1. |
寝る前のお風呂は、眠りに導く儀式としてとても効果的です。ゆっくりお湯に浸かると交感神経が休息して脳の興奮が静まり、リラックスすることができます。眠りたい時間の1時間位前に入浴するとよいと言われています。少しぬるめの40℃くらいのお湯に入りましょう。42℃だと熱過ぎます。熱いお湯に浸かると交感神経が働いてしまい、かえって眠れなくなるので注意が必要です。入浴後15分くらいで一度上がった体温が下がってくるので眠くなり、上手に寝つくことができます。 |
2. |
寝る前に、首筋が凝っていてリラックスできないときは、ツボをマッサージするとよいでしょう。体の緊張がほぐれ、気持ちが落ち着きます。耳の後ろの骨から指1本下のへこみが安眠に効果的なツボです。左右両側から、中指と人さし指でやさしくマッサージします。押すときに息を吐くようにして行うと、よりリラックス効果が高まります。 |
3. |
考え事をしてしまい眠れないときには、普段気が進まずに積んだままになっているおもしろくない本や難しい本をあえて読んでみるとよいでしょう。嫌なことから逃れたいときに、人は逃避行動を取ろうとして眠くなります。辞書などを枕元に置いておくのもよいでしょう。ただし、推理小説など夢中になって読んでしまう本は目が冴えてしまうので逆効果です。 |
4. |
とにかくすぐに眠りたい時にとても効果的なのが、ホットタオルです。洗面器などに熱めのお湯を張り、ハンドタオルを入れて絞ります。ラベンダーなどの精油を1〜2滴たらしてもよいでしょう。ベッドに入ったら、タオルを目の上で当てて温めます。目からの情報を断つことで脳の緊張が取れ、ほどよい温かさに包まれて気持ちよく眠りに入ることができます。 眠くなったら、タオルが冷たくなる前に外します。 |