夏はトマトの旬です！今回はオーブンで作るドライトマトを使った野菜のパイ。
甘酸っぱいドライトマトと野菜がたっぷり入って味が凝縮されたこのパイは、肉好きにも受けることこの上ないです。

材料 （4インチ正方形のパイ6個分）
表示：（C）=カップ、（Tbs）= テーブルスプーン、 (tsp)=ティースプーン、(oz)=28g

＜ソース＞

• 缶詰のトマト　1缶（12oz）
• 水　1C
• セロリ　2本　（ざく切り）
• 玉ねぎ　中1個　（ざく切り）
• にんにく　2かけら　（ざく切り）
• タイム、ローズマリーなどのフレッシュハーブ　（葉の部分のみを刻んだもの）1tsp分
• 塩、胡椒、　適量
• オリーブオイル　1Tbs

＜パイの具＞

• 玉ねぎ　中2個　（千切り）
• タイム　（葉の部分のみを刻んだもの）　1/2tsp
• オリーブオイル　1Tbs
• にんにく　1かけら　（細かく刻む）
• トマト中　3個分　（1個を6個分の串切りにする、もしくは好みの形にでも）
• チーズ（チェダー、モッツアレラ、パルメジャンなど、好みもの）　1/3C
• 塩、胡椒、適量

＜パイシート＞

• Puff Pastry Sheet　１枚分　（Pepperidge Farm社のものを使いました）
• オールパーパス小麦粉　２Tbsくらい（パイ生地がくっつかないように）
• 全卵　１個分（パイを焼く時に、ツヤだしとして使う）

1.	ドライトマトを作る。オーブンを250度Fのコンビ（Conv)にして、トマトを6つ切りにする。天板の上にパーチメント紙を敷き、スプレー油でさっと表面を覆ってから、トマトの皮の部分を下にして並べる。塩ひとつまみ程度をトマトに振りかけて、オーブン中段で３時間ほどローストする。温度が低いので、焦げたりはしません。トマトの旨味が凝縮された、美味しいドライトマトができます。
2.	ソースを作る。赤ピーマンを水洗いしてからよく水気を拭いて、丸のまま、直火でピーマンの表面の皮全体が真っ黒になるまで焦がす。トングなどでピーマンのヘタを持って焼くとやりやすい。無理であれば、フライパンに少量の油を入れて、赤ピーマンを真っ黒になるまで焼く。皮が真っ黒になったら、ピーマンが入る大きさの容器に入れて、上からラップをしてそのまま30分ほど置く。ピーマンから出る蒸気によって、焦げた皮はするりと向ける。皮、種、ヘタは捨てて、実の部分だけを使う。
3.	ソース続き。中鍋にオリーブオイルを入れて中火にかけたら、玉ねぎ、セロリを加えて玉ねぎが透き通るまで炒めてから、ざく切りにした赤ピーマン、缶詰のトマト、水、にんにく、ハーブを加えて、強火にして沸騰させる。沸騰したら、中火で水分が3分の1くらいになるまで煮詰める。フードプロセッサー、または、バーミキサーでピューレにして、塩胡椒で味付け。ソースの出来上がり。
4.	具を作る。中火で熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、千切りにした玉ねぎ、にんにくと塩ひとつまみ程度を加える。玉ねぎが透き通ってきたら、弱火にして、木べらなどでよく混ぜる。玉ねぎから甘みがで始めると、底がこげつきやすくなるので、底に焦げがくっつき始めたなと思ったら、大さじ2〜3程度の水（分量外）を加えて炒めづづける。玉ねぎがキャラメル色になったら出来上がり。甘みとコクがものすごく出ているはず。少量の塩胡椒、ハーブを加えてよく混ぜてから、粗熱を取る。
5.	パイ生地を用意する。市販のパイシート1枚の表面に小麦粉を軽くつけてから、麺棒で厚さ半分くらいに広げる。4インチ角に切って、余分な小麦粉をはけなどで叩いてから、パーチメント紙を敷いた天板の上に置く。これを後5回ほど繰り返す。この時点で、オーブンを350度Fのベイク（Bake）設定にしておく。
6.	5.の4インチ角のパイシートに、ツヤだしの溶かし卵を表面に塗る。塗りすぎに注意。パイシートの真ん中に3.ソースを2tspほどのせて、軽く広げてから、2Tbsほどのキャラメル色の玉ねぎ、ドライトマト3切れずつをのせて、オリーブオイルを少量振りかけてから（分量外）、オーブン中段で25分ほど焼く。25分ほど経ったら、いったんオーブンから取り出してチーズを振りかけて、さらに5分ほど焼いて出来上がり。そのまま食べてもいいし、余ったソースをかけて食べてもいい。使い切れなかった玉ねぎ、ドライトマト、ソースなどは、そのままクラッカーなどに載せて食べてもいいし、スープやカレー、炒め物など、なんでも使えます。