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シカゴのエンターテイメント雑誌としてお馴染みのぷれ〜り〜誌を発行しいるMGAのご好意で住むトコ.COMにぷれ〜り〜誌のバックナンバーを掲載させて頂いております。
2013年1月
北欧のベニスと呼ばれる国
スウェーデン王国

読者の皆さんは「スウェーデン」と聞いて何を思い浮かべますか?最近はテレビの“世界番付”という番組でも、「老後のケア」や「インターネット環境が最も充実した国」で堂々一位に君臨している国、それがスウェーデンなんです。筆者もこの記事を書いていて、また行きたくなってしまいました。

北欧のベニスと呼ばれる国 スウェーデン王国

アイキア、H&M、ボルボ、ノキア、そしてノーベル賞、、、スカンジナビアの国々の中でも、スウェーデンという国から発信されているブランド名は、強く大きく世界のマーケットに浸透しているような気がします。『北欧のベニス』と呼ばれる美しい街並が広がり、透き通るような自然と環境に優しい生活を心がけている人達の様子、なんだかとっても好感が持てるなぁ、と思うのは筆者だけでしょうか。実は何を隠そう、旦那がスウェーデン人、ですので、本家本元の「透き通った世界」を彼の故郷で体験できるんですね。さて、今回の特集ではそんなスウェーデンという国を”家族として”体験してきた筆者のレポート。観光案内だけでなく、スウェーデンの文化などもたっぷりとご紹介いたします。

まずは基本情報から

スカンジナビア半島に存在するスウェーデン王国、首都はストックホルムで、公用言語はスウェーデン語。殆どの人が英語を第2外国語として理解できるので、私たち旅行者には嬉しい限り。国旗は青地に”金の十字架”が描かれたもの。この青色には”澄んだ空”の意味があるそう。人口約900万人、福祉制度がしっかりしている、が、その分税金は高い(収入の70%近くにもなる時がある!)、が、『ゆりかごから墓場まで』なんてモットーも有名になったくらいの万全な社会保障が売り文句?だそうです。しかーし、ここのところは財政改革の流れで、例えば老後の社会福祉や医療系の”民営化”がすすめられているそうで。この辺りはスウェーデン国民自身もなかなか気になっている問題のようです。

スウェーデン人気質:独断と偏見ですが、陳列しますね。『口数が少なくシャイ』『思慮深い』『女性が強い』『ハイテク好きなオタク傾向あり』『いい飲みっぷり』『少々(いや、かなり)頑固』『コーヒー大好き』『でも信じられる、頼れる』『クリーンで、能率的、勤勉である』などでしょうか。昔から”日本人と合う気質”と言われているようですが、その部分はどうかしら。しかしながら、個人的な経験から言うと、スウェーデン人宅の家に招かれるて、”靴を脱いであがる”、”すぐにお茶(コーヒーの場合多し)とお菓子が出てくる”、”会話中にちょっとした沈黙があっても大丈夫”、”あまりごちゃごちゃと家の中に物を置かない”、”シンプル・イズ・ベストな精神”に関しては、やはりアメリカでのホームパーティーよりもスウェーデンのお宅の方に親近感を感じました。

スウェーデンは王国ですので、王様&お妃様率いるロイヤルファミリーが存在し、またそのご家族の様子をマスコミがビシバシとりあげようとするのは、日本社会とも似ていますね。現在のスウェーデン王の名前は、カール16世グスタフ(ご本名:カール・グスタフ・フォルケ・フーベルトス・ベルナドッテ)。1973年から即位された王様なんですが、彼がとーってもお茶目さん!のようなんです。その証拠に、、、このような写真を載せてみましょうか、ね。スポーツ大好き、で、母国のイメージカラーシャツを着て、こーんなに激しく&うるさく自国の選手を応援してくれちゃうんです。お妃様はもとドイツ人のシルビア姫、実は二人のなりそめも、ミュンヘンオリンピックだったんだそう。

森と水の国・白夜の国・強いお酒とコーヒーの国

日本の約1.2倍の面積のスウェーデン王国。たくさんの水と森につつまれた自然が美しい国土で有名です。5月〜7月は「白夜」と呼ばれる期間、なかなか日が沈まないから明るいんです。”沈まぬ太陽”なんて言葉が産まれたのはそのせい。逆に、11月から1月は「極夜」というなかなか日が出ないシーズン。オーロラ観察にはもってこいの空となります。が、、、私のような一般人的にとってはどちらも、「うーん?」と感覚が分からないのです。お日様は大切な時計代わり、と思っている私にとってこの不思議な日照スケジュールは理解できない。どうやって体内時計と照らし合わせるのかなぁ。旦那曰く「夏の間は夜なかなか寝付けない。なので、強いヴォッカとかアクアビット(ジャガイモを主原料とした蒸留酒)をぐいっと、ね、しないといけないんだよね。それで良く眠れるってわけ。逆に冬の間はなかなかお日様が出ない、グレーな雰囲気のまま一日を過ごす事になる。となると、朝起きるのが辛い、、、そこで今度は強ーいコーヒーが必要になるんだな。飲み過ぎると今度はなかなか眠れない、から、またヴォッカが必要になるんだなぁ。」そう来たか、旦那様。確かにいつも強いお酒かコーヒーを好んで飲んでいる彼、、、国民性、というか、国土条件、と言われてしまえばしょうがない、か。ただの”飲んべぇ”という言葉もあります。

ヴォッカにバイキング。スールストレンミングは臭さで優勝!

強いヴォッカを飲まなければいけない方々(by旦那)も大好きな『アブソルート』。こちらロシアと列ぶヴォッカの生産地であるスウェーデンから世界へ出荷されている有名ブランドです。スウェーデンの親戚宅に行くと、殆どのご家庭でこのボトルと共に小さなグラスがみなに配られてました。で、ですね、「ヴォッカにあうんだよ!」と”おつまみ”として振る舞われたのが、これ。『世界一臭い食べ物』と呼ばれの高い『スールストレンミング』です。ようは”ニシンの酢漬け”なんですが、、、これがなかなかインパクトあり!くさやの6倍の臭さ、と言われるこのスールストロンミング、なぜこんなに臭いかと言いますと、樽の中にニシンと塩を重ねて2ヶ月ほど漬けたものを『加熱殺菌をせずに』缶詰にする、すると缶の中で2次発酵が始まり、蓋を開ける時にはその発酵中の匂い、卵の腐った?生ゴミを放置した?ようなステキな香り、、、ちょっとだけでも汁がついたら大変、あなたはしばらくの間、もれなく孤独を楽しむ事になるかもしれません。しかし、このストロンミングの酸っぱさ、塩っからさが、病み付きになるんですね。堅くて薄いパン・トゥンブロード”の上に茹でたジャガイモ、みじん切りにした玉ねぎ、赤かぶやディル、山羊のチーズなどをのせてパクリ!確かにおいしい!そして、うーん、強いお酒と合うぅ!ただ気をつけなければいけないのは、この缶詰めを開ける際に、みな「お庭で」開けます、はい。家の中に汁が飛ぶのを避けるためです。また、この缶詰が気圧の変化で破裂してみなさまの荷物にステキな香りがつかないよう、殆どの航空会社ではこの缶詰の持ち込みを禁止しております。

観光しなくっちゃ!in ストックホルム:市庁舎からはじめよう

市庁舎
黄金の広間

スウェーデンに空路で到着すると、ストックホルム空港の「簡素さのなかにある機能性、美しさ」にびっくりするかも。本当にシンプルそして全てが透き通った感じ。ストックホルムの街に着くと、やっぱり東京や大阪のように、人、人、人。カラフルなスカンジナビア色を利用したお洋服をまとっている人が多いせいか、街全体が華やかに見えます。中央駅近くには王立公園があって、市民の憩いの場といった感じでなじめます。小粋なカフェやお店もあり。この辺りにホテルを取っておいて大正解!でした。ちなみにスウェーデンの観光シーズンですが、オーロラが目的の方以外は夏の間、そう、日照時間の長いときをおすすめします。暑すぎる事がない北欧の夏、逆に朝晩は冷えますので、ジャケットなどを忘れずにパッキングしましょう。

まずはノーベル賞の受賞晩餐会が行われる事で有名な「市庁舎」へ行ってみましょう!ガイドツアーに参加すると、建物の中までご覧になれます。このツアー、世界各国からの観光客で賑わっておりまして、それもそのはず、これから”ノーベル賞を取る予定だ”という方以外は、このようなツアーに参加してのみ内部がみれるのですから。「青の広間」と呼ばれる所からはじまって、市庁舎だけにちゃーんと市議会議をしている重厚な「会議室」、「こんなのどうやって作ったの?」と思ってしまうタペストリーが列ぶ小部屋などを通って、その先にジャジャーン!と出て来たのが、あの「黄金の広間」です。そう、ノーベル賞受賞者達が舞踏会を行う、金泊で飾られたあのお部屋。まさに「みるだけみるだけ、触ってはいけません」状態ですが、とにかくカメラのシャッターをおす手が震えるほどの豪華さでした。

ガムラスタンで”魔女の宅急便”気分

旧市街、と呼ばれるガムラスタン(Gamlaは”古い”Stanは”街”の意味)
街全体がスターズホルメン島という徒歩で1時間ほどで一周できるミニミニ島にすっぽりと入っています。スウェーデン王宮のひとつであるストックホルム宮殿もこの島にあり、衛兵の交代式観たさにたくさんの観光客が集まってきています。大都市ストックホルムの中心にあるのに、そこだけタイムスリップしたような雰囲気の街、そう、あの「魔女の宅急便」のkikiちゃんが一人前の魔女になるために住みはじめた場所のモデル。ジブリの製作チームはこのガムラスタンに実際に足を運び、たくさんの写真を撮ったりスケッチ画に勤しんだそうです。17&18世紀の建物や石畳がそのまま残るスポットに足を運んでみましょう!狭い小道にたくさんの人、そしてお土産やさんやカフェ、レストランの数々。工芸品を売るお店を覗いたり、のんびりお茶をしてたりして過ごすのにはもってこいの路地がたくさん。その中には”90センチ幅”しかないモーテン・トローツィグ・グレン通りがあるのですが、あまりに細いのでみのがしちゃうかも。そうそう、キキちゃんと同じ目線で旧市街を観てみたい方、「ルーフトップ・ツアー」もありますよ。命綱をつけて、屋根の上をガイドさんと一緒に歩きながら、ストックホルムの街を見渡す、、、うーん、危険そうだけど面白そうです。
http://www.upplevmer.se/en/takvandring/stockholm>

旧市街の中心はやはり大広間。まるで映画の世界、石畳の広間には世界各国からの観光客が集まってきて、大道芸人さんもいれば、お菓子を売りにくる人もいれば、本当に中世のヨーロッパな世界。ストックホルム大聖堂やリッダルスホルメン教会、など中世の雰囲気たっぷりの建物を垣間見た後は、ノーベル博物館に行ってみるのもグッド。ダイナマイトを発明して富を得たアルフレッド・ノーベル氏の遺言により設立されたこの世界的な賞、その歴史や背景、そしてこれからのノーベル賞受賞者を応援すべく、様々な資料や展示が施されています。そうそう、ビストロ・ノーベルで「ノーベル賞メダルチョコレート」や「晩餐会で出されるアイスクリーム」を食べながらお茶すると、なんだか頭がよくなった気がします。<http://www.nobelmuseum.se/>

頭が良くなったついでに、更に歴史の勉強を兼ね「郵便博物館」へ。決して大きな展示ではないけれど、スウェーデンの郵便の歴史を学ぶのには最高の場所。それに、黄色い配達車の可愛い事ったら!スタンプ集めを趣味としている旦那にはたまらない場所のようで、まるで水を得た魚のように、ギフトショップなどを物色しておりました。筆者は昔の街の様子をモチーフにしたポストカードがお気に入り。額に入れたら素敵なアートになりそう。すごいのは、この絵はがきの絵や写真、今いるガムラスタンの雰囲気と変わらない!やるなぁ、旧市街、まさに「変わらない事の美しさ」です。
http://www.postmuseum.posten.se/museng/index.html

ガムラスタンで豪華にお食事したい!スウェーデンっぽい料理を食べてみたい!という方にぜひ立ち寄ってもらいたいのが、ここ、Den Gyldene Freden(英語で The Golden Peace) です。スウェーデン本国だけでなく、実は、北欧でも一番古いレストランではないか、と言われている1722年創業のタバーン。白いテーブルクロスにキャンドルライト、そしてかわいい野花などがアレンジされたテーブルで、昔の面影たっぷりに舌を打つスウェーデン伝統の味、これはもうツーリストとしてはたまらない時間です。鮭料理、ニシン料理などのシーフードはもちろん、由緒正しくスウィーディッシュ・ミートボールに鹿肉のソテー、なども美味!人気のレストランですので、予約をおすすめ。 <http://gyldenefreden.se/en/> 

そうそう、「頭をなでると幸せになる」と言われている”アイロンボーイ”。体育座りの鉄の少年、かなり小さいし、見失ってしまいそうで、私もやっと旦那に「ほれ、これでしょ?」と言われて見つけ出した14センチの像。未だにどこにあったか思い出せないなさけない筆者です。ガムラスタン散策の際は、歩きやすい靴(石畳がきついので)、と地図は必須、日頃から迷子になりやすい方は、熟知したガイドさん、あるいは地元人、または私の旦那と一緒に歩く事をおすすめします。

ユールゴーデン島で17世紀の船とご対面

バイキングと聞くと”ビッケの大冒険”のキャラがインプットされている単純な私にとって、「バイキングの船を観に行こう!」という旦那の一言で大はしゃぎ。向かった先は『ヴァーサ号博物館』。こちらは中央駅から30分くらいの小さな島、ユールゴーデン島(Djurgarden)にある場所で、島の中にはこのヴァーサ号博物館以外にも、野外博物館やアミューズメントパークなど、丸一日過ごせるようなエンターテイメントが盛りだくさん。ガムラスタンから船も出ているし、散歩道としても気持がいいし、ぜひぜひおすすめの観光スポット。カップル達や家族連れ、観光客で賑わうユールゴーデン島を巡る一日、とくにその中でも『ヴァーサ号博物館』と『スカンセン野外博物館』に行ってみましょう!

ヴァーサ号博物館

ここは、17世紀に造られた船の状態をそのまま目の前でみれることで人気の場所。実はこのヴァーサ号、かなり大変な人生(船生?)を送ってきたんです。スウェーデンがグスタフ2世の指示のもと、この全長62メートルの軍艦を造船し処女出港させたのが1628年8月10日。すると、突然の突風が巻き起こり、ヴァーサ号は乗組員50名ほどの命も道連れに、32メートル下の海底に沈没、この後日の目をみるのは、なんと333年後の1961年!それから保存&復元作業が勧められ、この船のデザインの優雅さ、偉大さ、力強さが、一般人にもみれるようになった、という訳。あれ?別にバイキングと関係ないじゃない?ビッケなんていない、いない、、、。でも、建物いっぱいに広がっている船、まるで生き物のような(竜のようにみえる?)ヴァーサ号を目の前にすると、バイキングだろうが軍隊だろうが、関係ない、海のロマン、というか、富や権力を求める人間の儚さ、というか、とにかく、スウェーデン王国と船舶、軍隊との関係を知るにはもってこいの場所。
http://www.vasamuseet.se/en/

スカンセンでタイムトリップ!

スウェーデン人は、国民性を大事にする人達のよう。そういえば、所々にスウェーデンの国旗や、その黄色&青色を基調としたデザインをみかけるし、という訳で、今ではIKEAでみられるような「シンプルで機能性の高い、そしてスマートな」デザインが主流のストックホルム市街ですが、昔からのスウェーデン人の生活様式や建築物、ちょっと田舎に行くとまだ残っている素朴な雰囲気、、、これら古き良き時代を目で、足で、耳で、手で体験できるのが、次に訪れた野外博物館『スカンセン』。まぁ、日本でいう「日光江戸村」あるいは「明治村」的な場所でしょうかね。広大な敷地に入ると、1500当時の家から、商店、教会、雑貨屋さんなど150以上の建物が立ち並んでいます。お子様には、動物園もありますし遊覧列車やミニ遊園地も開催(時期によります)。様々なレストランやカフェも用意されているので、ゆっくりと時間をかけて回りたい博物館です。
http://www.skansen.se/en/

ちょっと遠出して”世界遺産”を体験

ストックホルムから船で移動、2つの場所に2つの世界遺産があります。ちょっと遠出してレッツゴー!まずはバルト海に浮かぶ美しい島『ゴットランド島:Gotland』へ。約3時間の船旅の後に到着した街、あぁ、これが「魔女の宅急便」の空からの雰囲気!そうなんです、ジブリの製作チームは、ガムラスタンの街と共に、このゴッドランド島の雰囲気もキキちゃんの滞在する街として取材に来ていたそう。地上目線からいくと、白い壁の多いギリシャ的?な雰囲気、でも高台から眺めてみると、うーん、赤い屋根が奇麗、ほうきにのって飛んでみたいなぁ。ところで、このゴットランドには『ハンザ同盟都市・ヴィスビィ(Visby)』があり、これが世界遺産に認定されているんです。13世紀頃にはバルト海貿易の中継基地として栄えた街だったこの島、大火事や他国の占領により次第に力を失い廃墟となったわけですが、それでも当時に建設された城壁や倉庫群などが今でも遺跡として残る場所。お散歩している所々でみれる寂しい雰囲気の教会や城壁、そしてストックホルムの雰囲気ともまた違った、ハンザ同盟だからかな、もっと大陸ヨーロッパ的に雰囲気の中でしんみり。”忘れ去られたゴーストタウン””バラと廃墟の街”なんて呼ばれていますが、実際は観光名所として様々なお店もあったし、お洒落なカフェもあったし、そうそう、エコロジー島としても有名な、かわいい街でした。
http://www.visbysweden.com/>

もうひとつ、ストックホルムからアクセスしやすい世界遺産、そして美しい王宮、となればやはり足を伸ばしてみたい、ですよね。Royal Domain of Drottningholm、ドロットニングホルムの王宮は、今でも王家の住居として利用されています。そしてその一部を一般公開してくれているんです。バスや車で行く方法もありますが、ぜひともおすすめしたいのが、市庁舎横から出ている蒸気船を利用しての移動。片道1時間ほどなんですが、「北欧のベニス」の名を改めて理解できる、ストックホルムの街を水面から楽しむ船の旅。時間帯によっては、豪華な3コースのお料理付きクルーズも開催されていて、なかなか優雅な時間を過ごせます。船着き場から宮殿はすぐ目の前、きれいに整った芝生に美しい薄黄色の建物は、「北欧のヴェルサイユ」と呼ばれるのにふさわしい宮殿。でもね、別にヴェルサイユを意識してデザインされたわけではないそうです。あくまでスウェーデン・オリジナル。宮殿を守っている衛兵の人達は、あ、ガムラスタンで見かけた人達と同じユニフォーム(あたりまえか)、でもイギリスの衛兵さんと違ってなんだかフレンドリー、な所がグッド。そこがまたいい。今でもオペラをが公演されている宮廷劇場や、ちょっと変わったチャイニーズ・パビリオンが有名なのですが、筆者的にはGuard's Tentと呼ばれる、軍隊が使った天幕がサーカス小屋みたいで面白かったです。<サイト

▼バイキング気分でスモーガスボード

北欧と言えば、「スモーガスボード」です、ようはバイキング、と呼ばれる形式のお料理。”好きな物を好きなだけ”、英語ではAll You Can Eat、またはBuffetなどと呼ばれる形式ですが、これがなぜ日本語で”バイキング”となったか?実は日本で初めてスモーガスボードが開催されたのが1957年の帝国ホテルにて。この時に「スモーガスボードなんて聞いた事ないよ。言いにくいよ。」という訳で、1)北欧と言えば”バイキング”だから、2)ちょうどその時に日比谷劇場で上映されていた映画「バイキング」に、豪快な食事シーンがあったから、という安易かつ上手なニュアンスでこのバイキングという言葉が定着したそうです。さて、スモーガスボードは、我が旦那の親戚家庭でも良く開催され、またホテルのレストランなどでも体験しやすいスタイル。国土がほぼ海に面しているスウェーデンだけに、お魚料理が多いのも嬉しい、そして以外とさっぱり、脂っこくない物が列んでいるのもなじめます。

さてさて、旦那のご両親、生粋のスウェーデン夫婦が大好きなレストラン、「ここは特別な日に行きなさいね」とアドバイスされたのがここ、"Operakallaren:オペラシェラン”です。オペラという名前が着いているだけに、そう、オペラ座の一角にあるんですが、まぁ、これがすごーーーーくゴージャスでして、まるでお姫様にでもなったような気分でお食事ができます。アラカルトもいいけれど、ここで体験できるスモーガスボード、これはもうスウェーデンいち!と言えるかもしれません。最高級のリネンに、よく磨いてある銀食器の類い、大きなシャンデリアに最高の味とサービス。格式高いこのレストラン、スウェーデン王家の方々も良く利用されるのだとか。メインダイニングだけでなく、カクテルバーや、ヒップポケットと呼ばれるカウンター式レストラン、都会的なナイトライフを満喫されたい人にぴったりのカフェ・オペラなど、いろいろなオプションがあるのも嬉しいですね。http://www.eng.operakallaren.se/。

▼変わったホテルをご紹介

スウェーデン人って、こだわりを持ってる事をサラーッと無表情でなしとげちゃったりする人達かも(我が旦那がそうです)。そう、寡黙と言えば寡黙、頑固と言えば頑固(だったりします。でですね、本当だったら巷やマーケター達で大騒ぎしろうな’変わったホテル’や’めずらしいホテル’が、サラーッと存在してるんです。その中でもちょっと詳しく以下の3つをご紹介しましょう。どれも非常にユニーク、宿泊費は安くないものもあるのですが、その滞在の思い出はきっとプライスレス!

●ツリーホテル


ホーラズ村の森の中に突如存在するこのホテル。それぞれ6つのお部屋(箱?)にはCabin(キャビン), Blue Cone(青い炎), Nest(巣), Mirrocube(ガラスの箱)、UFO (そのままUFO)、そしてTree Sauna (木のサウナ)、と名前がついていて、見た目一発でその各名前とお部屋がわかります。ブルーコーンが、青でなく赤であるのは、まぁ、炎の意味だから、なのかな、とにかくそれぞれの外見がユニークなデザインでして、地上よりも高い場所ー”鳥の巣だと思ってください”ーにある室内にたどり着くために、スロープを登ったり、はしごを使ったり、、、ですのでお荷物は軽めにしておく方がいいですね。ちなみに内装は以外とシンプル、白で統一してあって、まるでアイキアショールームのように機能的。さて、一泊最低4000クローネ(600ドルくらい)はするこのツリーホテルの部屋、朝食とWi-Fiは含まれていますが、、、いかがでしょう?木や自然と一体化できる体験、は意外と高額なんですねぇ。http://www.treehotel.se



●アイスホテル

北の地区ラップランドにあるアイスホテルは、それなりに知名度はあるようでして、ガイドブックに載ってたり、TVの取材を受けていたりするみたい。寒がりな私はとてもじゃないけど体験できそうにもないですが、氷の中の静けさ、神秘的さ、は数々の観光客を魅了しているようです。。ユッカスヤルビという地区にあるこのホテル、もともとはイグルーという西洋風かまくらに滞在してみよう!というがアイデアの発端。「大丈夫、室内はマイナス5度くらいに保たれているから、あったかいですよ!」って宣伝文句、、、え?外はもっと寒いってことですか、あらまぁ。堅いベッド(氷ですからね)の上にはマットレスにトナカイの毛皮、その上にモコモコとした寝袋でおやすみなさーい、という訳です。そして朝は温かいコーヒーやあっためたコケモモ・ジュースでお目覚め。オーロラが見えやすい地方としても有名なことラップランド、トナカイやムースとの遭遇率も高いそうです。レストランやバーだけの利用もオッケー!ユニクロのヒートテック何枚着てけばいいかなぁ。。。お値段は時期によって変わりますが、1500クローネほどからあるようです。
http://www.icehotel.com/uk/ICEHOTEL/

●飛行機ホテル

さらに、、、ジャンボジェット機の中で眠る?といってもビジネスクラスやファーストクラスの豪華シートで仮眠ではなく、動かない飛行機を改造した室内で、という事なんですが。ボーイング747型機がアーランダ空港のはずれ、滑走路もないような所に見えてきたら、それがこのホテル。中に入ると、昔っぽいスチュワーデスのユニフォームを着た北欧美人がお出迎え、室内をまるでクルーズ船の中のようにしきって、宿泊できるようにしたんですね。トイレや収納(頭上のものなど)はそのまま利用、さらにユニークな体験をしたい方には、コックピットで宿泊できるスイートルームをおすすめします。こちら、もともとはシンガポール航空の飛行機だったそう。飛行機の寿命は約20年から25年、そのあとは解体されたり、中古として扱われたり、、、となる、そこに目をつけた起業家オスカー氏がはじめたこの”ジェット機ホステル”。全部で25室、72ベッド数を誇るこのホステル、ちょっとレトロな雰囲気のカフェもあれば、ファーストクラスの椅子を使った”会議室”もある、そして、ホステルなのでお値段もお休め(一人100ドルくらい)、さらに空港が目の前!という好条件が嬉しいですね。http://www.jumbostay.com/

 


 
     
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