医学誌「British Medical Journal」に2017年6月28日に掲載された、英国オックスフォード大学精神医学科及びエジンバラ大学心理学科のCatherine
M Calvin博士らの研究で、「小児期のIQが高い人は寿命が長い」と報告されています。
この研究は、1947年のスコットランド知力調査(SMS1947)に11歳で参加した男性3万3536人と女性3万2229人のデータを基に、被験者の健康状態や生存状況等を2015年12月まで調べたデータを加えて関連性を精査分析しました。
その結果、小児期のIQが低いことは主だった死亡原因と一貫して関連性があることが判明しました。 対照的に、小児期のIQが高い人は、心臓疾患、脳出血、癌(特に喫煙に起因する肺癌や胃癌)、呼吸器系疾患、消化器系疾患、外傷、そして痴呆などによる死亡リスクが低いことが判明しています。
この結果について、「喫煙率と社会的地位や経済的状況などが、小児期のIQと関係している」とCalvin博士は述べています。
以前の研究で、「姿勢が良い児童は、姿勢が悪い児童と比べて平均30%もIQテストの結果が高い」ということや、「IQが高い人は身体がシンメトリー(左右調和)である」と報告されています。
背骨がズレて脊柱が歪むと姿勢も自ずと悪くなります。姿勢が悪くなればIQも低下し、病気になって寿命も短いという悪しきサイクルに陥ってしまうリスクが高まります。
子供の頃からカイロプラクティックで脊柱を整えておくことが大切ですね。