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先月号に続き、今月号のホクホクでは「ニューヨーク観光記」と題し、筆者が素人として堪能しまたフレッッシュに体験してきたニューヨークでの滞在記をお伝えします。この時期は、クリスマスやらハヌカやらのデコレーションで着飾っているニューヨーク、一番街が美しく奇麗に輝いている時かもしれません。近々アメリカ国内旅行を考えている方、世界でも有数の都市である“ビッグアップル”に足を運んでみませんか?
▼ 自由の女神とエリスアイランド
やはり観光ならこれでしょう!ニューヨークと言えば自由の女神、自由の女神と言えばニューヨーク。世界中からやってきた移民達、まずこの女神を目にして「あぁ、やっと新大陸へ到着できたんだ」と感動した事と思います。今では観光名所として有名、ほんの90メートル級の像なのですが、その美しさと強さは遠くからみても間近でみても、圧倒されます。近くに行くにはバッテリーパークという公園から出ている観光船に乗りますが、この船に乗るまでで一苦労。長ーい行列、そして厳しいセキュリティ。そうそう、午後2時にはチケット売り場が閉まってしまいますのでお気をつけくださいね。船からは女神の像のある島以外にも、エリスアイランドでも下船可能。こちらでは、移民の歴史や当時の移民局の様子などを垣間見る事ができます。
▼ エンパイアーステートビル
ニューヨークのアイコン的存在のビル。“エンパイアーステート”というのはニューヨーク州のあだ名でもあります(考えてみたら「帝国」と言い切ってしまう所がすごいですね)。こちらも警備しっかり、そしてお高いチケットを購入してやっと展望階に行けるのですが、ホクはここのエレベーターが気に入りましたね。なんだかアンティークで、そして映画“めぐり合えたら”でのメグ・ライアンやトム・ハンクスを思い浮かべました。他には、やはり”キングコング”な世界かな。約400メートルから望むニューヨークの景色はやはり奇麗でした。
▼ ロックフェラーセンター
冬場のアイススケートリンク、そしてクリスマスツリーの飾りがあまりにも有名なエリア。大富豪ロックフェラーさんの恩恵を観光地として楽しみましょう。ちなみにロックフェラービル、と名のつく物は19棟ほどありましてね、その中心にあるのがこのセンターなのです。一番高いビルにはやはり展望階がありまして、一般人も入れます(もちろん入場料高し)。暗くなってから昇って夜景を楽しんだ私たち、なんとも感傷深くなってしまって、キラキラした眠らない街ニューヨークを見ながら、ビリージョエルの“New
York State Of Mind”を口ずさみました。
▼ MetropolitanとMOMA
大きな街には必ず大きな、そしてたくさんの博物館や美術館がありますよね。ニューヨークにももちろん数々のミュージアムがあるのですが、その中でもやはり大御所となるのがメトロポリタン博物館とMOMAと呼ばれる近代美術館。説明はいらないと思います・・・。とにかく足を運んでみてください。今まで本の中、教科書の中でしか見る事のできなかった物が目の前に、あなたの手の届く所にあるのです(でも触れません)。
▼ グラウンドゼロ
新しい観光名所、となってしまった“グラウンドゼロ”ー“爆心地”と意味のこの言葉を聞くと、あの悲惨な9月11日の事件がまだまだ新鮮に思い浮かべられます。トゥインタワーという呼び名で愛されていたワールドトレードセンター、このビルの跡地には新しいビルや記念の建物ができあがる予定。小さいながらも、この記念博物館の一部分を紹介している場所があり、当時の様子や、また傷つきながらも這い上がってきた人々の強さと愛情を感じる事ができます。
▼ リトルイタリー
人種のるつぼニューヨークを象徴すべく、マンハッタン島の小さな一角にはそれぞれの国の文化を思い切り出し切った町並みが点在しています。その中でも特におもしろかったのがリトルイタリー。ほんの数ブロックの世界なのですが、イタリア国旗がひらめき、イタリア語が飛び交い、そしてもちろんたくさんのイタリア料理やさん!おいしそうなパスタや甘そうなジェラートにカノーリの各種。そこにロマンティックそうなイタリア人おじさん達が葉巻を吸いながらたむろってるわけです。一歩曲がるとお隣はすぐに中華街、という不思議な散歩道です。大人のイッツ・ア・スモールワールドですね。
▼ タイムズスクエアと5番街
お買い物好きにはたまらない、そして‘都会好き’にもたまらないエリアです。タイムズスクエアは毎年恒例の大晦日での大騒動で有名。Drop
the Ballといういまいち意味がないようなイベントで盛り上がります。5番街は高級ブティックが列ぶ、パリで言うシャンゼンリゼ、東京で言う銀座、といった感じの通り。お洒落な人達を眺めるPeople
Watchingにも最適な場所。そうそう、シアター好きさん、ブロードウェイで羽を伸ばしてください。
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