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シカゴのエンターテイメント雑誌としてお馴染みのぷれ〜り〜誌を発行しいるMGAのご好意で住むトコ.COMにぷれ〜り〜誌のバックナンバーを掲載させて頂いております。
2013年8月 
自然と芸術とショッピングの街
ミネアポリス特集

シカゴからだと少し時間は掛かりますが十分ドライブで行く事のできるミネアポリスは全米最大のショッピングモール、モール・オブ・アメリカで有名ですがそれ以外でも自然と芸術がミックスした壮大で美しい観光地として知られています。ソーラー・エネルギーや風力発電を推進し、市民が一体になって環境に優しい街をめざす近代都市ミネアポリスの魅力を先輩とタマちゃんがお届けします。


たまちゃん(以下たま):先輩!さっき編集長から聞いたんですけど、今回の特集はミネアポリスなんですよね?
先輩:お、たまちゃん。さすが情報早いね!そうなんだよ、でも僕は初めてなのでちょっと心細いんだよね。
たま:実は私、ミネアポリスにホームステイをしていた事があるので、結構詳しいんですよ。
先輩:それは頼もしいな。じゃあ今回の取材はたまちゃんリードでお願いするよ。
たま:任せてください!自然豊かなミネアポリスを満喫してもらえるルートを考えますよ。
先輩:読者の中には秋から冬にかけての旅行プランを立てている人もいると思うから、その辺も考慮してね。

Great River Road
ミシシッピー川沿いをミネソタ州からメキシコ湾まで10州にわたる3000マイル以上のローカルロード。シカゴ−ミネソタ間ではウイスコンシン側とミネソタ側のルートがあるが、編集部のお勧めはウイスコンシン側です。

たま:秋のミネアポリスはイイですよ〜。緑の美しい春や夏もいいですが、私は紅葉が綺麗で、アウトドアを満喫できる秋のミネアポリスが一番好きでしたね。ミネアポリスに行くなら、シカゴからなら飛行機でひとっ飛びですが、実はドライブで行くのにピッタリのルートがあるんですよ。
先輩Great River Roadのことだね?
たま:わ!さすが先輩、よくご存知ですね。通常、ミネアポリスまではハイウェイのI-90を使って行くのが一般的ですが、あえてミシシッピーリバー沿いのグレートリバーロードを使って景色を楽しみながらのんびり行くのがおすすめです。特に紅葉の季節には、随所にある『Scenic overlooks』というサインが出ている所で高台に車で上がっていくとパノラミックに広がる絶景を楽しめるんですよ。
先輩:それなら小さなお子さんのいるご家族でもゆっくり休憩を入れながらのんびり行けそうだね。ヨシじゃあ僕らも荷物をまとめて明日には出発だ!

翌日、二人はミネアポリスに到着〜!

先輩
:さあ、やっとミネアポリスの街についたね。でもたまちゃんの言うとおりグレートリバーロードでは蒸気船を見たり、ヨットハーバーでアイスを食べたりしながらだったから不思議と疲れなかったな。それにしても、本当にこの街は自然に溢れてるんだね。
たま:なにせ、あのナショナル・ジオグラフィックが『夏に行くべきお勧めの観光地』として世界第四位に選んでるくらいですから。街中に湖や公園が多くってとっても綺麗な上に、この街の人達がその美しい景観をキープしようと努力をしている結果だと思います。
先輩:確か、全米だけでなく、世界で一番美しい街にも選ばれたことがあったよね。
たま:ええ。おまけに環境保全への取り組みも熱心なので、環境に優しい都市に送られるグリーンシティーの全米第三位にも入ってるんですよ。
先輩:なるほどね。で、今日はどこから行くの?
たま:ミネアポリスの一番の見所っていうとやっぱりモール・オブ・アメリカ(以下MOA)ですよね。編集長にも今回はMOAを重点的にカバーするように言われているので、まずはそちらに向かいましょう。
先輩:僕も一応MOAについては事前に調べてあるんだ。店舗数はなんと520でレストランも50以上あるっていうんだからその名の通り全米で一番大きなショッピングモールだよね。ちなみにシカゴのウッドフィールドモールでも店舗とレストラン合わせても約300程度なんだって。
たま:そして、モール内にフルスケールのインドア遊園地があるというのもポイントですね。絶叫マシーンもたくさんあるし、一日で全部まわるのは絶対無理な規模です。
先輩:お、あそこに見えるのがMOAだね。空港に近いとは聞いてたけど、本当に直ぐそばなんだ。これなら『トランジットの合間にショッピングが出来ます』っていうのも本当なんだね。
たま:実際、空港とMOAの間はライトレイルっていう電車で結ばれているので、空港からもどんどん観光客が訪れていますよ。さ、クルマを停めますね。
先輩:へ〜、駐車場も殆どが屋根のある立体駐車場なんだ。これなら雪の多い冬でも全然問題ない。
たま:そうなんです。実はMOAが一番繁盛するのは雪深い冬なんです。その理由の一つは雪が降っても全く寒さを感じさせずにショッピングを楽しめること。それから、なんと靴と服が無税なんですね。だから、シーズンになると中西部のいたる所から観光客が集まってくるというわけです。
先輩:靴と服が無税(ミネソタ州全部)なんだ。そりゃ『最も買い物に適した都市』に選出されただけのことはある。(話をしながらMOAの中に入る)お、デ、デカい!なんだこりゃ!まるでひとつの町が入ってるみたい!
たま:ですよね。ここに来たらやっぱり誰だってそういうリアクションになっちゃいますよね〜!

モール・オブ・アメリカ


先輩:ふ〜!とりあえず早足で一階だけを回ってきたけど、予想以上の広さだね。ここ全部で何階建てだったっけ?
たま:4階です。出店しているお店は、基本はウッドフィールドにもあるようなお店が多いんですが、例えばNordstromの中にシャネルやグッチ、プラダなどの高級店が入っているところなんかはちょっと違いますね。
先輩:あと、ここは敷地が広いので、普通のモールに無いようなMarshall'sやNordstrom Rackといったアウトレット系が入っているのも面白いね。それに、大きいとは言っても平屋なわけじゃないからエスカレーターやエレベーターを使ってお目当てのお店には直ぐ行ける。その辺はガーニーミルズよりも便利だな。
たま:それから、MOAにはイベント用のステージが数箇所あるので、毎週大規模なイベントが随時行なわれているんですよ。大人気のアイドルグループがフリーコンサートを開いたりするという点では横浜のららぽーとに似てるかも知れませんね。ではまず手始めにインドア遊園地『ニコロディオン・ユニバース』をチェックしてみましょうか。

ニコロディオン・ユニバース (nickelodeon universe)

先輩:いやあ、それにしてもこりゃ凄いわ。ショッピングモールの中に遊園地が入ってるって聞いた時は、浅草の花やしき的なものを想像してたけど、こりゃあ全然規模が違うよ。子供達は勿論、大人たちも大はしゃぎしてるもんね。
たま:小さな子供用のベビーコースターから迫力満点の絶叫マシーンまでライドの数は全部で30以上あるそうです。ニコロディオンというと、スポンジボブやドーラのような子供向けキャラクターが有名ですが、ライド自体はそうしたターゲット年齢に関係なく大人でも楽しめるようなものが所狭しと設置されています。
先輩:入場料がかかるわけじゃないから、乗りたいものだけにお金を払えばいいっていうのもいいね。
たま:そうですね。片っ端から乗りたいっていう人には乗り放題パスもありますが、小さいお子さんの場合は身長制限もあるし、いくらライドが30あると言っても実際に楽しめるのは10程度という事もあるので、そういう場合はオンデマンドで買った方がお得でしょう。
先輩:それにしても園内いたるところでニコロディオンのキャラを見かけるね。気軽に写真を撮らせてくれるから子供達も嬉しいだろうね。
たま:確かニコロディオンの番組は日本をはじめ色んな国で放映されてるので外国人っぽい観光客も喜んでますね。では遊園地を満喫したあとはこの巨大な施設の地下スペースを使ったシーライフ水族館へご案内します。

シーライフ水族館 (SEA LIFE Aquariums)


先輩:ひとつのモールの中に遊園地と水族館があるところなんて、アメリカ中探してもここだけだろうね。まずはエスカレーターで地下に下がるんだな。お、このエイの水槽面白い。水槽の壁が斜めになってるからエイを横からだけでなく上からも観ることができるんだね。それにあっちのエリアでは蟹やヒトデに触れるようになってるみたい。
たま:この水族館はアカデミックな水族館に比べて、よりエンターテイメント性に溢れた展示方法をとっているのが特徴です。例えばこのクラゲの展示エリアでは色んなイルミネーションを使った幻想的なクラゲたちを見ることができるようになってるんです。
先輩:う〜ン、ホント綺麗だなあ。
たま:ここには一万種以上の海洋生物が生息しているんですが、それを展示している全長90メートル以上ある海底トンネルは圧巻です。ウミガメや鮫達が優雅に泳ぐ姿をガラス越しに存分に味わうことができますよ。
先輩:これがその海底トンネルだね。うわ、凄い!あれってノコギリザメだよね?あ、あっちはタイガーシャーク!こえ〜顔〜。あんなのに海の中で遭ったら恐怖だね。
たま:ですよね。でも、実はこの水槽の中を一般客がスノーケリングやスキューバダイビングする事もできるんですよ。
先輩:え?マジで?鮫と一緒に?
たま:はい!勿論追加料金なんですけど、鮫と泳げるなんて凄いですよね。

アメリカンガール (American Girl)

たま:先輩には馴染みが無いかも知れませんが、ここは女の子にとっては夢のお店なんですよ。お店のサイズだけならシカゴ店の方が大きいかも知れませんが、ダイニングルームから遊園地を眺めながら楽しめるというのはなかなか面白いセッティングです。
先輩:へ〜、確かに初めてお店に入ったけど、お人形さん用の靴や服の他にも、キャンプグッズや乗馬用の馬まであるんだ。みんな女の子がそれぞれのお人形を持って買い物に来てるんだね。
たま:ダイニングルームでは、お人形さんと一緒に座ってご飯を食べれるんですよ。
先輩:でもさ、ここの食べ物って全然期待してなかったんだけど、なにげに大人にも美味しいよね。特にこのトマトビスクはいけるよ(モグモグ)。

レゴストア (Lego Store)

先輩:アメリカンガールが女の子用のお店だとすると、さしずめ男の子にはレゴストアってとこかな?
たま:先輩古いですよ〜。確かにレゴって男の子のおもちゃっていうイメージがあるかも知れませんが、ほ〜ら、見てくださいよ、レゴストアの中には女の子もいっぱいいるでしょ?
先輩:ほんとだ!あ、それになんか可愛らしいパステルカラーのレゴもあるんだね。
たま:レゴフレンズ・シリーズですね。昨年リリースされた新しい女の子用のレゴシリーズなんだそうですが、これのおかげで女の子のレゴファンが急増したそうですよ。
先輩:なるほどね。お店のいたる所にレゴで出来た大きなディスプレイが展示されてるし、お店の上には巨大なロボットがあるのでレゴファンには堪らないね。

たまちゃんお勧めのMOA内のレストラン
MOA内には50以上のレストランがあり、その多くは3階のフードコートにあります。ほとんどはシカゴでも見かけるフランチャイズ系ですが、中にはびっくりするほど美味しいラーメンを食べさせる日本料理店やミネソタの地元料理を満喫できるちょっとお洒落なお店なども。今回はその二店を紹介します。

Masu Japanese Restaurant
ミネアポリスでこんなに美味しいラーメンに出会えるとは!と先輩と私が仰天したお店。Pork Belly Ramen は表面をカリカリにした豚バラ肉、プルドポーク、わかめ、ポーチドエッグが入ったしょうゆラーメン。とにかく豚バラが美味!あっさりめのしょうゆ味がこってりした具材とも良く合っていて、とろとろのポーチドエッグも麺によくからまっていて抜群の味です。Tonkatsu Curry Ramen という変り種ラーメンは、辛さ控えめの懐かしい味わいのカレースープにラーメンの麺とトンカツ、チャイニーズブロッコリー、ポーチドエッグがのったもの。こちらもカレースープがちぢれ麺によくからまっていてなかなかのお味です。とんかつソースのかかったとんかつも食べ応えがあり、驚くほどカレースープと合っていてビックリ。他にも子供達にも人気の高い肉まんや、お酒によく合う香ばしい炉辺メニューなど盛りだくさんで、食にうるさい先輩もゴキゲンでした。

Twin City Grill
地元の人達にミネアポリスらしい食べ物を食べさせてくれるお店を教えて欲しいとお願いして紹介してもらったお店。最初に出てきたワイルドライスとコーンのチャウダーは、クリーミーでとってもコクがある取材班イチオシのうっとり系スープ。品数は多いですが、やはりお勧めは地元産のウォールアイという白身魚を使ったお料理。中でもSignature Fish & Chipsは、プリプリしたウォールアイをさっくり薄めに揚げていて味付けも美味しいし、タルタルソースとの相性もばっちりな逸品です。他にも薄いスライスアーモンドをウォールアイにつけてあるPan Sauteed Almond Crusted Walleyeなどがあるのですが、どちらかを選ぶなら絶対前者。他にもガーリックがたっぷり効いているGarlic Shrimp Flatbread はとても薄くてパリパリの生地がグッド。味付けはちょっと濃い目なのでビールにぴったりです。店内は重厚でクラッシーな雰囲気ですが、モール内にあるのでとってもファミリーフレンドリー。サーバーさん達の応対の良さにも感激です!

 

MOA周辺のホテルについて

Radisson Hotel Bloomington By Mall of America
MOA周辺で唯一フルサイズのウォーターパークがあるコージーでファミリー受けする清潔なホテル。ミネソタ北部のキャビンをテーマにしたゆったりとしたつくりで2006年にオープン。モダンでスペーシャスなスイートルームの中には子供用のバンクベッドがある部屋も。ウォーターパークは一般客にも公開しているが、一部宿泊客のみに開放されている時間があるのもお得。
Radisson Blu Mall of America
2013年にオープンしたばかりの500室を擁するラグジュアリーホテル。唯一MOAにスカイウェイで繋がっている。
BEST WESTERN PLUS Bloomington Hotel
2010年にオープンしたファミリー用の広い部屋が人気のホテル。小さな子供用のプールエリアあり。


そして翌日、二人はミネアポリスの街へ!


ミネアポリス美術館(Minneapolis Institute of Arts)

たま:さ〜て、今日はミネアポリスの街を散策するんですが、まずはミネアポリス美術館からスタートしたいと思います。ここは特別展以外は入館料が無料で(随時寄付は受け付けている)、ゴッホのOlive Tree やルノアール、モネなどのコレクションに加えて全米でもっとも充実した中国ギャラリーなど約10万点に及ぶ美術品を鑑賞することができます。3階には建築やアンティークなどを展示してあるセクションもあって、マイセンの食器やフランク・ロイド・ライトの建築も紹介されています。
先輩:一年中無料って凄いね!
たま:そうなんですよ。あと、実はここをスタート点にしたのは別の理由もあるんです。この辺りは地元でEat Streetと呼ばれているエリアで、ベトナムのフォーやサンドイッチなどアジア系の格安グルメが集まってるんです。まずはローカルの人達が集まるこうしたカジュアルレストランでお腹を膨らませてから一日を始めるのって良さそうでしょ?
先輩:なるほど、それは楽しそうだね。

ウォーカーアート・センター(Walker Art Center)

たま:お次は北京オリンピック会場の『バードネスト』を設計したスイスのハーツォグ・デミューロンがデザインしたウォーカーアート・センターです。
先輩:確かニュースウイーク誌で『全米ナンバー1の近代美術館』のお墨付きをもらったんだよね。
たま:その通りです。絵画や彫刻だけでなく、五感を刺激するような魅力的な作品を多く展示していて、日本人の作品もたくさん展示されています。
先輩:おまけに18歳以下のお子さんだと無料ってのは家族連れの人達には嬉しいね。
たま:是非お勧めなのが、ここのロビーにあるガーデンカフェでサンドイッチやサラダを買ってから隣の敷地にあるミネアポリス彫刻庭園に行くことなんですよ。

ミネアポリス彫刻庭園 (Minneapolis Sculpture Garden )

先輩:あ、それってあの有名なスプーンとチェリーの彫刻(Spoonbridge and Cherry)があるところだよね?
たま:そうです。ミネアポリスの観光名所のひとつで、美しい芝生がとっても綺麗な庭園です。カルダーやイサム・ノグチ、ヘンリー・ムーアといった世界的にも有名なアーティストの作品が無造作に並んでいるんですが、ここも入場が無料なので市民にとってはジョギングや散歩を楽しめる憩いの場なんですよね。
先輩:あの大きなチェリーとスプーンをバックにミネアポリスのスカイラインが入った写真をよくみかけるね。でも、なんでウォーカーアートセンターのサンドイッチやサラダを持っていくの?
たま:ウォーカーアートセンターに限った事ではないんですが、ミネアポリスでは地元の農業をみんなで支えようという意識が強いんですね。それもあって生産する側もオーガニックな素材にこだわった美味しいものを提供することを信条にしている農家やそれを扱っているショップが多いんです。ウォーカーアートセンターのガーデンカフェもそのひとつで、ここのサンドイッチやサラダはとっても美味しいと評判なんです。
先輩:なるほどね。確かに野菜がとってもフレッシュで美味しいね。最近ダイエットしようと思ってたから美味しい野菜って超嬉しい!
たま:ですよね。じゃあ明日は土曜日ですし、朝から地元の農家が集まるMill City Farmers Marketに行きましょう!

ミルシティー・ファーマー・マーケット(Mill City Farmers Market)

たま:ここは5月から10月の終わり頃まで毎週土曜日に地元の農家が中心になって開いている青空市です。オーガニックの野菜やはちみつ、ベーカリー、それに新鮮な玉子を売っているお肉屋さんなどが出店しています。朝食や昼食を販売しているお店も多いので、早起きした市民がどんどん集まってくるんですよ。
先輩:まだ朝の8時だっていうのに大盛況だね。さっそくソーセージマフィンとバーベキューポークハッシュっていうジャガイモの角切りや色んな野菜の上にトロットロの玉子がのったものを食べたんだけどボリュームもあるし、香ばしくって朝から満腹だよ。それにしても本当に色んな人達がお店を出してる。でも、なんか農家っぽくない人達もいるんだけど。。。
たま:アーバン・ファーマーの皆さんですね。Urban Farmingというのは都市部で品質の高い農作物を育てている人達の事で、彼らの多くは大量生産というよりは品質を重視した小規模農業を経営しています。時にはビルの屋上などを使ってやっているそうですよ。そうしたムーブメントをミネアポリス市も後押ししているので、多くの若者達がそれぞれに育てた農作物をこのマーケットに売りに来ているというわけです。
先輩:そっか、ミネソタは食の安全についても真剣に取り組んでいるんだったね。ここに出店するのもかなり厳正な審査があるようだし、ちょっとお値段は高めだけど安心して食べれる食材ばかりというのは羨ましいね。
たま:そうですね。でも沢山あるミネアポリスの青空市の中で私がここを選んだもう一つの理由は、マーケットの隣にMill City Museumという博物館があるからなんです。実は数あるミネアポリスの博物館の中で私が一番好きなのがここなんですよ。特に歴史に興味のある方にとっては絶対おすすめのスポットです。

セントアンソニー滝(Saint Anthony Falls)
ミネアポリスとセントポールの間を流れるミシシッピ川最大の滝。昔から製粉や製材に使われたが、現在は発電に使われている。

ミルシティー博物館 (Mill City Museum)

先輩:確か、ここはかつての製粉工場をそのまま博物館にしたんだよね?工場見学的なものなのかな?と思ってたんだけど違うの?
たま:この博物館では、19世紀後半から20世紀にかけてミネアポリスが直ぐそばにあるセントアンソニー滝を利用して小麦の製粉を機軸に繁栄してきた様子を知ることができます。当時の人達がどのように滝を使って製粉を行なったかや、どうしてこの製粉工場が大火事で焼けてしまったのかなどを子供さんたちにも分かりやすいように面白おかしく説明してくれます。また、地下には子供たちが大喜びする『滝遊び』の展示物もあるので、そこはいつも子供達で賑わっています。

ガスリー劇場 (Guthrie Theater)
有名なフランス人建築家ジャン・ヌーベルのデザインによるアーティスティックな劇場。ミネソタ州で一番長いエスカレーターを使って上がる展望バルコニーへの入場料は無料。

先輩:あと、パンフレットには30分に一度ショートフィルムを上映すると書いてあるけど。
たま:『Minneapolis in 19 Minutes Flat』っていう短い映画なんですが、コメディータッチでとても良く出来ているので、是非おすすめします。
先輩:あと、どこかで読んだけど、この博物館の最上階にあるオブザベーションデッキから眺める景色が綺麗なんだよね。
たま:さすが先輩。その通りです。セントアンソニー滝とアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定されているストーンアーチブリッジを一番綺麗に見る事ができる場所とされています。でも、もしもミルシティー博物館に立ち寄る時間が無い方は、直ぐそばにあるガスリー劇場のバルコニーからも似たような景色を無料で楽しむことができますよ。

二人はミネアポリスのダウンタウンへ

たま:さあ、ここがミネアポリスのダウンタウンエリアです。メインストリートはこのNicollet Ave 沿いで、中でも5th Street から15th Street まではNicollet Mall と呼ばれる一番活気のあるエリアです。
先輩:レストランやブランドショップが立ち並んでいてとってもにぎやかだね。歩道をかなり大きく取ってあるので殆どのレストランでアウトドア・ダイニングが楽しめるようになってるんだね。
たま:そうなんです。クルマの通行が制限されていて、歩行者天国のような状態になる事もあり、金曜日の夜はバーホッピングをする人達でこの一帯は溢れかえります。
先輩:あっ!あのビルとビルをつないでいるのが有名なスカイウェイだね。
たま:はい。夏の間は心地よいお天気を楽しめるミネアポリスですが、やはり冬は雪も降りますし寒いんですね。そんな時でも市民が通常の生活を楽しめるように、この辺りの殆どのビルはスカイウェイ(ガラス張りのインドア通路)で繋がっています。実際、MOAとミネアポリスのダウンタウンはライトレールっていう電車で直接リンクされているので、MOAから全く外気に触れることなくダウンタウンのレストランまで来る事だって可能なんですよ。
先輩:なるほど。あまりにも雪が多いから、逆に全く寒さを感じずに街中を散策できる方法を考え出したということなんだね。確か全長は8マイルもあるって聞いたよ。これシカゴにも欲しいなあ。


番外編:ミネアポリスに行ったら絶対絶対食べるべき一品『Jucy Lucy』!


先輩:あれ、たまちゃん、どうしたの、こんな辺鄙なバーに連れて来て?今回の特集記事はもう終わったんじゃないの?
たま:実は、絶対お勧めのお店がもう一店あるので番外編として紹介したいんです。先輩はJucy Lucyっていうハンバーガーを知ってますか?
先輩:おお、知ってる知ってる。確かトラベルチャンネルで特集やってたよね。チーズがビーフパテの上にのってるんじゃなくって、パテの中にトロットロッになって入ってるチーズバーガーだよね?
たま:その通りです。実はあのジューシールーシーの発祥店がこのMatt's Bar なんです。
先輩:え!マジで?ここがそうなの?何か普通の古くさいバーみたいだけど。じゃあジューシールーシーが食べれるんだね!
たま:勿論です。このお店はジューシールーシーで数多くの賞をとってるという事もあって、ミネアポリスに住んでいて、ここのジューシールーシーを知らない人は完全にモグリっていうほどのお店なんですよ!
先輩:たまちゃんがそこまで言うんだから相当なんだろうね。お、早速運ばれて来たみたいだよ。
たま:サーバーさんにも注意されますが、直ぐにかぶりつくと口の中をヤケドしちゃいますから気を付けてくださいね。
先輩:おお。。。オッケー(恐る恐る)。ウォ〜!アチちち!チーズが!チーズが!うわわわわ!チーズが。。。!うまいッ!熱いッ!うまいッ!
たま:それがMatt'sのジューシールーシーです!パテの中に挟んであるチーズが一口かぶりつくと熱々のままマグマのように肉汁と一緒にトロけ出すんです。もう『じゅわ〜』とかそういうレベルじゃないですよね!
先輩:ホオイフヘベフジャハヒ(そういうレベルじゃない!)何これ、メチャクチャ美味いぃ!確かに口の中をちょっとヤケドするかも知れないけど、その価値が十分あるよ。これは必食の一品だね!
たま:良かった〜!読者の方も、もしもミネアポリスにお越しの際は絶対ココにお立ち寄りくださいね!

 


 
     
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