店で『時価』という印籠をギラギラと見せつける北京ダックが自宅で作れる！ おまけに「皮を取った後の肉はどうなるのか？」という心配もない！　存分に皮と肉を味わった後、残った骨と肉で翌日は鴨南蛮もできる！　鴨を丸ごと愛する事ができる料理がこれ、自家製北京風ローストダック！　お試しください。

コツは最初にお湯で余分な脂を落として、一晩乾かす事。あとは、オーブンでさらに脂を落として、皮をパリッとさせます。手間暇がかかるので、レストランで時価というのも、なんとなくわかる気がします。

材料（７lb　鴨１羽分）
表示 カップ （C）カップ、（T）テーブルスプーン、（t）ティースプーン、

（茹で汁）

• ショウガ　２oz　（皮ごと薄切り）
• コーンシロップ　１C
• ネギの青いところだけ　１束分

（鴨）

• 鴨　７lbのもの　１羽　（内臓を取ったもの）

（塗りタレ）

• 醤油　２T
• コーンシロップ　２T

（皮と具）

• 餃子の皮　３０枚
• ごま油　３T
• ネギの白い所のみ　１束分
• テンメンジャン　適量

作り方

1.茹で汁を作る。鴨が丸ごと入るくらいの大きさのパスタ鍋などに、鴨が浸るほどの水を入れ、ショウガ、コーンシロップ、ネギをいれて20分ほど沸騰させる。

2.火を止めた鍋に鴨を入れ、全体に湯が被るように、3分ほど湯に浸らせる。

3.鴨を慎重に鍋から取り出して、天板の上に網を置き、その上に鴨をのせる。ペーパータオルで鴨の水気を拭き取る。そして、醤油、コーンシロップを混ぜ合わせたタレを刷毛で皮全体に塗る。鴨はその後、冷蔵庫で１晩乾かす。寝る前にもう一度タレを塗るといい。

4.翌日、3の状態のまま、350度Fに熱したオーブンで50分焼く。鴨から脂が大量に出るので、網下の天板に水を張っておくと、焦げない。

5.鴨をひっくり返して、そのまま20分また焼く。その後、鴨をオーブンにいれたまま、高温（400度F）のBroil設定にして、皮をパリッとさせる為に両面を5分ずつ焼く。

6.鴨を焼いている時に、野菜（具）と皮を用意する。ネギはしらがネギにする。ネギの白い部分のみをごく細い千切りにして、氷水に15分ほどさらして水気をよく切っておく。皮は、餃子の皮両面に1枚ずつ刷毛でごま油を薄く塗り、2枚1組にする。中火にしたフライパンで皮が薄くきつね色になるまで、30秒ずつ位焼く。皮にごま油が塗ってあるので、フライパンには油は敷かない。そのあと、1枚ずつに分ける。

7.鴨の皮を適当に切り、餃子の皮の上において、テンメンジャン、ネギをのせて、丸めて食べる。

　　　　　　　　　　　　　　　（みこしばひさえ）