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アメリカで生活していてかかせないのが「英会話」。あたりまえじゃぁ!という声が聞こえて来そうですが、英語という外国語を使っていると、日本語があやしくなるどころか、英語でもおもったより上手く表現できなくてなかなかストレスになるもの。ネイティブの人達の喋りかたって、なんとなくリズミカル、そして聞いていてちょっと楽しくなっちゃうくらい、あるいは腹立たしくなるくらい、大げさな言い方をしたりしてますよね。そんなドラマティック(?)な英会話の雰囲気を作り出しているのは、「英語らしい相づち」かな?と思いはじめたホク。そうなんです、相手の会話に「ふん、ふん、」と聞くだけでなく、いかにもアメリカ〜ンな相づちができると、なんとも不思議なコネクションが産まれてくるようです。というわけで、今回のホクホクでは、最近はやりのスラング英語も含めながら、アメリカ人の会話の中でよく使われている「相づちの一言」を連ねてみます。皆様の気持ちや表現にあったものがあれば、ドシドシ使ってみてくださいね。
それって本当?」というのを「Really?」と言ってもいいのですが、これを何度も何度も使ってしまってはなんだか相手を信じていないような気がしてきますよね。そこでバリエーションをつけてこんな感じの表現はいかがでしょうかー「Are
you serious?」「Is that so?」さらに「信じられない!(良い話でも悪い話でも)」の時は「You
must be kidding!」なんて風にも言えますね。ちなみに「Seriously!」は、シアトル舞台の病院ドラマ“グレイズ・アナトミー”からの流行語になっています。
流行語、といえば形容詞1つとっても、最近流行のものとそうでないものがあります。たとえば「Sweet!」という相づちは、食べ物や飲み物が「甘い」という意味よりも人生にとって「甘い」、つまり「それっていいじゃ〜ん!」の意味。他にも「Excellent!」「Fabulous!」などと同じように使われているかな。反対の意味も持つ言葉なのに「最高じゃ〜ん」の意味で若者達に使われているのが「That's
bomb!(爆弾)」や「That's bad!」など。bombにはもともと「失敗」の意味もあるので、ん〜、なかなか使い方が難しい(かな)、かつフレッシュな表現。
よく聞く相づちで「Cool!」があります。これは「いいねぇ、恰好いいねぇ」という意味があり、かなり頻繁に使われていますが、同じ意味で最近使われてるようになったものをいくつかリストアップしてみましょうか。「Tight」しっかりとフィットした、という感覚がクールなのでしょうかね。それから「Neat」もそうですし「Awesome!」「Superb!」も使いますね。ちょっと変わった所では「Dope」。由来が麻薬なのでちょっとおすすめできる表現かどうかはわかりませんが、実際若者達によく使われているのは事実(相づち表現としては、マリファナの意味などは含まれない)。
「それはひどい!」の意味では「That's so lame!
」。「That's terrible」よりもさらに「信じられないくらいひどい」という表現に近いかもしれません。似たような相づちで「That's
a mess」は「めちゃくちゃだね、ひどいね」という時に使われます。この「Mess」という言葉、なかなか意味深く使われているようで、例えば「I
am messed up」で「僕はしくじっちゃったよ」、また恰好いいボーイフレンドに近寄ってくる女の子達に「Don't
mess with my boyfriend(私のボーイフレンドに手をださないで)」なんて言い放す子もいるかしら。
「Kick」も最近使われるようになった表現。例えば「That's
kicking!」と言えば「それって最高じゃん!」の意味。「お尻」の意味のスラング「Ass」をつけると「Kick-ass
band」のように「ちょ〜恰好いいバンド」になるのでした。ふ〜ん、サッカーボールをキックする、という単語からこんなにクールな表現がでてくるとは・・・
「That's gross!」を日本語訳にしていちばんしっくりくるのが「うざい」でしょうか。とにかく気持ち悪くて勘弁してぇ、という表現の仕方です。他にも「That's
annoying...」「So disgusting...」なんて言う人も多いかな。もっとひどい時には「That's
sick!」なんて表現できるかもしれません。ちなみに趣味が悪くてダサダサ、という意味で使われるのが「Tacky」ですね。
「当たりまえだよ」「もちろんだよ」は「Sure」や「Of
course」でいいのですが、ひと味変えて「Absolutely!」なんて胸はって言ってみるとなんとなく英語っぽい表現になりますね。
という訳で、ほんの一部ですがご紹介しました英語での相づち表現。このような英語を自分の物にするのにはそれなりに使ってみないとだめなんですが、そのタイミングや言葉のチョイスがなかなか難しいのは事実。そんな時に役に立つのが映画やテレビドラマなどかもしれません。自分らしい英語の表現で相づちできれば、きっと英会話がますます楽しくなっていく事でしょう。
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