医学誌「Perspectiveson Psychological」2013年1月号に掲載された、ニューヨークClancy
Blair博士らの研究で、乳幼児の知能を向上させるために本当に有効な方法が明らかになり報告されています。この研究では、これまでに発表された誕生から3歳までの期間に知能を向上させるために行われた介入実験などに関連する多くの研究をメタ分析し検証しました。その結果、何もしていない場合と比較して、明らかに効果があるのもは次の4つでした。
1. | 妊婦と乳幼児が、青魚に多く含まれているEPAなどの長鎖多価不飽和脂肪酸を摂取すること(幼児の知能指数を3.5向上) |
2. | 幼児を質の良い教育プログラムに参加させること(経済的に恵まれない家庭の幼児を早期の介入的教育的プログラムに参加させた結果、知能指数が4.0以上向上) |
3. | 親子で会話しながらの読み聞かせ(幼児の知能指数6.0以上向上) |
4. | 保育園や幼稚園に通わせること(知能指数が4.0以上向上、更に言語能力の発達を促進させるプログラムがある場合は知能指数が7.0以上向上) |
親ならば誰しも、我が子の潜在的な能力を発揮させ、成功して幸せな人生を送って欲しいと願うものです。しかし、情報過多の今日、どの情報が正しい情報なのかが判らず、迷ってしまいがちでした。今回の研究は、根拠に基づく情報ですから、是非お役立て下さい。