心の成長 〜お友達から学ぶ事〜
先日、子ども達の様子を見守っていた先生からお知らせのメールが送られてきました。そのメールの内容は子どもの世界の厳しさ、優しさを綴った出来事が書かれていました。
〜 今日、あーちゃんといーちゃんが、布をたたんでいる時に、
うーちゃんも来たそうな。
そしたら、おふたりさん、うーちゃんを無視して、布も置いて、
どこかへ行った。
そこで、泣き出したうーちゃん。
さくらちゃんとゆりちゃんがやって来て、
あーちゃんといーちゃんに話をしだした。
何もやってないもん、嫌いって言ってないもん!というあーちゃん。
そこで、さくらちゃん。
「嫌いって言ってないとか、そんなんじゃないよ。
うーちゃんはねぇ、さみしかったんだよ。
わかる?さみしいっていう気持ち。」
そうだよ、さみしいって思ったんだよ。とゆりちゃんも。
相手を責めずに、さみしいって思った子の気持ちを汲んだお二人さん。
すごいよねぇ。人間の器のレベルがずっと私よりも高いわ。〜
子ども達の様子をじっと見守ってくれていた先生に感謝しつつ、子ども達の心の成長に感動したメールでした。幼児期に学ばなければいけない一番大切な事ってここなんです。『心』を学ぶ事。『優しさ』を学ぶ事。それは、お友達をつくる事。お友達を大事に思う事。相手の立場になって考える事ができる事。優しさを分かち合い、『一緒にいると楽しい!』と感じる事、教科書からでは学べない、彼ら自身で体験して学ぶ事なのです。子ども達一人一人、お友達への対応の仕方は違います。楽しく遊んでいるなと思う時もあれば、意見がぶつかり両方大泣きする事も。それでもいいんです。子ども達はお友達とケンカや仲直りを繰り返し、優しくし、される事によって彼らの心に相手を想う優しさが育ちます。彼らの心が優しさで満たされ、その優しさを他の子ども達に分けてあげれる時、子ども達は少しずつ大きな人へと成長していくのです。日々成長していく子ども達。 明日はどのような心の成長がみれるのでしょうか? 子ども達との毎日はドキドキ、わくわくの連続です。