医学誌「The American Journal
of Clinical Nutrition」に2019年5月28日に掲載された、英国イーストアングリア大学栄養学部のPeter
J Curtis, PhDらの研究で、「毎日150gのブルーベリーを食べることで、心臓血管系疾患のリスクが低下する」と報告しています。
この研究では、50〜75歳の肥満症の人138人を被験者として、ブルーベリーを150g摂取する群、75g摂取する群、比較群の3群に振り分け6ヶ月後にメタボリックシンドロームの状況、インスリン抵抗性、心臓代謝機能などを調べました。
その結果、ブルーベリーを150g毎日摂取する群において心臓血管系疾患のリスクが約15%低下することが判明しました。
ブルーベリーに関しては、科学学会「Experimental Biology
2011」において、Texas Woman's大学のShiwani Moghe,
MSらの研究発表で、「ブルーベリーには脂肪細胞の増加・発達を抑制する効果がある」と報告されています。
この研究はマウスから採取された培養組織を使用して実験が行われ、その結果、比較対照群に比べて、ブルーベリー・ポリフェノールを最大量に与えた群は組織の脂質が73%減少し、最少量の場合でも27%減少していることが判明しました。
ブルーベリーは、ポリフェノールの1種のアントシアニン、亜鉛、マンガン、ビタミンCやEといった栄養素を豊富に含んでいるので、抗酸化作用や代謝促進作用などの健康効果が期待できます。 参考にしてください。