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気がついたらもう12月。2012年も終了しますねぇ。マヤ文明だのなんだかんだでは”2012年地球全滅”なんて言われてたみたいだけど、何の事はない、まだまだ地球は元気に存在しているようです。地球温暖化や地震などの自然災害はありますが、それでもなんとか生き延びている人間達。動物達や植物達も同じように元気に生き延びて行けるよう、もっともっと環境に優しく過ごすべきだなぁと思った年ではありました。読者のみなさんの2012年はいかがだったでしょうか?
さて、この時期のアメリカはとにかくフェスティブ!クリスマスにハヌカにクワンザにニューイヤー・イブに、お正月、とイベント続きで盛りだくさん。ジングルベルが響くTVコマーシャルが流れ、街中にクリスマスツリーなどが飾られ、コカコーラのロゴの横にはサンタクロースが出てくる今日この頃、やっぱりこの時期の主役は彼、にっこり笑顔のサンタさんみたいです。どこをとっても『ハッピネス!』そのもののサンタおじさん。大きな身体に赤いふわふわした装い、真っ白なおひげとローズ色の?。こんな人がプレゼントを持って来てくれたら、そりゃぁ嬉しいですよね。
「サンタクロース」は万国共通、と思いきや、実は国によって呼び名も装いも、またその仕事(?)の内容も違ってくるようなんですね。お国によっては、サンタさんとはまた違った存在の人物あるいは妖精がクリスマスのプレゼントを持って来たりするらしく。文化の違い、歴史の違い、いろいろあるようで、今回のホクホクではそんな”世界各国のサンタさん”をご紹介してみよう!という企画でお話を進めていきます。
●まずはアメリカのサンタ
クリスマス・イブに良い子達へプレゼントを持って来てくれる人気者のサンタ。いわゆる私たちがメジャーにイメージしている風貌ですね。アメリカのサンタさんには”ミセス・クロース”という奥様がいらっしゃるようで、彼女ミスター・クロースと同じくらい人気者です。単に「ホッホッホ!」と笑っている旦那さんの横で、とっても奥ゆかしくそれでいてしっかりと頼りになる(たぶん仕切ってるのは彼女)存在の奥様、まぁ主婦の鏡ですね。さらに、アメリカのサンタさんにかかせないのがトナカイの皆様、しかも一匹ずつお名前つき。ダッシャー、ダンサー、ヴィクゼン、キューピッド、プリッツェン、ドナー、コメット、プランサー、そして赤鼻のルドルフ。
●ヨーロッパ系のサンタ
ファザー・クリスマスと呼ばれる彼は、顔の感じはアメリカのサンタさんと似てるんですが(白いおひげとか)、どちらかというともうちょっとダイエットしたような体つきで、しかもローブは緑色。この風貌は、割と宗教色が残っているからという事らしく、聖ニコラウス、あるいは、聖書のお話に出てくる「3人の賢者」に似ているのだとか。ファザー(神父、父なる神)と呼ばれる意味もそこなのでしょうか?さて、ドイツや北欧の国々では、このファザー・クリスマス、しっかりと家の玄関からやってくるのだそうです。しかもちゃんとドアをノックして。。。
●デド・モロズという魔法使いはロシアのサンタ?
所変わってロシアではサンタさんのコートの色が青となり、雪の結晶を思い浮かばせるデザイン。彼の名は”Ded
Moroz”と呼ばれているらしく、むかーしむかしは、人々を凍結させる力のある怖い魔法使いだったのだそう。しかしながら、この悪行から改心した彼、お詫びの意味も含めて、孫であるスノー・メイデン達と一緒にロシアの子供達にプレゼントを配るようになった、めでたしめでたし!こちらのご一行様の足は「トロイカ」、白い馬が白い街の中を進んで行きます。
●ユール・トンプテ、ユール・ニッセン、ユール・プッキ
北欧の三国には、サンタさんの存在と共に、森の中に住む妖精のようなクリスマスの小人達がプレゼントを持って来てくれる、と言われています。ミニ・サンタのような恰好をしていますが、どちらかというとあのノームのような感じ、森林の中で山羊やトナカイ、そして様々な動物達と戯れながら暮らしているようです。きちんとお礼の品を置いておかないと、悪戯されてしまったりするそうで、、、やんちゃなサンタさんみたいですね。
●中国にだってサンタさんはいるのです
”径涎老人”と書いて、中国語でサンタクロース。そうかぁ、老人だもんねぇと納得しますが、そもそもこのクリスマスという文化が中国に入って来たのは割と最近のようでして、感覚としては一昔前の日本みたいな「欧米でなんだか12月25日ってのが盛り上がってる、パーティーしたりケーキしたり、飾り付けもおもしろそう」というノリのようです。という訳で、サンタさんもまぁイベント的な存在、そしてそのモデルになっているのは、やはりアメリカの真っ赤なスーツに白いおひげの彼。
●イタリアのちょっと怪しい女性サンタ
イタリアでは年明け早々、1月5日にラ・ベファナ(La Befana)という魔法使いのおねーさんがほう木にまたがって飛んできて、よい子にはプレゼント、そして悪い子には石炭を置いていくんだそうです。まるでちょっと遅めに来たサンタさん、のようですね。ちなみに、ラ・ベファナの好物はワイン、さすがお国柄が出ています。
●恋人がサンタクロース
最後に(受け狙い)日本ではその昔、松任谷由実さんというミュージシャンにより「恋人がサンタクロース」となりました。そう、素敵なプレゼントを持って来てイブを一緒に過ごしてくれる彼、彼こそがサンタさん!?
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