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松下先生の健康の新知識
松下先生の健康の新知識 |
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医学誌「Lancet」に2018年4月16日に掲載された、University
College London教授のJudith Stephenson, FFPHらの研究で、「妊娠中の母親の喫煙や飲酒のみならず、受胎前の両親の肥満や食事の質なども、子どもの成長・発育や長期の健康に著しい影響を与える」、と報告されています。
この研究は、英国とオーストラリアの18〜42歳の出産年齢期の女性を対象にした、2つの新たな分析と以前の研究論文の再評価という3つのデータを基にしています。
その結果、両親の肥満は子どもの心臓発作や脳卒中、免疫疾患、糖尿病の確率を高める。 女親の肥満は炎症とホルモンのレベルを高め、卵子と胎芽の成長に直接変化を与え後に子どもの慢性疾患の確率を高める。 男親の肥満は精子の欠陥をもたらし、子どもに同様の疾患リスク。 母体の栄養不良も子どもの発達上の問題に繋がる可能性がある。 女性の約96%は、鉄と葉酸の摂取量が、それぞれ1日あたり14.8mgと400マイクログラムという勧告基準を下回っている、等が判明。
「計画的な妊娠を目指す人々の個々の努力を支えるためにも、栄養と健康に関連する行動を改善する努力を国民レベルで行うことが必要だ」と結論付けています。
医学誌「New England Journal of Medicine」に2017年8月10日に掲載された、ビクター・チャン心臓病研究所のHongjun
Shi, Ph.D.らによる研究では、「妊婦が十分なビタミンB3(ナイアシン)を摂取することで、流産や胎児の先天異常を防ぐ可能性がある」と報告されています。
子どもが欲しいと思う人は、妊活を始める前から肥満を避けるために適度な運動、健康的な食生活で鉄、葉酸、ナイアシンなどを十分摂取し、禁酒禁煙し、先ずは健康になることが重要なようです。
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