こども達の挑戦する心を応援していきましょう
トン、トン、トン...朝から軽快に響くかなづちの音
いつもより早く幼稚園へやって来て 作業に取りかかる小さなこども達の姿があります。
小さなこども達の『作りたい!』『やってみたい!』そんな想いから始まった箱作り活動。かなづちを握る小さなこども達の瞳は真剣です。『おはよう』から『さよなら』の時間までこども達の作業は続きます。
『釘は危ないよ。』『触っちゃだめだよ。』『君にはまだ無理だよ。』『時間が無いから。』『誰もやってないでしょ。』『後でね。』...
子どもに挑戦させない理由って沢山あります。
彼らの挑戦は大人が予想していた通り失敗するかもしれません。上手くいかないかもしれません。しかし、ここでこども達が必要なのは、彼らの挑戦を信じ、彼らの想いを受け入れる大人達の応援の姿勢なのです。
大人が彼らの力を信じ、彼らの安全を確認しながらできる範囲で挑戦させる事によってこども達は学んでいくのです。たとえ、その彼らの挑戦が失敗に終ったとしても、『もう一回やってみよう。』失敗した経験の中から彼らの心に次の難関に立ち向かう自信が生まれるのです。
『あぁ..やっぱり難しかった..』挑戦して後で気づく時って必ずあります。それが学びなのです。失敗の中であっても挑戦できるこども達の心には自信があります。自信のあるこども達は失敗の中から小さな成功への道を見つけ出し進む事ができるのです。
小さな挑戦であってもこども達は真剣です。熱い瞳をしたこども達を目の前に、あきらめちゃだめだよ!君だからできるんだよ!頑張れ!あともうちょい!一緒に熱くなれる大人でありたい...
『危ないよ。無理だよ。』挑戦させない理由を探すより、挑戦できる理由をこども達と一緒に探していきましょう。彼らの手にあったかなづちを持たせたり、彼らの手をとって使い方を教える事や、大人がこども達の安全を判断し、守りながら彼らのやる気を応援してあげる事は小さな彼らの可能性を伸ばします。夢を追いかける小さな子ども達が好きな事を好きなだけ追求できる場所と時間を準備して、こども達の沢山の失敗も成功も一緒に応援した時、彼らの瞳は自信とやる気で満ちあふれる事でしょう。
今日もこども達のかなづちの音が幼稚園中に響きます。
夢を追いかけるこども達の音です。
今しかない今日をこども達は熱く生きます!
大きく育て! こども達! 元気に育て! こども達!