にあるワトソン・アイランドから望むダウンタウンの夜景。前出のジャングルアイランドのビルの横からの景色には息を飲みます。車で走っているだけでも、左側に豪華客船の停泊するマイアミ港、前方にはダウンタウンを眺めながらパームツリーの樹々の下を走るのはとってもロマンティック。マイアミが『Magic City』と呼ばれる由縁が分かったような気がします。

〜四日目〜

最終日は、朝からマイアミビーチの南にあるサウスビーチで、澄み切ったエメラルドグリーンの大西洋と砂浜をゆったりと満喫しました。ちなみに、シカゴでもよく見かけるトカゲマークのSoBeドリンク。あのSoBeというのはサウスビーチ(SOuth BEach)の事なんだそうです。サウスビーチといえば有名なのがアールデコ調の建物の建ち並ぶオーシャンドライブ。その昔、テレビ番組『マイアミ・バイス』にも出てきたようなパステルカラーの素敵な町並みが広がっています。通りに面したオープンカフェでのんびりと道行く人達を観察しているだけでも楽しい時間を過ごせます。

オーシャンドライブのカフェでランチを食べた後は、今回お母さんが絶対行きたいと言っていたビズカヤ庭園に出発。フランク・シナトラが主演した映画『トニー・ローム』や、『エニイ・ギブン・サンデー』、最近ではアイアンマン3など、多くの映画でロケに使用された宮殿のような美しい豪邸とその庭園を鑑賞することができます。結婚式に使われる事も多いそうで、この日もビズケーン湾に面して立つ優雅な南欧風の豪邸の前では夕方から始まる披露宴の準備が行なわれていました。手入れの行き届いた壮大な庭園では記念撮影にピッタリの所が随所あるのですが、少し街から離れた遠い場所にあるので、よほど建築や庭園に興味のある人でなければ、わざわざ足を運ぶ必要はないんじゃないかな?と、あのままずっとビーチに寝そべっていたかったお父さんがこっそり考えていた事は内緒です。

Villa Vizcaya
3251 S Miami Ave, Miami, FL 33129
(305) 250-9133

そして、実は今回のマイアミ旅行のもう一つの隠れたハイライトが最後の夜に訪れた日本食レストラン「MATSURI」でした。初日のディナーも日本食だったので、事前のリサーチでは訪れるつもりは無かったのですが、マイアミを良く知る友人の強い勧めで急遽予約を入れました。日本人が経営するこのお店は、地元の日本人の間だけでなくローカルの人達にも評判の良いお店らしく、予約を入れていた6時に到着したときには既に空席は全くない状態でした。

最終日という事もあって、打ち上げ気分で色々と頼んだのですが、人気があるというのも頷けるクオリティーの高さに正直なところビックリ。実は、「そうは言ってもマイアミってそんなに日本人多いわけじゃないし、限界あるでしょ」と少し斜に構えていたのですが、その姿勢を土下座謝罪したいほど。とにかく出てくるものが次から次へと美味しいんです。しかもお値段がそれほど高くないのも嬉しい限り。最初に出てきた酢の物は上品でやさしい酸味が絶妙。ダシも入っているのでコクがあってまろやかな仕上がりにのっけからイイ感じ。カリカリに揚がったカラ揚げも味付けバッチリ、中ジューシーで子供と大人が取り合う始末。居酒屋系のおつまみも充実していて、例えばタコ、玉ねぎ、青ネギを炒めたタコのピリ辛炒めというおつまみは、適度な辛さとプリプリしたタコの風味が良く出ていてとってもお酒が進みます。お母さんには、つるっとのど越しの良い大きな豆腐がどーんとのった豆腐サラダが好評。そして何よりも一番感激したのはこのお店のお寿司。ネタが新鮮とか、酢メシとネタのバランスがいいとか、そういう低レベルの話ではなく、口に入れたとたんに「うわ、何これ?違う!美味しい」と目を見開いてしまうような感じです。今回は大トロの入った特盛セットをオーダーしたのですが、どれも美味しくって大満足。中でもネギトロ巻きの美味しさには巻物だけに舌を巻きました!まさしく、日本の美味しいおすし屋さんと比べても全く引けを取らないクラスのお寿司です。こんなお料理の数々をリーズナブルな価格で食べられるマイアミの人達が羨ましい!おまけに、シメに食べたもやしのたっぷり入った豚骨ラーメンもまた秀逸。こしのある麺を使っていて、豚骨スープはシメにはぴったりのあっさりした味付けでした。

Matsuri
5759 Bird Rd, Miami, FL 33155
(305) 663-1615

美味しい食事に満足し、マイアミで過ごした短いながらも充実した日々を思い出しながら帰路につきました。今回の取材ポイントは『家族で楽しむマイアミ旅行』という事なので、有名な夜のマイアミをご紹介する事ができ無かったのは残念ですが、それでも家族の楽しそうな姿を見ることができるのはやっぱり幸せなひと時でした。本文中でも紹介しましたが、マイアミというとクルーズの為に訪れる方も多いのではないかと思います。折角の滞在期間を少し延ばしてでも色々なスポットを楽しむ価値のある街ですので是非楽しんでください。ただし、一度マイアミを知ってしまうと、冬の間はずっとマイアミの抜けるような青空とエメラルドグリーンの海岸を直ぐに思い出し、ため息をついてしまう事になるかも知れませんのでご用心。


 
     
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