医学誌「Journal of Toxicology and Environmental
Health」電子版に2018年6月11日に掲載された、ニューヨーク市大学准教授のGayle
Delong, PhDの研究で、「HPVワクチンの接種によって25%の確率で生涯不妊症となるリスクが判明」、と報告されています。
この研究では米国の25歳から29歳の女性約800万人を被験者として調査しました。
様々な他の要因を排除した結果、「HPVワクチンの接種を受けたことがない結婚した女性は75%が少なくても1人の子供がいるのに対して、ワクチンの接種を受けたことがある女性は50%しか子供がいない」ことが判明しました。 また、未婚の女性でも子供のいる率が約25%低い傾向がワクチン接種群にあることが判りました。
Delong博士は、「もし800万人の被験者の女性全員がHPVワクチンの接種を受けていたとしたら、概算で200万人の赤ちゃんの出産が減り、米国の出生率に破滅的減少をもたらして米国の社会に不安を与えていたと予想される」と述べています。
CDC(疾病管理局)によると、「HPV(ヒトパピローマウイルス)は、感染しても殆どが無症候で自然治癒するが、極一部は陰部に良性腫瘍(いぼ、コンジローマ)を発症し、感染者の5575人に1人が悪性化して子宮頚部癌などで死亡」、とされています。
不特定多数の相手と性交渉を持たない限り感染するリスクは殆どなく、仮に感染しても殆どが無症候で自然治癒するウイルスに対して過剰に恐れる必要はありませんから、妊活中の方、将来子供が欲しいと考えている方は、参考にして熟考してください。