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11-2006

監督解任劇の裏側

カージナルスの24年ぶりとなるワールドシリーズ制覇で幕を閉じた大リーグの06年シーズン。拙守で墓穴を掘ったタイガースに対し、カージナルスはスーパーサブの田口壮外野手をはじめ、選手たちが堅実なプレーを実践したことが、勝敗の大きな分かれ目となった。

そんな熱戦の裏で、プレーオフ進出を逃したチームは早くも来季に向けて動き出していた。今季は監督の途中解任がゼロという異例のシーズンとなったが、公式戦が終了するやいなや、次々と大なたが振るわれた。選手よりも先にその上に立つ監督の去就が決定するのが常だが、今オフはわずか1カ月足らずで7人もの監督の首が切られた。

まずは、最終戦から一夜明けた10月2日、ナショナルズのフランク・ロビンソン、カブスのダスティ・ベイカー、ジャイアンツのフェリペ・アルーのベテラン3の解任が発表された。いずれも今季が契約最終年。球団は契約延長の意思のないことを伝えた。その翌日には、シーズン中から球団フロントとの確執が明るみになっていたマーリンズのジョー・ジラルディ監督が3年契約の1年目を終えたばかりだったにもかかわらず、バッサリ。4日には、その“管理野球”が選手の不評を買っていると言われているレンジャーズのバック・ショウォルター監督が09年まで契約が残しながら解任された。

これら5チームの共通点は「負け越し」。勝率5割を越えることができず、シーズン終盤からその予兆があっただけに、ある意味、順当ではあった。ところが、残りの2人に関しては完全に意表を突く電撃発表だった。全米を驚かせたのは、16日に明らかになったアスレチックスのケン・モッカ監督の解任だ。昨オフに新たに3年契約を結んだばかり。特に今季は3年ぶりの地区優勝を果たし、プレーオフでは14年ぶりにリーグ優勝決定戦に進出した。就任期間の4シーズンはすべて勝ち越し。通算368勝280敗、勝率・568という立派な成績だった。

その数日後には、パドレスを12年間指揮したブルース・ボウチー監督の退団話が急浮上。地区シリーズで敗れたものの2年連続でプレーオフに進出し、98年にはワールドシリーズに導いた名物監督は契約を1年残し、あっさりとジャイアンツの監督に就任した。

ファンにとっては不可解な解任劇。しかし、両者にも共通するものがある。「内紛」。モッカ監督の場合は、選手とのコミュニケーション不足とビリー・ビーンGMの現場介入が挙げられる。メディアに対してはリップサービスがおう盛だったが、その歯に衣着せぬ発言を快く思っていない選手がいたのだ。それが意思疎通に支障をきたしたようだ。その一方で、監督にとって大きなストレスとなったのがGMの存在だ。本来、GMの仕事はチーム強化であって、現場の指揮ではない。ましてや、勝ち続けている状況で選手の起用にごちゃごちゃと口出しされると、不満が生まれるのは当然。球団主導と見られた「解任」は、モッカの意思による「辞任」でもあった。

対照的にボウチー監督の場合は、ケビン・タワーズGMとの関係は良好。2人の付き合いは現役時代にマイナーでバッテリーを組んだところから始まっており、監督&GMとしてのコンビは11年になる。にもかかわらず、チームを去ったのは、派閥争いが原因と見られる。パドレスは昨年4月にCEOとしてMLBの幹部だったサンディ・アルダーソンを招聘すると、今年6月には前ドジャースGMのポール・デポデスタを特別補佐として迎えた。この2人はかつてアスレチックスで選手運営に当たっていた“師弟関係”。旧派と新派の構図が生まれ、権力で上回る後者が幅を利かせるのは自然な流れだった。

偶然ではあるが、アルダーソンはアスレチックス時代のビーンの上司。マネーボールと呼ばれるチーム作りを教え込んだことでも知られており、デポデスタを含めた3人はマネーボール派ということになる。ちなみに、現在ブルージェイズのGMを務めるJA・リッチアーディもアスレチックス出身だ。

様々な思惑が絡んだ監督交代劇。球団も企業と何ら変わりはない。


 
     
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