マティーニ Martini： ドライ・ジンがベースの定番カクテル。ほろ苦さと透明感が、大人な雰囲気を醸し出しています。	モヒート Mojito： ラムをソーダ水とライムで割った夏らしい、そして野外に似合う飲み物。ミントの葉をつぶしていれたりします。
ギムレット Gimlet ： イギリス将校の名前が由来の、非常にアダルトな雰囲気のカクテル。基本的にはジンとライムジュースのみなのですが、この絶妙な爽やかさが、大人の男達の味、なのかな。Gimletにはキリの意味もあり、“突き刺すような味”とも言われています。	ピニャコラーダ　Pina Colada： ココナッツとパイナップルの甘みが人気のラムベース・カクテル。スペイン語で”パイナップルが茂る丘”の意味があるそうで。このラムをウォッカに変えると、ハワイでよく飲まれる「チチ」となります。どちらも、紙でできたアンブレラと赤いチェリーの似合う、トロピカルなカクテル。
マンハッタン Manhattan： マリリン・モンローの“お熱いのがお好き”、最近では Sex in the Cityなどで有名になった『カクテルの女王』と呼ばれる飲み物。ウィスキーをベースに甘みにベルモット＆苦みにビターズをミックスし、見た目はマンハッタンの夕焼けを表現しているのだそう。	スクリュー・ドライバー Screw Driver： その昔、男達がねじ回し（Driver)を使ってオレンジジュースとウォッカをぐるぐると混ぜていた事から付けられた名前。ウォッカの変わりにピーチリキュールを利用すると“ファジー・ネーブル”に。Lady Killerという名でも呼ばれる由来は“口当たりがいいのにアルコールたっぷり、女性を簡単に酔わせる事ができる”から。

夏時間は日も長く、レストランやバーでも、室外でのんびりできるような空間がなかなか素敵な場所が多いですよね。そんな「大人」な時間を満喫するためにも、今日はビールやハウスワイン、とは違った“特別なドリンク“をたしなんでみたいなぁなんて思いませんか？お洒落なグラスに入ってくる美しい飲み物を手に、真夏の夕刻を虫の声と一緒に楽しむ。。。うーん、いい感じぃ。

しかし！ここで問題が生じます：カクテルの種類どれだけ知っています？日本で好きだったカクテルをこちらアメリカではどのようにオーダーするの？他にも、なにか「アメリカのバーでの“暗黙のルール”」みたいなものはあったりする？どんな格好してけばいいの？チップはどうするの？そんな貴方の（筆者自身の）質問に答えるべく、８月と９月のホクホクでは「大人ですもの、お酒も飲んじゃう」と題し、米国で人気のカクテルの種類や、こちらのバーでもモジモジしなくていいような、 ‘知っておきたいバーでのお話’も含めてご紹介。

さて、基本的に『カクテルの名前は日本語も英語も変わらない』のが嬉しいところ。マティーニはMartini 、モヒートはMojito、モスコミュールだってMoscow Mule。。。それぞれの単語を英語スペリングに直して、“それっぽく”発音すれば通じますね。あくまで心も身体も大人の方がたしなむのがアルコール飲料。ですので、ちょっと格好よく、ちょっと素敵にオーダーしてみちゃいましょう。

さて、アメリカのバーでのオーダーですが、カウンターに進みバーテンダーに“直接”オーダーする事も多いですよね。その場合、一杯ずつ支払います（チップは一杯につき１?２ドルほど）。しかし、「たくさん飲みたいなぁ」「今日は長居するなぁ」という時は“Can I open my tab?”と伝え、自分の‘テンポラリー・アカウント’を用意してもらう事もできます。その時に免許証やクレジットカードを証拠代わりにキープされるかもしれません。支払う時には”I am ready to close my tab“でオッケー。そうそう、この時にIDやクレジットカードの忘れ物が多いですので気をつけましょう！

それでは、アメリカのバーやレストランで人気のカクテルのいくつかのメジャーなものをあげてみましょうね。今回ご紹介しているのは基本のカクテルばかりですが、その中には、時代と共に洗練され 、味が追加され、そして変化していくものもあります。貴方の「テーマ・カクテル」はありますか？「じゃぁ、いつものお願い！」なんて言えちゃうバーテンさんを知っていますか？大人ですもの、美味しく楽しくお酒を楽しみましょう！