医学誌「New England Journal of Medicine」2010年3月4日号に掲載された、米国立癌研究所(NCI)のHesse
博士らの研究によると、「インターネット上で一般向けの健康情報が大量に提供されているが、人々は以前よりも医師に相談している」と報告しています。
今回の研究では、7年にわたり約1万6,000人を対象に調査した結果、以下のことが判明しています:
「周囲に雑多な情報が増えるほど、それを理解するために医師の助けが必要となる。有用な情報を選り分けるのは難しいが、医師なら信用でき、粗悪な情報からよい情報を取り出す助けとなる」とHesse
博士は述べています。
医学誌「American Journal of Infection Control」2010年4月号に掲載された、米国コロンビア大学のScanfeld氏らの研究では、「インターネットでは重要かつ正確な医療情報が得られることもある一方、誤った医療情報が「ツイッター(Twitter)」で急速に広まる可能性がある」と報告されています。
研究グループは、2009年の4カ月半の期間内に抗生物質に言及した「ツイート」の5万2000件を特定し、「このうち約700件が誤った情報を含むものであり、使用法に関する誤解や間違った助言のほか、実際に誤った使い方をしているとみられるものも含まれていた」と研究者らは述べています。
インターネットであれ、口コミの噂であれ、情報には発信源となる者が誤った知識に気が付かず発信しているものの他、利益誘導や広告目的などで事実ではない事柄などが含まれている可能性があります。また、草思社から1996年に森英明(訳)で日本語版が出版されたM・スコット ペック著の「平気でうそをつく人たち」〜虚偽と邪悪の心理学〜でも紹介された様に、自分は被害者であるように装い、さも本当のことかの様に嘘を話し、周囲の人達を陥れるタイプの「困った人」が我々の周りには存在します。そういった人が発信源の「悪意に満ちた嘘情報」である場合もあります。インターネットや口コミ・噂などを妄信しないことが、誤った情報から我が身と健康を守る為に必要なのです。
実際に、「カイロプラクティック」に関する情報は、インターネット、雑誌、広告、そして噂など患者さんに訊いた話の殆どが正しくない情報や、思い込み・勘違いなどによる誤解を含んでいます。
西洋医学の医師(MD)は、カイロプラクティックについては学んでいないので、その知識を持っていませんから、カイロプラクティックに関しては、カイロプラクティック医師(DC)に相談するのが適当です。
筆者は、カイロプラクティック学を究めたとして「カイロプラクティック哲学専門医」の認定を日本人で唯一取得しています。カイロプラクティックに関する事、健康と医療に関する質問等は、Dr.松下にお気軽にお尋ね下さい。専門医ならではの「正しい情報」を提供致します。
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