幼児期の習い事について
今回は幼児期の習い事についてお話したいと思います。 わが子の可能性を見つけ、色々な事に挑戦させてあげたい。という気持ちから、子供には様々な事を経験させてあげたくなってしまうものです。 お友達がどこかに通っていると聞けば、家の子もやらせてみようかな。と思うし、ママ友達と一緒に申し込もうと言う話になり勢いで申し込んでしまったり、教室の体験をした後、子供に聞くと、「行きたい」というから。との理由でまた予定が増えてしまう。気が付いてみたら幼稚園児なのに、幼稚園からそのまま車で毎日習い事に直行するほど、すごく忙しくなってしまった。なんて事はありませんか? まず、習い事を始めるかどうかは保護者自身が決断しましょう。子供にはその判断力はありません。子どもにきくと、とりあえず「やる」。ということが多いでしょう。
けれども「やる」と言うから申し込んだのに、いざ行こうとすると、「行かない行かない」と大騒ぎ。毎回なだめすかしながら教室につれていく。行ってみるとなんだか楽しそうにやっているじゃない。と自分を納得させながら、毎週のバトルに親子で疲れてしまう。
以前、生徒の中にも習い事が多すぎて、無気力になってしまった子がいました。そのお母さんは思いきって習い事を途中で全部やめ、幼稚園だけに集中したところ、その子に笑顔が戻ってきました。
習い事に行くことが親子でストレスになっているのに、もうお金も払っているし、途中でやめるのもよくない。。。と思ってしまう気持ち。とても分かります。 でも、小さいうちは、本当に嫌がっているのに無理やりつれていく必要はありません。 特に3,4歳の場合はまだ集団行動自体になれていないことに加えて英語も良く分からない。何かの技術を習得させるのが目的の教室に通うにはまだ早すぎるケースも多々あります。 一回やめても、小、中学生になってから本人がやりたいと思って又やり始めるケースもよくあります。
友人のスポーツインストラクターは、「その道を極めさせたい。と思っているのなら、本当に小さい時から特定のスポーツをやらせるのはいいけれども、普通の習い事なら、小さい頃からやってる子と、小学生くらいから始めた子の差は全くない。むしろ、言われた事を頭で理解して、それができる体のコーディネーションができてからのほうが上達は早い。」といっています。ですから、何でも早く始めればいいという訳ではないのです。
大学生、高校生の息子さんがいるお母さんに「スポーツなんて中学校から自分で選んだものをやればいい。小さいうちしかお母さんとは遊んでくれないから今は家でゆっくり子供達とすごせばいいのよ。」確かにそうですよね。子ども達は日々大きくなり、子育てが出来る時期はあっという間にすぎてしまいます。習い事もほどほどに、子ども達の日々の成長を一緒に喜び合える時間を大切にして行きたいですね。
大きく育て!子ども達!
元気に育て!子ども達!