02/2005
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迅速処理のPERMが3月28日から施行
労働許可証取得まで45〜60日!
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PERM
と呼ばれる新しい労働許可証(LC) 申請手続き制度が3月28日付けでついに施行されます。それによって、労働許可申請の審査機関が、書類提出から60日以内(45〜60日の間)に大幅短縮されます。本稿では、このPERMの詳細について解説します。
労働省の仕事が激減
審査期間が短くなる理由の一つは、PERM(Program Electronic
Review Management)という名前の通り、労働省(DOL)が申請書類の受け取りをオンライン化することにあります。(郵送をえらぶことも可能)。また、各州政府の労働当局が関与していた部分を、適性平均給与(prevailing
wage)の決定に限定することも理由の一つです。さらに、求人広告や各種記録に伴う業務を申請者の雇用主に任せることになりました。つまり、求人活動に関する部分を政府に提出する必要がなくなり、社内で自己管理をするのです。それによって労働省の仕事が大きく減るわけです。そして、審査期間短縮の理由として特筆すべきことに、新たな審査制度の導入があります。これは、労働省がすべての労働許可申請書類を審査するのではなく、申請書類の中から無作為に選んだり、あるいは、審査の必要性を示す「フラッグ」をあらかじめ決めており、それに該当する申請書類だけを審査するというもので
す。審査することが決まると審査官は雇用主に連絡し、現行のLC 手続きとほぼ同じ求人活動をするよう要請します。
強化された規定
就業者の視点から見て最も大きな違いは、どのような業務経験が有効かということです。例えば、LC
申請する前から勤務していた会社がスポンサーとなって申請する場合、LC 申請書に記入する業務内容が、その会社で得た経験内容と50%以上異なっていることが条件となります。米政府としては、米国人を雇ってもらいたいわけですから、外国人就業者がその職による経験と同じ内容でLC
申請すると、米国人が同じ経験をすることで米国人を雇えるではないかと解釈されるのです。一方、雇用主の方は、厳しい求人活動規定とそのコスト上昇に直面することになります。まず、専門職には3つの追加求人活動が求められます。また、雇用主は適性平均給与の100%を支払わなければなりません。さらに、職務内容は、その職種に通常要求されるものであることに加え「O*NetJobZone」に準拠する必要があります。「O*NetJobZones」とは、申請者の職能水準を細かく識別するための職種区分および職能水準規定です。労働省が定めたものです。
PERM に切り替える場合の条件
RIR(永住権申請特許審査制度)からPERM に切り替える選択もあります。RIR
で申請中の人には優先順位日付があるので、それを維持したい場合は、RIR 申請を取り下げて、PERM
規定に従って再申請することが望ましいでしょう。
そのためには、次の3 点を満たす必要があります。
- 古い申請と新しい申請が同一であること。雇用主が企業再編の結果として新たなFEIN(連邦雇用主証明番号)を取得しているとしたら、古い申請と新しい申請は同一ではなくなるので注意が必要。
- PERM 規定の求人活動は、同規定に沿った新たな真性が受理される前に完了していること。
- 古い申請書類に記されている情報内容は、PERM で新たに申請される際、PERM
の諸規定を満たしていること。
To evaluate your pending or planned
case for expedited processing throughPERM,
call Immigration Law Associates at (847)
581-0400. |
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(注意)この資料は、我社が法的助言を情報伝達の目的だけの為に用意しましたので、法的助言を熟考する為のものではありません。この資料及び関連ページ、書類、開設、返答、Email 記事はいかなる個人の状況に法的助言を負うものでもありません。 |