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日頃目にする興味深いアメリカ的商品、ちょっと不思議なアメリカ文化などをご紹介!!

2-2017

BUSHIDOって?

アメリカ人のお友達とランチブレークに話をしていたら、ふと「日本の学校では、ブシドーの授業は何年生で学ぶの?」という質問。「へ?ブシドーって? ああ、武士道?」ってことで、ちょっとびっくりの質問でしたが、考えてみたら私は日本人、そして武士道は日本から発生した教え、知ってるべきだ!と思った友人の思考回路はごもっともではあります。でもですね、小・中・高校を日本で過ごした私ですが、そんな授業を受けた記憶はなく…。みなさんはいかがですか?

というわけで、ちょっと気になったので(そして、日本人としての誇りも捨てちゃいけない!というプレッシャーもあり)その『武士道』の教えを調べてみたところ、これがなかなか面白く、ためになるのです。そして、「なんで外国人から聞いたんじゃ?」と情けなくなり反省。というわけで、今回のホクホクでは、このBushido!なる武士道の教えを、少しだけご紹介してみますね。武士道を100%理解するのは至難の技、筆者自身もまだまだ未熟者でして、実際はまだまだ学んでいかなければなりません。ですので、今回はまずイントロダクション・ブシドー≠ニいう事でご理解くださいね。

まず、武士道とは何か?英語では”Way of the Warriors”と訳されます。簡単に表現すると「(日本の)騎士道の約束事」となるでしょうか。武士は、それだけで高貴な身分の人たち、それだけに、武士としての責任や義務が多々とあり、業務としてだけでなく、人格/生き方/考え方、などに対しても特有の理解があったわけです。それらが、武士同士が、長い年月をかけて伝えあい、自然と「約束事」となってできあがったものだ、と言われています。宗教の経典などとの大きな違いは、武士道は、教祖様が「あ?しろ、こ?しろ」と述べたものをまとめた書物ではなく、武士達が武士達のために作り出したルール本≠ニいうことでしょうかね。そして、何よりも「日本人らしい男らしさ」を求めている、とも言われています。とはいえ、内容には女性の心にも響いてくる箇所もあり、現代の社会では男女の関係なく、誰もが何かしらを学べる「武士道」です。

武士道を語るときに忘れてはならないのが、日本人の心に流れている仏教と神道の教えであり、この二つを基盤にし、その上で武士としての規律が生まれるという流れのようですね。まず、仏教の世界からは、生への感謝と同時に、死への理解、そして、服従する心と禁欲を経験することの大切さ、などが根底にあります。神道はというと神≠ニいう主に対する絶対的な服従と恐れや愛着、さらには先祖代々を敬う心、伝統を重んじる姿、などが重要視され、この二つの考え方をもとに、その上で、柔軟で臨機応変な見解を持ちつつ、日々学ぶことを忘れない姿勢、これらが武士道を表現するにあたって非常に大切な部分かと思います。そして、決して頭でっかちにならず、行動あるのみ!というのもなかなか共感できるところです。つまり、知識ばかりを求めていても、それを行動に結びつけられないのならば意味がない、という事ですね。

さて、実際に海外でも知られている武士道の教えには、7つの大きなテーマに分かれているようです。

●義=Righteousness
 
「義」とは、サムライの中でも最も厳しい規律。裏取引や不正行為は、武士道が最も嫌う行動であり、いつでも『正義』を胸に生きて行く!って事です。はい、ごもっともです。打算や損得を考えず、ひたすら正しい道を貫く事は難しい、でもそれをあえて一番大切な精神としてあげているところに、武士道の威厳の高さを感じます。

●勇=Courage
 
「勇」は「義」によって発動される、のだそうです。つまり、勇気は「正しい行いをする」ときに自然と生まれてくるもの。侍人生では、その命を自分で断つ事もあったわけですが、その背後にある考え方は死ぬべき時に死に、生きるべき時に生きる≠ニいうもの。う〜ん、なかなか難しく重いコンセプトですね。また、以下のような詩もうたわれています:その場所を退いて忠節に成る事もあり。その場所で討死して忠節に成る事もあり。

●仁=Benevolence
 
「仁」とは思いやりの心。「同情」や「愛情」という言葉でも表現されます。ひたすら悪い相手を憎んで戦うのではなく、どんな生き物にも、あるいは敵に対してでも、思いやりの心は忘れない、哀れみの気持ちを持つ。「勇」が男性的な強さであるとすれば、「仁」は母のような女性的な強さ、とも言われ、つまり、男性&女性の両方の強さがあって、はじめて、人間としての強さ、が存在するというわけでしょうね。

●礼=Respect
 
思いやりの心だけでは、まだまだ100%サムライにはなれないのです。次は「礼」の心、自分の利益はいっさい捨て、周囲の人たちに礼儀正しく、親切に対応する。どんなに自分が苦しくても、ジェラシーがあっても、人を羨まずに、ひたすら正しい道を求めて鍛錬に勤しむ。つまり「ぶれない人間」であり「謙虚な人間」であり、そして心の力で肉体を全うする、それが「礼」を育くむ近道なのかも…。

●誠=Sincerity
 
こんな表現をみつけました:「誠」という漢字は言≠ニ成≠ニいう漢字が組み合わさって出来ている。言葉から成す、つまり、サムライが発する言葉は成熟したもの、嘘も言い訳もなく、ごまかしもありません。もちろん、どんな人も嘘つきではいけませんが、武士という特別かつ高い階級の人間は、高い基準の「誠」が求められるわけです。「武士に二言はない」という表現もここから来ています。その昔、武士同士の約束にはコントラクトのような書類は存在しなかったらしいです。なぜなら、サムライの言葉には嘘がない、よって、証文をとる必要がない…と。すごい信頼感が生まれていたんですね。

●名誉=Honor
 
武士らしいコンセプトの一つに、「名誉」というものがあります。人に笑われるような行動をしない、恥ずかしい行動をしない、そうする事が「名誉を守る」一番簡単な方法。武士社会に生まれた子供たちは、小さい時から「人前で〜〜〜や、〜〜〜をしない」といった規律の元に育てられていたようです。つまり、しつけをしっかりされていて、しかも、子供ながらに武士としてのプライドを持つように教えられる。それらを家で教示するのは、母親の役目…という事で、そうです、武士社会の女性たちも、この「武士道の教え」には大きな貢献をしていたわけです。

●忠義=Loyalty
 
武士道の世界では、一人一人個人の存在&欲望よりも、まず「国」の存在と方向性が重視されたと言われています。武士達は、自分の主君のために生き、そして必要であれば、死ぬ、というスタンスであったのです。でも実際は、主君が間違った見解や名誉のない行動を起こした場合は、武士道は物申す事がゆるされ、またそういった主君達を厳しく評価したらしい。武士達の賢い頭脳と鍛えられた心と身体が、国を平和に繁栄していくためにどれだけ必要だった事でしょう。

 
海外に住んでいるとどうしても「日本のアンバサダー」的に扱われ、様々な質問を受ける事もあるかと思います。それは、日本に興味を持ってくれている人が多い、という嬉しい事です。本国よりも、海外での方が有名になっているかもしれないこのBUSHIDOという教え、日本の道徳観念を説明するのに、非常に役にたつ内容かと思います。

 

 
     
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