まずは基本情報から。シアトルはアメリカ・ノースウェストに属するワシントン州の街。北はカナダ、南はオレゴン、東はアイダホ、そして西は海! 州都はオリンピア、ニックネームは「エバーグリーン・ステート」。青々とした木々が生い茂り、オリンピック山脈とカスケード山脈が見渡され、エバーグリーンに囲まれた自然豊かな街、とても清々しい気持ちになります。州の象徴とも言えるレーニア山は国立公園にも指定されており、お天気の良い日などはシアトル・ダウンタウンからもその『ワシントン富士』と呼ばれる美しい姿を眺める事ができます。その他、貿易も盛んなピュージェット湾、シープレーンも発着するワシントン湖、鮭も戻ってくるクリークなどなど、海も山も湖もそろった場所ですね。
★ パイクマーケット
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日本語のガイドもあるので宇和島屋などでゲット! |
シアトル観光で一番の人気スポットと言えばここ。『パイクプレスマーケット』夏場に行われるファーマーズマーケットが一年中行われている場所、という感じです。雨が多いと言われるシアトル
(実際は霧雨や小雨程度の日が多く、傘もささずに元気に歩き回るシアトルッ子達ですが…)なので屋根付きのマーケットは非常に嬉しいもの。野菜や果物、そして色とりどりのお花のブーケ、見ているだけでもウキウキします。地元アーティストのクラフトブース、鞄やアクセサリーのお店、そしてさすが海の街、シーフードマーケットも所狭しと新鮮な魚介類を並べています。日本人観光客も多いのか、お店の人達の中には「カズノコ、オイシヨ!」と片言の日本語を話す人がいたり…。マーケットの入り口中心地にある魚屋さんでは「魚投げ」が有名。お客が選んだ魚を包装する為に、店頭の係の者が、カウンター奥の担当者に向って「そ?れっ!」と丸ごと魚を投げるわけですね。この瞬間を写真やビデオにおさめようと、観光客でわんさかにぎわっています。
パイクマーケットには、有名な「スターバックス第一号店」もあります。今では世界中に広がるチェーン、すべてはここから始まったのですね。ちょっとお店のロゴを見てみてください。なんだか人魚のオネーサンの顔が怖く、また胸の部分が少々露出気味? 一号店のコーヒーのお味は…他とあまり変わらない気がしますが。お店の前では頻繁にストリートパフォーマーが歌や踊りを披露していますので、ラテ片手に楽しんでみるのもいいですね。同じ通りには、本場ロシアから移民してきた家族によるピロシキやさん、濃厚なチーズを多数扱う乳製品専門店、ちょっと不思議(?)な駄菓子屋のようなお店、チャイニーズデリ、ワインテイスティング、新鮮ほやほやのタラやホタテをフィッシュ&チップスにしてくれるお魚屋さんがあったり(ここのクラムチャウダーもおすすめ!)、とにかく盛りだくさんです。他にもウリおじさんの有名なソーセージ家に、数々のスパイスの匂いに圧倒されるマーケットスパイス、オリーブ油専門店など、一日いても飽きない場所です。
■ www.pikeplacemarket.org
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シアトルといえばココ。パイクマーケット! |
その場でも新鮮なシーフードが食べられるんです! |
今や世界のスタンダード、スタバの一号店 |
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街中のあらゆるトコで見かける豚ちゃん |
パイクマーケットのマスコットはこの豚さん、レイチェル。空飛ぶ魚やさんの近くにひっそりと立っていますが、実は彼女は募金箱、毎年7000ドルくらいの募金が募っているそうです。その収益金はマーケットの組合に寄付されるそうで、街の「待ち合わせアイコン」であるだけでなく、シアトル観光に人役(豚役?)かっているレイチェルちゃんなのです。ちなみにシアトルでは毎年夏になるとPigs
On Paradeというイベントを開催。2007年度はパイクマーケット100周年という事で、更に盛り上がりを見せていました。ダウンタウンの街角に様々な趣向をこらしてデザインされた豚さん達が置かれ、ボーイング社の新型機種787をもじった「Dream
Swiner」、図書館前には「Green Eggs and Ham」アイデアなどなど、楽しいイベントです。
★ピアの楽しみ方
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本物のミイラもあるんです!必見です! |
パイクマーケットからエレベーター、あるいは階段でウォーターフロントレベルへ。潮風の臭いとちんちん電車、そして天気が良ければ美しいオリンピック山脈を眺める事ができ「ん?、シアトル!」という感じ。アラスカンウェイと呼ばれるこの通り、ウォーターフロント地区には、様々な観光アトラクションやお土産屋さんが並んでいます。水族館からすぐ近くのピア54にあるこのお店『Ye
Olde Curiosity』では、不可思議なアイテムの数々を展示&販売しています。古めかしいサーカスの「見世物小屋」のような雰囲気、あやしいタロット占い人形やコインを入れて見る白黒トーキー短編映画、二つ頭で産まれちゃったサルのホルマリン浸け、本物のミイラにちょっと背筋がぞぞっとするブードゥー人形などなど…。かと思えば、ジョーク系おもちゃや、お箸ヘルパーなんてあるのもさすが国際都市シアトルならでは?なのでしょうか。
■ www.yeoldecuriosityshop.com
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ディナークルーズでいつでもセレブに! |
ピア55から出ているのはアーゴシークルーズ社の観光船。ディナークルーズ、ランチクルーズ、貸し切りにして結婚式クルーズ、など用途によって楽しめます。エリオット湾やピュージェット・サウンドをのんびり眺めながら食べるコースランチ/ディナー、あるいはビュッフェブランチのお食事もなかなか美味、しかも生演奏もついたりしてかなりゴージャスな雰囲気です。
■ www.argosycruises.com
「ティリカムヴィレッジ・ツアー」も、ノースウェストならではの体験をご希望のあなたにぜひ参加してもらいたいツアーです。ピアから船に乗って1時間ほどして到着するブレイク・アイランド、こちらではネイティブ・アメリカン達の生活様式を見学でき、また食事が楽しめるようになっています。島に到着するとまずあたたかいあさりのスープが配られ「あぁ、地に着いたぁ」という気分に。トーテムポールが並び、木彫りの工芸品を作っている人達と会話し、またおいしそうに焼き上がっているサーモンベイクに舌をつつむ。そして極めつけは、本格的なネイティブアメリカンのショー。非常にスピリチュアル、そしてパワフル鼓動がひしひしと伝わってきます。
■ www.tillicumvillage.com
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しっかり’食’も楽しんでください! |
お腹が空いたら、ピア57にあるこの「クラブポット」レストランでシーフードをたっぷりと食べてみるのもいいかもしれません。こちらは、豊富な海の幸をバケツいっぱいに持って来てくれるので、客はみな手づかみでもぐもぐとかぶりついております。見た目なんて気にしていられません。テーブルの上も汚れてもいいように紙きれ一枚だし、カジュアルでなにより。いつもは「ほら、フォーク使って!」なんてお子様を叱っているおかあさん&おとうさんも、ここではしっかり手を汚して食べましょう。ベイ・パビリオンと呼ばれるこのピア57には、大きなゲームアーケードやカルーセル、海賊をモチーフにしたギフトショップなどもあり、子供連れでも多いに楽しめるようになっている所が嬉しい場所。
■ www.pier57seattle.com
★シアトル観光ポイント
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スペースニードルでは食事も出来るんです。 |
グレイズ・アナトミー放送中にもほとんど毎週登場するのがこの「スペース・ニードル」。宇宙の針? ふむふむ…、ま、そう言う名前で見てみると納得できない形でもありませんが、要は展望台のようです。シカゴのシアーズタワーなどに比べると低めですが(180メートル)それでもエレベーターで展望階までのぼると、お天気の良い日にはレーニア山くっきり、ユニオン湖、シアトル近郊の小さな島々、オリンピック山脈、などが一望でき、この街がいかに自然に恵まれている場所であるかを確認できます。エレベーターは時速10マイルほどのスピードで動いており、約40秒ほどで展望デッキに到着するようになっているとの事。上階にはSkyCityという名のレストランもあり、こちらは360度回転式、つまり食事をしながらのんびりと景色を楽しめるようになっています。一周約47分、このレストランで食べる&展望する場合は、スペースニードルの入場料は不要、しかも専用エレベーターが使えるので、込み合っている時でもス〜イスイです。
■ www.spaceneedle.com
スペースニードルのある地区一帯は「シアトルセンター」と呼ばれ、科学系の博物館『パシフィックサイエンスセンター』や子供ミュージアム、大きなフードコートにシアター、そうそう、シアトルの誇るバスケットチーム、ソニックスのホーム『キーアリーナ』もあります。年中たくさんの催し物が開催されており、バイト・オブ・シアトルや、バンバーシュート(夏の終わりに行う歌と踊りの祭典)なども、シアトル市民の楽しみにしているイベントです。レベルの高いエンターテイメントを提供しているMcCawホール、子供を対象にしたミュージカルや劇で定評のあるチルドレンズ・シアターなど、遊びと文化の発祥地といった感じです。
■ www.seattlecenter.com
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遊園地の建物かと思うほどの奇抜なデザイン |
このシアトルセンター内で一番新しい、そして一番目を惹く建物と言えば「EMP」、エクペリエンス・ミュージック・プロジェクト。フランク・ギャリー氏によってデザインされた派手派手な外装、00年オープンの館内では、有名ミュージシャン(ジミヘン、ジャニス・ジョップリンなど)の遺品、ボブディランのコレクション、ジャズやヒップホップの歴史物展示、実際にシェールが着たコスチューム(ウェストの細い事ったら!)、たっくさんのギターの山、などなど盛りだくさん。オリジナルの曲を演奏したり、あるいはロックスターになりきってステージに立つ事も可能!音楽ファンならぜひともゆっくりとみてもらいたいミュージアムです。
■ www.empsfm.org
シアトルセンターからダウンタウンへは、シアトルセンター・モノレール(所要約10分)に乗って、終点ウェストレイク・センターへ。ぜひ足を運んでみたいのが『シアトル中央図書館』。ダイヤモンド型ガラス張りの建物、11階建ての巨大図書館の中はこれまたびっくりのサイケな色合い。会議室のフロアは真っ赤、なぜかというと「会議中に眠くなった人達が色のすごさに目を覚ます」ためなのだそう。広?い読書スペースや「スパイラル」と呼ばれる階段を作らずに設置された本棚の数々。さすがマイクロソフトの本拠地!と思わせるコンピューターの量、アジア系には嬉しい外国語文学や雑誌の各種、ラテスタンドやギフトショップもあります。興味のある方は無料で行われる図書館ツアーや建築ツアーに参加される事をおすすめ。時間はシアトル図書館ウェブサイトでチェックしましょう。
■ www.spl.org
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SAMシンボルの巨人 |
巨大なトンカチを持ったオブジェがそびえ立つのが「SAM」、シアトル・アート・ミュージアム。特におすすめしたいのがカフェとミュージアムショップ。味はもちろん、ヘルシー志向なあなたにも気に入ってもらえそうなメニューが並んでいて、見た目もなかなか素敵なディッシュの数々です。SAMヌードルには日本そばにピーナッツやジンジャーの香りがきいており、ミュージアムを歩き回った後にとても新鮮な味。ミュージアムストアには子供用セクションも用意されており、椅子やテーブルに座ってアーティスティックなおもちゃ達を実際に触る事ができます。ちょっと変わったお土産探しにはもってこいの場所です。
■ www.seattleartmuseum.org
★シアトル春夏秋冬
夏は暑すぎず、また冬も寒すぎず、という事で四季折々に楽しめるシアトル。春夏秋冬それぞれのおすすめをリストしてみましょう。まず春の楽しみは花々! ぜひ北の街スカジットバリーまで足をのばし、一面に広がるチューリップ畑に圧倒されてください。赤や黄色、紫に白、あざやかなカーペットのように広がるチューリップ畑、写真家でなくてもついシャッターを押しまくってしまうかも。チューリップ以外にも水仙なども満開、毎年「ブルーム・マップ」片手にこの地へ向う観光客は絶えません。もう少しシアトル近郊で、という事ならワシントン大学構内の桜などもいいですね。Quadと呼ばれる中庭にある桜並木、ソメイヨシノが満開になるとたくさんの人がピクニックランチなどを持参して「お花見」しています。結婚式のカップルが写真を撮っていたり、三味線奏者が生演奏していたり…。桜の花びらが散る中で春のシアトルを楽しむ事ができます。
■ www.tulipfestival.org
とても過ごしやすい夏のシアトル。ビーチパークに行ってのんびり小さい蟹や貝殻を探すのもよし、またフェリーに乗ってサンファン諸島やオルカズアイランドまで足をのばしたり、ホエール・ウォッチングなども人気があります。フルーツが好きなら、ぜひベリーピッキングにチャンレンジしてみましょう。シアトルから比較的短いドライブで、たわわになるブルーベリーやラズベリーをU-pickできるファームに到着できます。大きくて甘いブルーベリー、バケツに摘みながらつい口にしてしまうと…、ほらほら、黒い皮が歯について証拠になってしまいますので、ぜひファームでお金を払ってから食べましょう。摘むときのポイントは、奥の方や下の方に隠れている実を探す事! ブルーベリーの木はそんなに背が高くなく、子供でも比較的に簡単にできるピッキングです。朝食のシリアルに入れたり、ジャムにしたり、マフィンにしたり、と用途はたっくさん。
■ www.sanjuanisland.org
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オルカとの遭遇もココでは身近 |
秋の楽しみ方では、静かな熱帯雨林、オリンピック半島にハイキングなどはいかが? シアトルからフェリーでベインブリッジ島へ、そこからポート・エンジェルスという場所を目指して北上すると、そこがオリンピック国立公園への入り口。映画「ジュラシックパーク」の雰囲気いっぱいの中で深呼吸すれば、心も身体もリフレッシュします。ハイキングで疲れた後はやっぱり温泉! ソルダックと呼ばれるこの温泉は、お風呂というよりもプール。水着着用ですがお湯の温度はなかなかよろしく、紅葉の中であったまれば身体も心もぽっかぽか。ホテルやキャビン隣接、またキャンプ場も完備していますので、泊まりがけででかけるのもいいですね。
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ソルダック温泉は旅の疲れを癒してくれます |
■ www.visitsolduc.com
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こんな自然がいっぱいのレーベンウォース |
冬場の楽しみはなんと行ってもウィンタースポーツ! ダウンタウンからはスティーブンスパス、サミットなどが近場でスキー&スノーボードができる場所として有名。またホワイトパスやマウントベイカーも人気があります。スティーブンスパスの山の街Leavenworthは「ドイツ村」の雰囲気いっぱいでまるでおとぎ話の中にいるような気持ちにさせてくれます。そしてドイツと言えばビールにソーセージ。湯気いっぱいの屋台が見えたら、そこではおいしいぷりぷりブラットウォーストを味わえる事でしょう。クリスマス時期にはこのレーベンゥォースの街一体がイルミネーションで盛り上がり、なんともフェスティブな気持ちにさせてくれます。ピノキオの映画に出てくるようなかわいい建築物、ホテルやペンションも多数ありますのでスキーの後のお宿としても使えますね。
■ www.leavenworth.org
★シアトルでお腹いっぱい
観光はこれがなくしては語れません「シアトルのおいしいもの」をご紹介しましょう。こちらで一番流行っているのが「パシフィック・リム・クイジーン」と呼ばれるもの。これは、アメリカ料理とアジア料理を足して2で割ったような、アメリカ人にも受けがいいオリエンタルな味。そしてアジア人の味覚にとっても新鮮なアイデアやちょっと西洋チック、お洒落になった「おふくろの味」が人気です。さすが西の端にある州、シェフ達の目は東へ東へと向いているようですね。例えば『ワイルド・ジンジャー』というレストラン。ダックミートを柔らかいパンに挟んで食べるサンドイッチは絶品、またインドネシア風のカレーや抹茶も美味です。パインストリートにある『ドラゴンフィッシュ』ではハッピーアワーがお得。午後4時?6時、また夜10時?1時までの間、飲み物やアペタイザーなどがかなりのお手頃値段になります。ハーフロールのお寿司が1ドル99セント、他にもレモングラスの入った焼きカスタードなどは絶品!ベルタウンにある『Ohana(ハワイ語で「家族」)』では、ハワイと日本とアメリカが上手にミックスされた味が楽しめ、なんとなく懐かしい気分にさせてくれるかも。
■ www.wildginger.net
■ www.dragonfishcafe.com
■ www.ohanabelltown.com
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創作料理が楽しめるワイルド・ジンジャー |
ワイルド・ジンジャーは店内もオシャレ! |
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大きなサインが目を引くカフェ・ラドロ |
カフェと言えばシアトル、シアトルと言えばカフェ。スタバやタリーズはもう全米&全世界でも知られた名前ですが、ぜひマンモスチェーン店ではない地元のコーヒーショップをトライしてみたいもの。例えばパインストリートにある『カフェ・ラドロ』フォームたっぷりのラテ、またFree
WiFi完備ですので、インターネットで観光スポットを確認したり、メールチェックををしたい時に便利です。シアトルッ子はラテを片手に霧雨の降るなか元気に歩き回っているイメージがありますが、確かにここのおいしいJavaを飲めば気分も良くなれそうです。
■ www.caffeladro.com
日本食も豊富なシアトル、旅行中に日本の味が恋しくなったらインターナショナルディストリクトの「宇和島屋」へゴー! 食材だけでなく、本屋の紀伊国屋、またタイ、ベトナム、韓国などの料理がお手軽に楽しめるフードコートも。宇和島屋近くにある『Fort
St. George』というレストラン、こちらはまるで日本の喫茶店の雰囲気。クリームソーダにミートソーススパゲッティ、大根おろしの乗った和風ハンバーグなどたまりません。
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イチローも利用している(?)宇和島屋 |
日本茶もブームのようで、例えばパナマホテル内にあるティーハウスでは、煎茶に玄米茶、抹茶ラテなどメニューが豊富。お茶と一緒にいただくスィートポテト・パイなどもお薦めです。この場所はもともと日本人街の銭湯だったらしく、ティーハウスの壁には日本街だった時の雰囲気を垣間見れる白黒写真が並んでいたり、また「アメリカでのお風呂屋さん」の跡を見学できるツアーも開催(詳しくはパナマホテルまで問い合わせ…Historic
Panama Hotel (206) 223-9242)。お茶をすするだけでなく、ちょっとした歴史の勉強にもなりますね。
■ www.uwajimaya.com
■ www.panamahotel.net
インターナショナルディストリクト内でおいしいお店をさらにいくつか紹介。『パープルドット・カフェ』は香港スタイルの味、中国麺があるかと思えば、洋風サンドイッチやフレンチトーストなんてのもあり、ちょっと目が・? 内装は少々キッチュでして、人によっては「East
Meets Denny's」なんて表現されますが、とにかくわいわいがやがや、夜中まで開いているので、お酒を飲んだ後の小腹がすいた時などに利用できますね。もう少しお洒落に、という方は『Tamaind
Tree』へ。ベトナム系の味に、バーのような小粋さが加わっており、またパティオのキャンドルライトの中で味わう生春巻きやモヒート(ミントフレーバーのラムベースカクテル)は最高にロマンティック。ラーメン党のあなたには、宇和島屋近くの福臨がおすすめ。日本の中華料理屋仕込みの味はなんとも懐かしく、青椒ロースやレバニラ炒めなども楽しめます。
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Purple Dot Cafe
515 Maynard Ave S Seattle, WA
98104
Phone: (206) 622-0288 |
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Tamarind
Tree
1036 S Jackson St Ste A Seattle,
WA 98104
Phone: (206) 860-1404 |
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福臨レストラン
512 South King Street Seattle,
WA 98104
Phone: (206)749-0678 |
★シアトルネイバーフッド
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北欧の妖精(にしては怖い)’トロール’ |
ダウンタウンから少し北の街、フリーモントは「え?」といったサプライズを探せる街。レーニンの象があるかと思えば、ロケットも飾ってある…。え?なぜロケット? シアトルのクリエイター達が集まる街、ちょっと濃いめのピーツ・コーヒーをすすりながら街をぶらぶらすれば、雑貨屋さんにアートストア、オーガニック野菜が色とりどりに目に入るPCCストアなどが並びます。お腹が空いたら『Blue
C Sushi』で回転寿司を頬張るのもよし、デザートには『Simply
Dessert』のおいしいケーキをどうぞ。しか?し、フリーモントに来て必ず足を運んで見て来て欲しいのがこれ「トロール」。またの名を「北欧の妖精」、名称の響きはいいんですが、実際の所その大きさと醜悪な容姿は思いっきり変です、はい。でもこれがフリーモントのシンボル、なぜ高架線の下に? それは「フリーモントだから」なのです。
■ www.simplydessertsseattle.com
★Fun
for Everyone
シアトルダウンタウンはナイトライフもなかなか充実。『トリプルドア』は、ライブエンターテイメントを聞きながらおいしいお食事をとれるライブハウス。出演者はフォークシンガーからウクレレ奏者などバラエティに富んでいます。半円を描いたようなボックス席はなかなか座り心地がよく、のんびりリラックスしながら楽しめそう。このライブハウスのオーナーはパシフィック・リムのレストランで有名なワイルドジンジャーのオーナーでもあり、ディナー(あるいは夜食?)の味はお墨付きです。ジャズが好きな方におすすめなのが『Jazz
Alley』。ステージとテーブルが近いので、足の先から髪の毛までジャズのリズムを感じられるかも。こちらも食事ができるタイプ、ディナー、デザートのボリュームたっぷり、素敵な大人の雰囲気です。ダンス・フィートをお持ちの貴方なら、Century
Ballroomで汗を流すのもグッド。2000スクエアフィートのダンスフロアはまるで映画「シャルウィーダンス?」を思い浮かべるような正統派の趣き。サルサやスィングなど曜日によって違うダンス、ディナーもできるレストランもあります。
■ www.thetripledoor.net
■ www.jazzalley.com
■ www.centuryballroom.com
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巨大ドーム型水槽が圧巻のシアトル水族館 |
お子様連れにお薦めなのが、シアトル水族館。2007年にリノベーションされた館内、入ってすぐのホールはピュージェット・サウンド・ドームと名付けられ、大きな水槽の中ではダイバーによる説明や餌付けなどが楽しめます。ラッコやあざらし、サケの稚魚も観察でき、またドーム型水槽の中を優雅に泳ぐ魚達を眺めていると、まるで竜宮城にでもいるような気分に。ダウンタウンから北方向にあるグリーンレイクには湖をぐる?っと回る遊歩道、スイミングプール、パッティングコースに野球場などもあり、シアトルっ子達の憩いの場です。近くにはWoodland
Park Zooがあり、こちらの園内は檻などをなるべく使わずにできるだけ自然な状態で動物達と遭遇できるように、と設計されています。動物との臨場感があり、また全体的に緑が多く感じるのもそのせいかもしれません。北口にはアンティークな装いの回転木馬があり(別料金)子供達の人気を集めています。
■ www.seattleaquarium.org
■ www.zoo.org
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移動しながらディナーも楽しめちゃうディナートレイン |
大人の遊びだって充実しているシアトル。ウッドゥンビル・エリアには数件のワイナリーが点在し、丸一日テイスティングをして過ごす事もできます。中でも有名なのがシャトー・セント・ミッシェルとコロンビアワイナリー。どちらもなかなかの大きさで、コロンビアの方は『Spirit
of Washington Dinner Train』の停車駅。ちょっとした汽車の旅に加えてワインの試飲も楽しめるようになっています(そして運転しなくてもいいのです)。ミッシェルの建物は素敵なヨーロピアン調、まるで森の中の古城にいるような雰囲気です。どちらもワイナリーツアーやテイスティングを開催しており、ワインを作る行程を学んだ後の試飲は数倍もおいしく感じるはず。ワインだけでなく、グラスやキッチン用品などのお土産品もなかなかのセンスです。孔雀も住むミッシェルの敷地内では、夏の間サマーコンサートなどがおこなわれ、おいしいワインにチーズ、パンなどのピクニックでのんびりと清々しい夏の日を楽しむ事ができます。
■ www.ste-michelle.com
■ www.columbiawinery.com
■ www.spiritofwashingtondinnertrain.com
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テュラリップカジノの入り口の前にはオルカが! |
ショッピングがメインイベントでしたら、巨大カジノとアウトレットのセット観光はどうでしょう? シアトルから車で北へ45分ほどの街、ハイウェイから大きなオルカが見えてきたらそこがTulalip
Casinoです。中に入ると豪華なシャンデリアに大きな広々としたゲーム会場。ランチやディナーが楽しめるビュッフェはそのメニューの数とお手頃値段で人気があります。レストランのみなら子供も利用可能。そしてカジノの横には大きなアウトレットモール、全米チェーンのPremium
Outletです。カジノでお小遣いを稼いでからショッピング?なんてできたらいいですね。
■ www.tulalipcasino.com
さあ、今度のバケーションはシアトルへレッツゴー!
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