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グリマス、バーディー、フライキッズ、ハンバーグラーに、ビッグマックポリス、、、これらを聞いてすぐにそのキャラクターが頭に浮かんだら、あなたは一流の「マクドナルド・ファン」!そうです、これらの名前は世界に広がるハンバーガーチェイン、McDonald'sのキャラクター。もちろん、、ロナルド・マクドナルドも健在(日本では”呼びやすいから”という理由でドナルド・マクドナルドですけどね)なんですが、世界各国にあるマックの店頭には愉快で陽気なピエロのロナルドの人形が立っていて、それぞれのお国柄が出ていたり(タイでは手と手を合わせたワイ”合掌”のポーズ)、顔の雰囲気が変わっていたり、とちょっとした違いを比べるのも面白いわけです。
さてさて、マクドナルドコーポレーションなる会社、こちら本社はイリノイ州はOak
Brookにあるんです。そしてそして、マクドナルドのフランチャイズとして最初にオープンした、要は「Original
McDonald's」は同州のDes Plainesという場所に!あら、かなり近いんじゃない?これは訪れてみなければいけないんじゃない?という気持になり、車を走らせたのでした。さてさて、お腹も空かせて到着したこの第一号店、店舗の方に勇んで進みますと、、、ガッガーン!ハンバーガーは売っていない!マックシェイクもポテトもない!実はですね、現在この一号店は”博物館”となっていまして、1955年当時に開店された場所に建て直しされたものらしいんです。まるでBack
To The Futureの世界、ちょっと怪しいマネキンさん達も当時のユニフォームで登場。「すっごー、ワインも出してたんだ」と思ったら間違え、これはルートビアが入っていた樽。そうか、全てハンドメイドでポテト皮剥いて、パテもコネコネして、、、大変だったろうなぁ。外の駐車場にはアンティークカーが置いてあったりして、雰囲気抜群でしたね。
さてさて、世界に広がるマクドナルド、年間15億食のハンバーガーが食べられているんだそう!そして店舗数はなんと3万店舗以上らしい。筆者もいろいろ旅をしてきましたが、確かにどこにでもあのゴールデンアーチに出会ったような。出会ってないのは、バチカン市くらいだったかなぁ。ちなみに世界経済を語るにあたり『ビックマック指数(Big
Mac Index)』なるものがあるのをご存知ですか?”ビッグマック”はどちらの店舗で食べても基本の味や質は同じである(はず、なんだそうです)からして、その”品としての価値”も世界どこであっても同じであるはず。違うのは単価、つまり、各地の物価の差がこの”ビックマックの値段”から見えてくる、という事らしいんです。実際、ビックマック指数を比べてみると(2012年度、USドル比較):
アメリカ 4.20
日本 4.16
メキシコ 2.70
スウェーデン 5.90
スイス 6.81
トルコ 3.54
香港 2.12
ブラジル 5.68
中国 2.44
フィリピン 2.68 |
なんだそう。もちろん、実際のところは、原材料費や人権費、それぞれのお国柄の経済状況も違ってくるわけで、一概にこの数字だけで物価比較ができないのはわかっておりますが、それでもなかなか興味深い比較数値ですよね。
世界のマックには、それぞれの文化を反映した『ご当地メニュー』もあるわけでして、これらを試してみるのを”旅の楽しみ”としている人も多いようです(私も!)。
●マック・アルーティキ
菜食主義者の多い場所ならではの味、こちらではお野菜をたっぷりつかったコロッケのような物をバンズに挟んでさぁ召し上がれ!アルーとはヒンディ語でポテトの意味、そうまさにコロッケパンなわけですが、かかっているソースがさすがピリ辛、です。
●プルコギバーガー
名前からすぐ分かりますね、そう、韓国マクドナルドの製品です。日本の照り焼きマック似て、「やっぱり、醤油味っしょ!」という方にはぜひトライしてもらいたい一品。辛くはないです、はい、でもニンニク感たっぷりで、元気がでそう。
●プチン
カナダの大自然の中で作りだされた穀物系な食べ物。ようは、フライドポテトの上にグレービーソース、そのまた上にチーズがかかっている、という身体には絶対よくない食べ物。でもなんだかこれがおふくろの味的な、コンフォートフード的な、、、不思議なカナダのテイストなんです。
●マック・アラビア
こちらはUAEから、マクドナルドで食事、というよりもアラビア文化あふれる道ばたで食べているような雰囲気になるもの。バンズは薄めのピタパンのようなもの、お肉は鳥肉あるいはキョフテという挽肉のハンバーグのようなもの。お野菜たっぷりでなかなかいける!
●パニールラップ
こちらも摩訶不思議な国、インドから。パニールというチーズをメインにしたラップ、やはり菜食主義者さんを考えた発想なのかな。
ここにあげた「面白メニュー」は世界中に広がるマックメニュー中のほんの少し。日本のマクドのように”スマイル0円”ではないにしても、他国の文化に入り込んだマクドナルドメニューを垣間見ると笑顔が浮かんできませんか?
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